コロナ禍における求職状況
コロナで飲食店が悲鳴を上げているだ、イベントができなくなっただ、いろんな話を聞いているので、さぞ就業率等に影響があるのかと、統計局の資料を見てみました。
https://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/tsuki/pdf/gaiyou.pdf
まず見るべきは失業率。2019年6月は2.3%だったのに対して、2020年6月は2.8%と0.5%増という結果になりました。
若干意外な結果でした。もう少し一気に増えるような気がしていたので各種サービスや内部オペレーションの変更などで皆さん頑張っていらっしゃるということですね。
とはいえ全体だけではあまり見えてきません。
分野別就業状況
そこで分野別にみるとどうなのかというと「宿泊、飲食サービス業」が一番の減少で38万人減、次が「建設業」の31万人減。
宿泊飲食はやはり影響は大きかったようで全体でみると1割超の従業員がおやめになったようです。
私はランチでいろんなお店に入るのが好きなんですが、確かにこの時期はどの店もガラガラでしたもんね。うまく宅配事業に切り替えられたところはいいとして、それに失敗した飲食店さんに関してはまさに地獄だったことでしょう。
さらに地獄だったのは宿泊事業でしょうか。宅配という逃げ道もない。MRを使ったりして活路を見出そうという動きはあるようですが、それでもかなり厳しそうです。
そう考えるとGOTOを強行したこともあまり大きな声で非難できなくなってくる……
そして次点は建設業。これは意外でした。
もちろん会社判断で建設ストップしているという話は聞いていますが、建設業って基本は雇うというより個人事業主を集めて作業するって感じだと思うんです。会社は辞めたらもちろん社保関係の手続きするでしょうから数は把握できると思うんですが、個人事業主って……どうやって把握しているんだろう。
建設も1割近く減っているから個人事業主を含めての数だと思うんですが、どうやって集計しているのか謎です。後で調べます。
一方でこんなご時世ですが増えている業種もあります。
一番増えているのは「教育、学習支援」20万人増。
コロナ禍で自宅にいる割合が増えたのでネットで何か勉強を始めるという人が多かったのでしょう。
かくいう私もネット完結の社労士講座に昨日申し込みました。
受けるかどうかは別として前職であまりに社保関係の知識がなくて困ったので。しかも大手資格予備校と比べて圧倒的に安いんですよ。
総論
もうちょっとピンポイントで影響が出ているのかと思ったら、全体的に影響が出ている感じなんですよね。運輸業とか農業もマイナスですし、製造業もマイナス。
プラスになっているのはコロナ関係かIT関係くらい。
医療福祉は若干のプラス。ここは税金を投入してでも増やしていかないといけない気もします。
やはりこれを見る限りでは間口は狭くなっている感じですね。
この状況がしばらく続くとなると、いつ再就職すべきか。
試験終わったらすぐ動くつもりではあったんですけど、すぐに鎮火することを見込んでもう少し充電期間を延ばして英語とかITとかの勉強にあてるのも一つの手か。
それとも並行しながら?
試験終わったら考えないといけないことが山済みだ。
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