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「君におはようと言えたら」セッションログ

クトゥルフ神話TRPGのセッションログです。

セカイ様作成、シナリオ「君におはようと言えたら」のネタバレ、改変を含みますので、プレイ予定の方は閲覧しないでください。

またPCの発言で、悪意を持ち他人や特定の人物を不快にさせる発言はしておりませんので予めそれを念頭において読んでいただけると幸いです。

お借りしましたシナリオ:http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=7022835

KP:たべすぃ

PL:深緋晴明(ろとう) ※不定の狂気(雷恐怖症)

  (田中ナナ/忠太(たべすぃ))

※このセッションログは、別シナリオを通して両性になった探索者を扱います。両性が苦手な方はブラウザバックをお願いします。

※同棲関係。恋仲関係ではないけれど、お互い唯一の存在。
深緋は田中が両性になった原因を知らず、田中は深緋が別世界線の深緋とすり替わったことを知らない。

●23前セッションログ⇒氷鏡の城 23次セッションログ⇒罪を越えて

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「君におはようと言えたら」

●Pr.

KP:居候の身である田中はある日、家の掃除をしていた。

田中ナナ:「..ん?なんだこれ」

KP:ゴミ箱からなにやら一枚のものを拾いだす。

田中ナナ:「.............これ、」


●導入-ある日のこと-

KP:時刻は19時頃。なんやかんやあったが再び同棲している深緋と田中の夕食時。

KP:今日のご飯はハヤシライスだ!

KP:たわいない会話をしていると、机を挟んで前に座る田中がそわそわしていることに気が付くだろう。

田中ナナ:そわそわ

深緋晴明:「…?どうかした?」もぐもぐ

田中ナナ:「エッ!あ、 えっと、あ、あのさ」

田中ナナ:「...そ、そういやさ!セイメイって6日って予定あったっけ..」

KP:深緋はその日は二日続いて翌日も休みだったことを思い出す。

深緋晴明:「6日?…うん、何もないよ」

田中ナナ:「あっ、そ、そっか!あ あのさ」

深緋晴明:「うんうん」聞く姿勢

田中ナナ:「ちょっと離れた所なんだけど、夢ヶ丘パークっていう遊園地のさ、チケット貰ったんだけど..」

田中ナナ:「ど、どうかなって....」

深緋晴明:「遊園地?いいね、楽しそう」

深緋晴明:「デートだね?」にや

田中ナナ:「ブッッッッ」

田中ナナ:「い、いや、こ、この前..色々..勢いで..色々言っちゃったから、ごめんっていうか.....謝りたかったのと..」

田中ナナ:「な、なんか区切りつけとかないと、自分が嫌っていうか..!だ、だから、一緒に出掛けたいなって思いまして」

深緋晴明:「なんだ、まだ気にしてたのか?…はは、うん、誘ってくれて嬉しい。楽しみだな~!」

田中ナナ:「..良かった。喜んでくれて..」

田中ナナ:シークレットダイス

深緋晴明:「ナナちゃんと一緒ならどこ行くのも嬉しいよ」

田中ナナ:「オッ..嬉しいこと言ってくれるじゃん..!じゃあ6日の10時に渋谷のハチ公のとこで待ち合わせね」

深緋晴明:「うん?家から一緒に行くんじゃないの?」

田中ナナ:「あっいや、その前にちょっと僕寄るところがあって..だから待ち合わせでいい?」

田中ナナ:「ちゃんと待ち合わせには間に合わせるから」

深緋晴明:「そっか、オッケー。10時な」

KP:そんな感じで二人は6日の予定を立て、各々お風呂入ったりなんだりして寝る。


●6日当日:朝

KP:6日当日。深緋がもぞもぞとお布団から出ると、すでに田中は家を出る準備を済ませていた。

KP:ちょうど玄関を出るタイミングだ。

田中ナナ:「あ..ごめん、起こしちゃったか」

深緋晴明:「んぁ…早いね、いってらっしゃい」もぞ

田中ナナ:「あ、スープ温めて食べてね。ジャム作ったやつ冷蔵庫に入ってる」

深緋晴明:「は~い…」むにゃ

田中ナナ:「今日10時にハチ公のとこね!じゃあいってきます」

深緋晴明:ばいば~いって手振ります

田中ナナ:手を振り返します

KP:田中はパタパタと急いだ様子で玄関から出ていく。


●6日当日:出発時刻

KP:深緋もそろそろ家を出るかなという時間になる。

深緋晴明:普通に軽装でむかいます!


