減税を訴えるワケ

皆さん中退は好きですか?嫌いですか?色々な中退があるので答えに迷われるかもしれませんが、自分は高校中退が好きです☆

今回は高校中退して20歳までに死ぬつもりで夜も寝ないで遊び倒し予想外に長生きしてしまっているある人間のお話です。

彼は両親の離婚をきっかけにアルバイトに精を出し出席日数不足により高校を中退。奨学金制度に対してネガティブなイメージを持っていた事も中退を選択した背景だった。なぜ、他人のお金で進学させて貰えるのか意味が分からない、自分にはそこまでの価値は無いなどと考えていた。

30歳になり、社会復帰を果たした彼は半生を振り返って考えた。自分が高校中退を選択しなければどうなっていたのか?かつてのクラスメート達の中には役所勤めや医者や経営者等、社会に出て華々しく活躍している者も居る。次第に自分が困窮していたあの時、誰かの助けがあれば今とは違った人生があったかもしれないと考える様になった。かつての自分の様な自立出来ない状況にある人にこそ行政の手助けが必要。救うべき人を救う為の社会保障制度へと抜本的な改革が必要だ。

日本には社会保障がある。ただ生きる事が保障されるのではなく健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する事が保障されている。かつての彼はこの保障からは明らかに漏れていた。不健康で非文化的な生活を10数年送っていた彼の胃袋には穴が開き彼の知識は浅く職業選択の自由は大きく制限されている。

↓国民負担率推移

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災害復興の為、増え続ける社会保障の財源の為等の様々な理由で国民の負担率は増え続けている。少子高齢化が進む日本は今のままならこの傾向は変わらない。

↓過去15年間の手取り額推移

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会社員が給料から天引きされる額は増え続け総支給額が一定であれば手取り給与は減り続ける。税率が上がり続ければ手取り額もさらに減少していくことが予想される。

投票率の推移

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選挙の投票率は減少傾向が続いており、今や寡頭政治の様相を呈してきている。少数の権力者達が政治を動かしている事実は権益拡大に繋がり税率は上昇傾向を続け、一部の利権が守られる代わりに日本経済は低迷を続ける事になる。

民主主義国家に於いては望むか望まないかに関わらず、全ての国民は政治家の側面を有している。しかし多くの有権者が政治家としての側面を放棄してしまえば一部の権力者が権力を濫用するようになり民主主義のシステムを持った独裁国家へと成り下がってしまう。有権者が政治を放棄する事は、国民の生活に直結する税率や、国の性格を定義する憲法、法律等に関する諸所の事柄に関する決定権を権力者に明け渡す事を意味する。一度集めた税金を公平・公正に分配できる人間は存在しない。権力者の価値観により税の配分が行われ立法が行われる様になることを意味している。このことは避けようのない事実であるから、権力者の不公平な配分を可能な限り少なくする事が何よりも公平であり、公正。1人でも多くの有権者が政治に関与する事だけが権力者の不公平な配分を減らす唯一の道であり、社会的弱者を救う道だと彼は考える。その為に一人でも多くの有権者が立ち上がる事を願う。



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