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だいぶと空いちゃいましたね。申し訳です😖

さて私の移住生活の続きをお話致します。

人生で色々と初めてな事が多すぎてまるで赤子のような見るもの全てに興味がでる好奇心から始まった移住生活。

移住生活の条件としてあった炭職人の下で働きながら生活をするというのを前回noteにも書いてたと思うのですが、この炭職人の仕事がまあしんどくて、僕の人生でベスト3に入る過酷ぶりでした。

田辺市は元々紀州備長炭を作る環境も整っているので、脱サラされた30から40歳の方が第二の人生として炭職人に憧れて修行しに来られる方が多いみたいなのですが、炭職人の仕事は体力的にもしんどくて、休みもほぼなく本当にこの仕事を好きじゃないと絶対に続かない仕事で、軒並み炭職人に憧れてきた方々は辞めてったりする人が多い。

そんな情報を物部さんから聞かされ、
あっ相当しんどい事は間違いないな。
と思いはしたが、そんなに深くは考えなかった。
実際やってみるとそんなにキツくなくむしろ初め扱う器具が多くてめちゃくちゃ楽しかった。

ねぇ、うん可愛いですね。

あっ違いますよ!!

僕のことですよ!!!

お前のことかい!!!ズコーッ!!!

お待ちかねのズッコけも終わったとこでこの写真にうつってる機械は備長炭の原料となる木、もしくわ備長炭を作る時に釜の中に火を延々と燃やさないといけないのでその為に必要な木を上の三角形の刃で真っ二つに割る機械です。
(2個目の説明長かった割に1つも理解できなかったよ!ていうのは無しで😅)

とにかくこれで木を割ってその原木を並べたり釜の火を焚きつづけるために木を入れる、これの繰り返しでした。

そんな物部さんが言ってた割に全然しんどくねぇじゃん、むしろ余裕じゃん!

そう思ってた矢先、本当の過酷な仕事が待っていたのでした。

それが窯出しという作業。

これは10日に一度行われる作業で、窯で燃やし続けた原木を窯の外に取り出すのだが、これが本当にしんどい。とにかく熱い。

見えますかねこの炎の勢い。

薄ら外に漏れてる青白い炎が見えませんか??

コンロの火でも言いますよね、1番熱い火の色は赤じゃなくて青だと。

これは最強版です。火の暑さの最強は青白いんです。(多和田の持論ですよ。)

この距離から写真撮っても肌から火が出るんちゃうかぐらい熱すぎるんです。まじで。何千度の温度がありますきっと。

その窯の中からその燃えてる炭になる原木を専用の長い孫の手みたいな棒で取り出すんです。


専用の長い棒が写ってなく申し訳ないですが見て下さいこの写真。

最悪自分の命を担保に、何億の借金を返さなければならなくなった地下労働者感。

もう顔の生気がなくなってますよね。

これの中に長い孫の手みたいな棒を突っ込みかきだしていく作業を8時間ぐらいかけてやっていくんです。

そりゃあもう冬でしたけど、汗で体全体ビッショビショ。顔真っ赤っかでした。

やめていく理由がわかりました。

でもそれだけでなくこの作業を朝から初めて夕方までには終わらした後に、夜遅くに窯入れという作業がありました。

これもまた地獄でした。

何千度で燃やしてた窯の中に何時間後にその窯の中に備長炭の原料となる木を200本ほど並べていく作業で、これは一応何時間後に行くとは言っても何千度の窯だったのでそれでもめちゃくちゃ熱くて中の温度は200度ぐらいあったと思います。なのでこちら

とにかく肌が出てる面積を少なくしないと窯の中にはいったら肌がとんでもないことになるぞという理由でタオルを巻かされました。

見てください、
こんなもんただの作業員ギャングです。



作業員ギャングってなんだよ。

自分で気づいて良かったです。とにかくその作業も窯の熱が冷めない内にやらないといけないのでスピーディーに並べていくんですが、これも初めての経験なんですが窯の中熱すぎて呼吸ができないんですよね。

とにかくこの作業を10日いっぺんしないといけないと考えたらそりゃあ辞めていく人多いだろうなと思った。

いやー思い返しても我ながらこの時はよく頑張った。

自分で自分を褒めてあげたい。

世代にはわかるあの方の名言ですよね。

今日はここまでにしときます。

それではまた。

サポート頂ければ大変多和田は嬉しゅうございます。このnote面白いなと思ってそこからサポートまで頂けたら多和田はもう大感激でございます。