●6日当日:10時

KP:では時間通りに深緋は待ち合わせ場所に着くだろう。

KP:手をつなぐカップルやスカートの短いJK、近くの喫煙所から煙草の匂いがこちらに流れてくる。

KP:時間を確認し、待つ。

KP:しかし、待ち合わせ時間がきても、それを10分、20分と過ぎても、田中は待ち合わせ場所に現れない。

深緋晴明:「どうしたんだろ…用事長引いてんのかな」ぽちぽち 大丈夫?ってらいんします

KP:田中にLINEを送るが既読もつかず、返事もない。

深緋晴明:電話かけます

KP:田中に連絡を取ろうと試みるが、一切の応答がない。

深緋晴明:「………?ま、まさかまた何か巻き込まれてないよなァ…?」

深緋晴明:ちょっと不安だけどもう少し待ってみます

KP:深緋は待ち合わせ場所で待ち続ける。


●6日当日:14時頃

KP:..どれくらい経ったろうか、お昼をとっくにすぎたころ、14時頃に既読がつくのを確認するだろう。

KP:そして、田中からLINEが来る。

田中ナナ:『ごめん..連絡できなくて..待ったよね』

深緋晴明:『大丈夫だよ、何かあった?』

田中ナナ:『ちょっと色々あって..もっと早く連絡できれば良かったんですけど、今日ちょっと行けなくなりました。本当にごめん。』

深緋晴明:『そっか、いいよ、また今度行こう?家には帰ってくる?』

田中ナナ:『誘った身なのに本当にごめんなさい。明日も用事なかったよね?』

深緋晴明:『うん、明日も暇』

田中ナナ:『今日は帰れなさそう。ごはんの用意もできてない、ごめん』

深緋晴明:『そっか、了解』

田中ナナ:『良かったら明日改めて遊ばない?ドタキャン本当にごめん』

深緋晴明:『俺は全然気にしてないからいいって!明日ね、ナナちゃんの方は大丈夫なの?』

田中ナナ:『ありがとう。僕の方は大丈夫です。心配かけてたごめんね』

KP:と、田中のそのメッセージ以降新しくメッセージは届かない。

深緋晴明:帰って寝なおそう!


●6日当日:帰宅後

KP:では深緋は帰宅するだろう。

KP:LINEにもあったとおり、夕飯の時間になっても田中が帰ってくる気配はない。

KP:今日の夕飯の準備はしていなかったようで、朝のスープが少し残っているだけだ。

KP:悲しくカップ麺をすするかもしれない。

深緋晴明:ズゾゾゾ

KP:やがて就寝の時間になる。

KP:布団に入り、端末の電源を落とそうとした瞬間、ポーンという通知音がくる。

深緋晴明:「?」みます

KP:見てみると、オカルト好きな友人からのLINEだった。

KP:内容は『なんかおもしろい都市伝説みつけたったww』というもので、続いて掲示板のURLが送られてくる。

KP:深緋は内容に目を通す。

『▼掲示板の内容要約
・都市伝説「呪いのキスマーク」
・最近某市内で突然死が増えているらしい。
・その原因は不明
・しかし突然死した人には共通点があり、首元に痣のようなものがある。
・そのことから「悪魔のキスマーク」や「呪いのキスマーク」と言われている。』

深緋晴明:適当な返信返して寝ます

KP:友人からはポプテピのスタンプが返ってきます。

KP:田中のことを気に掛けながらも、その日は眠ることだろう。


●翌日:7日

KP:昨日と変わらず身支度をし、昨日と同じように待ち合わせ場所に向かう。

KP:10時ハチ公前。待ち合わせの時間に遅れることなく、田中はやってくる。

KP:やってきた田中は普段はつけていないが、耳の上にひまわりの髪飾りをつけている。

田中ナナ:「昨日はごめん、ちょっと色々あってさ..」

深緋晴明:「ううん、気にしないでいいよ。その髪飾りかわいいね」

田中ナナ:「!あ、ありがと。これね、ひまわり..」

深緋晴明:ccb<=75 アイデア?

Cthulhu : (1D100<=75) → 22 → 成功

KP:深緋は田中の服に目がいく。昨日と同じ服を着ていることに気が付くだろう。

KP:確かに昨日は帰宅しなかったが、いくら同棲している仲だとしても服くらいは着替えるのでは?とも思うだろう。

深緋晴明:「昨日はどこに泊まってたの?」

田中ナナ:「えっ」

田中ナナ:「あ..えっと..あ、危ない場所では..ないよ」

深緋晴明:「なにそれ、危ない場所って…はは、そっか」うけた

田中ナナ:「えっなんで笑うんだ..?ま、まあいいか..じゃあ、いこいこ!」コキの背中押して向かいますね

深緋晴明:笑いながら背中おされます

KP:二人は夢ヶ丘パークまで電車で向かう。

田中ナナ:「夢ヶ丘パークってさ、結構今人気みたいでさ~色々あるんだって」

KP:電車内で田中はスマホの画面を見せ、夢ヶ丘パークの公式サイトを表示し、スワイプして見せてくれる。

KP:一見普通のテーマパークであり、気になる点や不審だと思う点はないだろう。

深緋晴明:「へぇ、そうなんだ。どれに乗りたいとかある??」

田中ナナ:「お、お化け屋敷以外なら..」

田中ナナ:「セイメイは遊園地とかよく行く?セイメイって絶叫系好きそうだなぁ..」

深緋晴明:「お化け屋敷も楽しいのに…そうだなァ、たまにか?絶叫も好きだけど」

田中ナナ:「ま、まあ祓い屋..やってるし..そっか.....」

深緋晴明:「でも観覧車とかもいいぜ」

田中ナナ:「僕遊園地とか子供のとき以来だわ。だから多分今乗ったらいける気がする、絶叫系とかは」

深緋晴明:「まァ乗ったら最後降りれないからな」

田中ナナ:「うん..................」


●夢ヶ丘パーク

KP:たわいのない話をしつつ駅を乗り継ぎ二人は夢ヶ丘パークへ無事に到着する。

KP:夢ヶ丘パークは標高が高いところにある遊園地で、周りはほとんど山に囲まれている。

KP:地元から電車を乗り継ぎ、2~3時間程かかるところに位置している。

KP:チケットを持っていたため、すんなりと入場できる。

KP:入場の際に遊園地のパンフを渡されるだろう。

KP:パンフレットを確認すると、おみやげコーナー、ジェットコースター、ゲームセンター、バイキング、お化け屋敷、観覧車、メリーゴーランド、コーヒーカップ、フードコードがあることがわかる。

田中ナナ:「ついた!」

深緋晴明:「結構なんでもあるなァ、どっから行く?」

田中ナナ:「めっちゃ遊園地久しぶり、えっ何から行く?」聞き返しちゃう

深緋晴明:「じゃあ最初はジェットコースターとか行っちゃうか」手ひっぱってこ はしゃぎ

田中ナナ:「うっそ、ま、まじか...........って、ちょっとウワッ」引っ張られ


●夢ヶ丘パーク:ジェットコースター

KP:二人はジェットコースターまで来る。

KP:夢ヶ丘パークの名物アトラクション。日本一早いジェットコースターと言われているが、それが本当なのかは定かではない。

KP:待ち時間30分~45分とプレートを持った係員が立っている。平日だからの待ち時間だろう。

深緋晴明:「やっぱ平日だと空いてていいな!」

田中ナナ:「ま..まじか..まじか....一番早いって、嘘だろ、嘘だわ..」

田中ナナ:「だな~、僕も休みで良かった」

深緋晴明:「怖い?やめとく?」

田中ナナ:「こ、怖いけど、多分僕のこと気にしてたら全然乗り物乗れないと思うし」

田中ナナ:「セイメイが乗るなら..乗る」

深緋晴明:「いいね、乗ってみたら案外楽しいかもしれないしな!」いこいこ~

KP:二人はジェットコースターに乗り込むだろう。

KP:ガタンガタンと進み、最初の山を登ったあと一気に降下をし、スピードをぐんぐんとあげていく。

KP:グルグル回っていく。グ~~ルグル。一回転!

田中ナナ:ccb<=12 POW*5

Cthulhu : (1D100<=12) → 69 → 失敗

深緋晴明:ccb<=60 POW*5

Cthulhu : (1D100<=60) → 41 → 成功

KP:深緋は普段と変わらず、一方隣の田中は真っ青になりながら出口から出てくる。

KP:どうやら最後の落ちる場所に撮影ポイントがあったらしく、ジェットコースター乗り場の横のカウンターに自分たちが写ったものが画面に表示されている。

田中ナナ:「...............................」げっそり

深緋晴明:「ナナちゃん顔色悪いよ?怖かった?」にや

田中ナナ:「じぇ、ジェットコースターは合わない体質らしい..」オエップ

田中ナナ:「よ、よくあれ乗って大丈夫だね....セイメイ」

深緋晴明:「まぁ俺こういうの割とね!ちょっと休もっか…あ、写真あるよ」

KP:モニターには楽しんでいる表情の深緋と手すりに摑まるのに必死な田中が写っている。

KP:写真の値段は1000円するらしい。

田中ナナ:「ごめん..だ、大丈夫だから。うわっ写真...うわ...なんだこれ..」

深緋晴明:「あはは、ナナちゃんめっちゃ必死」

田中ナナ:「ジェットコースター慣れしてないもんで..」

深緋晴明:「買っていく?」

田中ナナ:「................うん、記念に買っていこっか」

田中ナナ:買うよ~

深緋晴明:買おうね~

田中ナナ:「次どこ行こうか」パンフ見てるね

KP:今の時刻はお昼すぎくらいですね。

深緋晴明:「ん~、お腹すかない?」

田中ナナ:「あっ..そっか..うん、朝食べてないからお腹すいたかも」

深緋晴明:「朝食べてないの?そりゃジェットコースターは耐えられないだろ~、何か食べようか」

田中ナナ:「だからか~~なるほどな~~じゃあフードコート行こうか」


田中ナナ:ccb<=60 幸運

Cthulhu : (1D100<=60) → 52 → 成功

深緋晴明:ccb<=65 幸運

Cthulhu : (1D100<=65) → 34 → 成功


●夢ヶ丘パーク:フードコート

KP:二人はフードコートまで来る。

KP:色々な種類の料理が選べるフードコート。和洋中はもちろん3○1アイスクリームのお店も入ってる。

深緋晴明:「何食べようかな~」きょろ

田中ナナ:「僕はセイメイと同じものでいいかな..」

深緋晴明:「そう?じゃあパスタとかは?」

田中ナナ:「あっいいね、イタリアン~」

深緋晴明:パスタ買おう

田中ナナ:同じ物頼むね

KP:美味しいパスタが食べられました!

田中ナナ:「そういやさ、ここ夜に花火があがるらしいよ」もぐもぐしながら

深緋晴明:「へぇ、花火かァ」

深緋晴明:「それも見て帰ろうぜ」

田中ナナ:「あ~~でも夕飯別の場所で予約取っちゃったんだよね....」

田中ナナ:「そこからも見えるといいんだけど」

深緋晴明:「予約?」

田中ナナ:「うん、夜はどうせなら別の場所で食べようと思って。駄目だったかな..」

深緋晴明:「ううん、駄目じゃないよ。いろいろしてもらってありがとね」

田中ナナ:「!いや、..え、えっと、ううん。こ、こっちこそありがとな!」

深緋晴明:「うん?礼を言われるようなことしたか?」?

田中ナナ:「ううん!気にしないでくれ..」

田中ナナ:「お腹いっぱいになったし次どこ行こうかね」パンフ広げ

深緋晴明:「ゲームセンターとかは?」

田中ナナ:「いいんじゃない?行ってみよっか」


深緋晴明:ccb<=65 幸運

Cthulhu : (1D100<=65) → 3 → 決定的成功/スペシャル

田中ナナ:ccb<=60 幸運

Cthulhu : (1D100<=60) → 88 → 失敗


●夢ヶ丘パーク:ゲームセンター

KP:二人はゲームセンターに来る。

KP:中にはUFOキャッチャーや一昔前のメダルゲーム、遊園地特有のだっさいプリクラ機がある。

KP:一昔前の切ってわけるものではなく、ぺりっとはがせるシール感覚のもの。

田中ナナ:「へえ~ゲーセンってこんな感じなんだ、初めて来た」

深緋晴明:「遊園地のゲーセンって古臭いんだよなァ」

田中ナナ:「そうなんだ、確かにちょっとレトロというか?」

深緋晴明:「ね、UFOキャッチャーとかやったことある?」

田中ナナ:「ないよ、ゲーセンすら来た事ないし」

深緋晴明:「よし!じゃあ一発手本を見せてあげよう!」

田中ナナ:「おっ」キラキラ

深緋晴明:「ナナちゃんどれか欲しいのある?」

KP:UFOキャッチャーの景品ラインナップはお菓子の詰め合わせや抱っこできるサイズのクマのぬいぐるみ等。

KP:※UFOキャッチャー:DEX×5(人形をうまく掴んで持ち上げられるか)に成功した上で、幸運(落ちることなく穴までうまく運べるか)に成功すると見事景品を獲得できます。

KP:一回100円、500円で6回遊べる。

深緋晴明:500円いれます

田中ナナ:「ん~~なんでもいいけど..取れやすそうなのでいいよ」わくわく

深緋晴明:CBRB(35,65) くまちゃんとれるか?

Cthulhu : (1d100<=35,65) → 57[失敗,成功] → 部分的成功

KP:クマちゃんにアームがうまくひっかからなかった。

深緋晴明:「ま、まだまだ」

深緋晴明:CBRB(35,65)

Cthulhu : (1d100<=35,65) → 49[失敗,成功] → 部分的成功

田中ナナ:「む、むずかしそう..」

深緋晴明:「……」

KP:クマちゃんはアームにデレません。

深緋晴明:「ナナちゃんもやってみる?」

田中ナナ:「え!いいの!」

深緋晴明:「ビギナーズラックってあるからな」

田中ナナ:「..?ちょっとやってみるわ..!」わくわく

田中ナナ:cbrb(25,60) くまちゃんトライ

Cthulhu : (1d100<=25,60) → 65[失敗,失敗] → 失敗

KP:アームが一番奥まで行きます。

田中ナナ:「??????」

深緋晴明:「えっとね、アームがくまの真上に来たところでこのボタンを離すんだよ」もっかいいってみよ

田中ナナ:「あっこの矢印って奥行なんだ、なるほど..」

田中ナナ:cbrb(25,60) 教えてもらったので

Cthulhu : (1d100<=25,60) → 52[失敗,成功] → 部分的成功

KP:なかなか奥行きがつかめないようです。

田中ナナ:「ン~~~~~~」

深緋晴明:「わかる、難しいよな~」

田中ナナ:「僕見る専だわ..」

深緋晴明:「ここまで来たら捕りてェな…」よし

深緋晴明:CBRB(35,65) よし!!

Cthulhu : (1d100<=35,65) → 92[失敗,失敗] → 失敗

KP:残り回数1と表示されている。

田中ナナ:「む、難しいな..」

深緋晴明:CBRB(35,65) ラスト!

Cthulhu : (1d100<=35,65) → 78[失敗,失敗] → 失敗

KP:クマちゃんは少し位置が手前に来たが取れなかった。

深緋晴明:「あはは、俺これ苦手だわ…」

田中ナナ:「(手本って言ってたけど..調子わるかったんだな...うん!)」

田中ナナ:「取れなかったけど楽しかったよ僕は」

深緋晴明:「…そっか、う~ん、練習しとくわ、また近所のゲーセンとか遊びに行ってみようよ」

田中ナナ:「そうだな~練習しにいこ」

深緋晴明:「取れるとすっげぇ楽しいからさ」

田中ナナ:「うん、楽しみ」

KP:時間的には13時~14時の間くらい。

深緋晴明:「次はどうするかなァ…やっぱりお化け屋敷はイヤ?」うず

田中ナナ:「が、外観見てから..決めよっかな......」

深緋晴明:「ちらっと覗いてみようぜ」連れて行き~ます


田中ナナ:ccb<=60 幸運

Cthulhu : (1D100<=60) → 8 → スペシャル

深緋晴明:ccb<=65 幸運

Cthulhu : (1D100<=65) → 78 → 失敗


KP:二人がお化け屋敷に向かう途中、前から露出の高い服を着た女性がEXIL○Eのようなガタイの良い男と腕を組んでやってくる。

KP:その女性はこちらに気がつくと手を振ってくる。

KP:深緋は、どうやらその女性は昔ほんの一瞬遊びで付き合っていた人だと彼女が近づいてくるとわかるだろう。

女:「あれ?深緋クンだ~何~~デート?」

女:「アタシ今デート~~アハハ~~これ今の彼氏の智也クン~~ムキムキ~~アハハ~~」

深緋晴明:「…あ、久しぶりィ・・・?まぁね、そっちも楽しそうでなりよりじゃん…?」ゲゲ~

田中ナナ:「....」ちょっとお辞儀

智也クン:「智也ッス」

智也クン:「ッス」ムキッ

深緋晴明:「あ、ども…」

女:「エ~~~超意外なんですけど~~~」

深緋晴明:「何…?」

女:「結構地味目な子だね~え。意外~~」

田中ナナ:「ド、ドウモ....いや彼女じゃないんで...」

智也クン:「ッス」

深緋晴明:「そう?俺別に派手な子が好きってワケじゃないしね~…?」

女:「エ~~~ッ!そうだったの~~~マジ~~??」

深緋晴明:「ま、俺が誰と一緒でも、もう君に関係ないからね」

田中ナナ:「(元カノか..)」

智也クン:「ッス」

女:「エ~~それってば涙でるくね?」

女:「あ!深緋クン~またアタシにしたくなったらいつでもLINEしてね~!アハハ~~」

智也クン:「!?」

智也クン:「ッス.....!?」

深緋晴明:「はぁ、涙は隣の彼氏に拭いてもらいなよ、仲よくね」

女:「あはは~~まじ優しい、智也クンアタシやっぱ深緋クンみたいな人がいいかも~~」

智也クン:「!?!?」

田中ナナ:「.............」

深緋晴明:「(うわ…)ほらほら、そんな移り気でいるのもうやめなって…トモヤくんも優しそうないい男じゃん」トモヤくんかわいそうだよ

女:「そうだよね~~わかったあ~~じゃあお互い楽しも~~~!イェ~~~イ!バイバ~~~イ!」

深緋晴明:「はいはいバイバイ」

KP:女は智也クンと腕を組んで遠くへ行く。頑張れ智也クン。負けるな智也クン。

田中ナナ:「....守備範囲広いね」

深緋晴明:「む、昔の話だって!連絡先もとっくに消したし」

深緋晴明:「もう俺にはナナちゃんさえいればいいからさ」

田中ナナ:「えっ い、いや別にいいんじゃない?好きで付き合ってたんでしょ..否定はしないよ」

深緋晴明:「ん~…好きで、かァ…別に…ま、もうどうでもいいだろ、行こうぜ」

田中ナナ:「そうだな」

田中ナナ:「えっと、あと.....あ、ありがと..。けどここ..ひ、人いるから、そういうのはちょっと、」恥ずかしい

深緋晴明:「照れてんの?」

田中ナナ:「あのさあ、僕コキヒハルアキ君と違って彼女もいたことないから」

田中ナナ:「そういう言葉慣れしてないんですよ」ブー


●夢ヶ丘パーク:お化け屋敷

KP:そんなこんなで二人はお化け屋敷の前まで来る。

KP:人の口が入口のゲートになっているらしい外装をしている。

KP:夢ヶ丘パークの人気アトラクションの一つであり、トロッコに乗るタイプのお化け屋敷。

KP:内装は和風テイストであり、出口までのルートで光り輝くこけしを見つけると幸せになれると言われている。

田中ナナ:「おお......」

深緋晴明:「おお~いい雰囲気じゃん!ほら、この光るこけし見つけると幸せになれるってよ」

田中ナナ:「こ、こけしデスカ」

深緋晴明:「うん、こけし」

田中ナナ:「は、入りたい?」

深緋晴明:「……ナナちゃんがほんとにイヤなら、入らないよ」

田中ナナ:「.....でも、セイメイ一番お化け屋敷が好きなんでしょ..。そ、それなら..の、乗るよ、頑張る..」

田中ナナ:「吐いたらごめん」

深緋晴明:「ほんと?ありがと、大丈夫だって、ほら、怖かったら手つないでてあげるよ」

深緋晴明:手ひっぱり

田中ナナ:「お、お言葉に甘えようかな~~...」がっしり ブルブル

KP:二人は木製のトロッコに乗り入場する。

KP:横からブシューーッ!と煙をかけられたり、井戸が開いてお化けがでてきて驚かしてきたりとたくさん怖がらせて来る。

KP:※幸運と目星両方成功でこけしを見つけられるよ。

深緋晴明:CBRB(65,67) こけし探すぞ!

Cthulhu : (1d100<=65,67) → 61[成功,成功] → 成功

田中ナナ:cbrb(60,74) こけし

Cthulhu : (1d100<=60,74) → 16[成功,成功] → 成功

田中ナナ:ccb<=60 POW*5

Cthulhu : (1D100<=60) → 35 → 成功

深緋晴明:ccb<=80 POW*5+20

Cthulhu : (1D100<=80) → 77 → 成功

KP:では最後、ふすまが左右に開き、外の遊園地の景色が目に飛び込んでくる。出口だ。

KP:出てくるころには田中は深緋の腕にガッシリダッコちゃん状態で捕まりブルブルしている。

KP:最終ポイントで写真を撮られるポイントがまたあったらしく、出口横のカウンターで買うことができるようだ。

KP:深緋はとってもツヤツヤした楽しそうな顔をしている反面、田中は丸まって顔が写っていない。

KP:値段は1000円するらしい。

深緋晴明:「こけし見つけられたな~!」ゴキゲン

田中ナナ:「グスッ グスッ」

田中ナナ:「わけわからん、こけし光ってたし、」

深緋晴明:「…そんなに怖かった?よしよし」なでなで

田中ナナ:ビエ

深緋晴明:「なんか飲み物とか買う?ちょっと休もうか」

田中ナナ:「ト、トロッコ二人乗りで動いてるのにセイメイの横に入ってから出るまでずっと女の人がいたのが一番怖かった..」グスッ

KP:自販機とかはそこらへんにありますね。

深緋晴明:「…え?そんな人いた?まじで?」

田中ナナ:コクコク

KP:時刻は14時ちょっと過ぎくらい。

深緋晴明:「…あ~!そりゃあれだよ、トロッコ押してる人だよ、スタッフ、うん、そうスタッフだって」いいな~視えるのか~って思ってるかも

田中ナナ:「スタッフかあ..そっか..グス」

深緋晴明:自販機でなんかジュース買おう


深緋晴明:ccb<=65 幸運

Cthulhu : (1D100<=65) → 72 → 失敗

田中ナナ:ccb<=60 幸運

Cthulhu : (1D100<=60) → 53 → 成功

KP:向こうで智也君と元カノがイチャイチャメリーゴーランドに乗ってるのがみえました。


●夢ヶ丘パーク:自販機前(休憩)

KP:時刻は14時30分頃。

深緋晴明:「……何飲む?」

田中ナナ:「ん~..セイメイと同じのでいいよ」一緒のものじゃないと飲めないというか

深緋晴明:「そう?じゃあ紅茶でいっか」ふたっつ買うね

田中ナナ:「ん。ありがと」

田中ナナ:「......はあ..ごめん。落ち着いたわ、もう大丈夫」目ゴシゴシしてる

深緋晴明:「よかった。ごめんね?付き合わせて」

田中ナナ:「えっ!い、いやそんなことないから!」

田中ナナ:「怖かったけど、こういうのもたまにはいいしね」

深緋晴明:「ほんと?…でも、楽しいな、またこうやって遊びに来るのもいいね」

田中ナナ:「セイメイが楽しんでくれるのが何よりだから」

深緋晴明:「俺もおんなじだよ」

田中ナナ:「だなぁ。また行きたいな、次は遊園地じゃなくて水族館とか、動物園とかでも」

深緋晴明:「そうだね、俺の実家の近くにさ、水族館があるんだよ。今度行かない?クラゲがいっぱいいるんだ」

田中ナナ:「えっそうなんだ。実家どこだっけ。え、行きたい。クラゲ~~」

深緋晴明:「鎌倉。海も近くて割といいところだからさ」

田中ナナ:「鎌倉かあ。いいね、神社とか寺とか建造物好きだし行きたいな」

田中ナナ:「僕の実家はお花見が有名なところが近くにあるくらいだな~」

深緋晴明:「花見もいいなァ。春になったら行きたいね」

田中ナナ:「だなぁ。春になったら花見行こっか」

深緋晴明:「おう!…さて、次はどこいく?バイキングとか、コーヒーカップとかあるけど」

田中ナナ:「そうだな~~..こっから近いのは..バイキングかメリーゴーランドか....」

深緋晴明:「メリーゴーランドはちょっと照れくさくねえ?この歳になると…」

田中ナナ:「そうだな~ちょっとな....w」

田中ナナ:「じゃあバイキング行く?」

深緋晴明:「だな!」


田中ナナ:ccb<=60 幸運

Cthulhu : (1D100<=60) → 58 → 成功

深緋晴明:ccb<=65 幸運

Cthulhu : (1D100<=65) → 39 → 成功


●夢ヶ丘パーク:バイキング

KP:二人はバイキングの前まで来る。

KP:入場口の前では待ち時間20分とプレートを持った係員が立っている。

KP:一気に大人数で乗れるため、人気ではあるが比較的待ち時間が少ないらしい。

田中ナナ:「へえ~~これバイキングって言うんだ」

深緋晴明:「結構内臓がぐわ~ってなるけど、おもしろいよ」

田中ナナ:「ほお~?」

KP:列に並びバイキングに乗り込む。

KP:二人は内臓がぐわ~~ってなりました。

田中ナナ:「ぐわ~ってした」

KP:時刻は15時ちょい過ぎ。

深緋晴明:「ぐわ~ってしたね」

田中ナナ:「楽しかった、はは、なんだあれ」

深緋晴明:「お、ああいうの好き?」

田中ナナ:「好きかも。風気持ちよかったし」

深緋晴明:「確かに、風切る感じ爽快だよね」

田中ナナ:「ね、なかなかなかった。いやジェットコースターもすごいビュンビュンだったけど」

深緋晴明:「…結構いろいろ乗ったよね、なんかおみやげ先に買っておく?」

田中ナナ:「だな~」


深緋晴明:ccb<=65 幸運

Cthulhu : (1D100<=65) → 18 → 成功

田中ナナ:ccb<=60

Cthulhu : (1D100<=60) → 59 → 成功


●夢ヶ丘パーク:お土産屋さん

KP:二人は「おみやげ」と書かれた建物に入る。

KP:中には夢ヶ丘パークのゆるきゃら「ゆめみん」が印刷されたTシャツやお菓子のお土産、365日の誕生日どうぶつ人形、イルカちゃんストラップなど様々なものが売られている。

KP:ちょうどおみやげコーナーに入る手前でゆめみんが来ており、子供たちに囲まれている。

深緋晴明:「あはは、ゆめみんだってさ」

田中ナナ:「写真撮ってくる?並んで来たら?」ヘラ

深緋晴明:「俺はいいよ、ナナちゃんを撮ってやろう」ちょっと引きでナナちゃんと遠くのゆめみんをパシャリします

田中ナナ:「ちょっ」

深緋晴明:ccb<=10 写真術

Cthulhu : (1D100<=10) → 37 → 失敗

KP:ゆめみんが入らずただびっくりアホ面の田中が撮れました。

深緋晴明:「あれ?ゆめみん入んなかったわ」

田中ナナ:「も~..いいよいいよ~僕は~..」お土産選びに行きます

田中ナナ:「親に買って行こうかな、あと宮二と数矢家と.....。お菓子でいいかな」指折り

田中ナナ:「セイメイは実家とか?あっ葛葉ちゃんかな」

深緋晴明:「う~ん、そうだな…いやでも遊園地のおみやげは…」まずいかな…

田中ナナ:「えっなんで?そうかな~喜ぶと思うけど」お土産選び中

深緋晴明:「ん~…いいや、自分用に記念になんか買おっと…」ぬいぐるみとか~

田中ナナ:「??」

深緋晴明:「家にさ、こーいうの置いとくのも悪くなくない?」ゆめみんのぬい

田中ナナ:「いいんじゃない?抱き心地いいねこれ」抱っこしてぎゅっぎゅしてる

深緋晴明:「でしょ?ひとつ買っていこ」

田中ナナ:カゴ持ってきて入れるね

田中ナナ:田中もいくつかお菓子買って終わりかな~

KP:時刻は15時半頃。

田中ナナ:「残るは~..観覧車くらい?乗ってないのって。ここらへん二つはちょっと..あれだよね」メリーカップ..

深緋晴明:「うん、そうだなァ…ちょっとふらふら歩いて、観覧車のろっか」

KP:二人はメリーゴーランド、コーヒーカップを通りすぎるかたちで観覧車に向かう。


●夢ヶ丘パーク:メリーゴーランド

KP:シークレットダイス

KP:メリーゴーランドの前に差し掛かる。

KP:メリーゴーランドを見てみると、馬だけでなくかぼちゃの馬車もいる。製作者の粋な計らいでユニコーンが一匹いるらしい。

KP:子供たちに大人気で、周りは親子連れでいっぱいだ。

KP:入口の近くでは期間限定の衣装を着たゆめみんが『待ち時間10~15分』というプレートを持っている。

KP:メリーゴーランドの前を通るとき、近くに居た子供が二人をジッと見つめ足元に寄って来る。

KP:そして、指さし

ロリショタ:「カップルだーーーーーーー!!」

田中ナナ:「ウワッ何突然」

深緋晴明:「そう見える?」ロリショタににこっ

ロリ:「だってお兄さんとお姉さんが二人でいたらそれはデートなんだよ」

ショタ:「えっじゃあぼくたちもでーとなの?」

ロリ:「パパとママがいるからノーカンでしょ~~」

ショタ:「カップルにみえるよ!ぼくたちもカップルに見える?おにいさん!」

深緋晴明:「おう、かわいいカップルだな」

KP:ショタはきゃっきゃと嬉しく飛び跳ねる。

田中ナナ:「ま、ませてるんだなぁ..」

深緋晴明:「かわいいじゃん」

ロリ:「なに良い気になってんのよ」ショタをビンタ

田中ナナ:「かわいいね、ちっちゃい王子様とお姫様ってところか?」

ショタ:「エウウウン」

深緋晴明:「女王様と従者って感じだな」

深緋晴明:「ほら、泣くな泣くな、男の子だろ!」

田中ナナ:「ウッ」

ショタ:「エウウンエウンン..ん、んん~~~」ぐすんぐすん

深緋晴明:「仲良くしろって、な?楽しい遊園地だろ?」

ロリ:「そうよ、はやくユニコーンをいっしょにさがすのよ」

ショタ:「んん、んん~~、」

KP:ロリとショタは手をつないでメリーゴーランドの中に入っていった。


●夢ヶ丘パーク:コーヒーカップ

KP:二人はメリーゴーランドを過ぎ、コーヒーカップの前まで来る。

KP:入口のプレートには待ち時間10~15分と書かれている。

KP:子供やカップルに人気らしく、客層はそんな感じ。


●夢ヶ丘パーク:観覧車

KP:てくてく歩いて観覧車の前まで来ます。

KP:とても大きな観覧車。入口の案内には『一周20分!』と書かれており、あの高さからなら絶景が拝めると思うだろう。

KP:ただいま待ち時間なしと電光掲示板に表示されている。

田中ナナ:「でか...(高い)」

深緋晴明:「あ、待ち時間なしだってさ?ツイてるね」

田中ナナ:「えっ あ、本当だ。すぐ乗れるね」

深緋晴明:「いこいこ!」

KP:二人は向かい合う形で観覧車に乗り込む。

KP:だんだんと上にあがっていき、今日乗ったアトラクションがみえる。

KP:ゴンドラの中からは近くの自然豊かな景色が楽しめるだろう。

KP:やがて頂上に差し掛かる。田中は自分の足元をずっと見ている。

深緋晴明:ccb<=67 目星

Cthulhu : (1D100<=67) → 40 → 成功

KP:窓から外の景色を楽しんでいた深緋は近くの山に小屋のような何かを発見する。

KP:建物が一つだけポツンとある感じですね。

KP:ゴンドラは折り返し地点を迎え、ゆ~っくりと降りていく。

田中ナナ:「><」

深緋晴明:「大丈夫だって、ほら、すごくきれいな景色だよ」

田中ナナ:チラッ

田中ナナ:「人が小っちゃい.........」

深緋晴明:「ちっちゃい人じゃなくて遠くを見るんだよ。まあそれが怖いなら、俺のこと見てていいんだよ?」にや

田中ナナ:遠くチラッ

田中ナナ:「><」

田中ナナ:コキチラッ

深緋晴明:「はは、おもしろい」

田中ナナ:「ン~~~~~」

KP:変なやりとりをしているうちに観覧車は一番下に戻ってくる。

KP:二人がは観覧車をあとにするだろう。


●夢ヶ丘パーク:敷地内

田中ナナ:「.......そ、そろそろ夕食の、予約もあるし出る?」

深緋晴明:「もうそんな時間?…あっという間だなァ」

田中ナナ:「..楽しかったな」

深緋晴明:「うん、楽しかった」

KP:てくてくと出口の方へ歩いていると、前から同年齢くらいの男二人が歩いてくる。

KP:その男たちは「お~~~い!」と手を振ってくる。

KP:それは大学のときに同じサークルだった二人とも顔を知っている友達だった。

友人A:「おっ?深緋じゃん~!うわっめっちゃプリン」

深緋晴明:「…?あ、久しぶりじゃん」

田中ナナ:「まじかよ..」コキの後ろに隠れます

友人B:「つかやばくね?偶然?やべえな~あっ男二人で遊園地とか寂しいとか思ったな?」

友人A:「ノンノン、寂しくないぜ!だって俺たち今日ナンパしに来たから!ガールズハントよ、なあ?」

深緋晴明:「もう夕方だけど、成果はあがったワケ?」

友人A・B:「それは俺たちが二人きりということから察してくれ!!!」

深緋晴明:「ご愁傷様~」

友人A:「つかお前はまた女か?へえ、誰?成果無し男ズに紹介してよ」

KP:そういって田中の手を引っ張ります。

田中ナナ:「ま、待って待って、だ、駄目だって..」顔隠しますが

深緋晴明:「あ、おい!」成果無し男ズの手はたきます

友人A:「イテッ」

深緋晴明:「ダメで~す、お前らは二人で寂しく仲良く酒でも飲んで来い」

深緋晴明:ナナちゃんうしろにかばいます

田中ナナ:コキの背中で顔隠します

友人B:「ああ~~ちょっと!」

友人A:「ちぇ~どうせその時の彼女なんだから教えてくれたっていいじゃん、ねえ苗字は?名前は?」

友人A:「ちぇっ、そっちが教えてくれたらこっちも可愛いバイトの後輩紹介してやろうと思ったのにさ」

友人B:「えっお前就職してなかったの!?」

友人A:「アッバレた」

深緋晴明:「もう俺遊ぶのやめたの。お前ら人の心配してないで自分の心配しろよな」

友人A:「就職の心配してくれる深緋君は優しいなあ」

深緋晴明:「そう、俺は慈悲深いの。だからそんな深緋君の楽しいデートを邪魔しないでくれるかなァ?」

友人B:「ヘイ、すいませんでした」

友人A:「すいやせんでした」

KP:そう言って成果無しブラザーズは背をむけます。

友人A:「あ!」

深緋晴明:「な、なんだよ」

KP:そのうちの一人が振り返り、深緋に耳打ちをする。

友人A:「お前さ..彼女とお熱なのはいいけど..首筋のキスマークはちょっと...見せつけって言うかさあ....?」

友人A:「やらしいぞ~~~」

友人A:「じゃあの!」

KP:そして二人は消える。

深緋晴明:「……?」ナナちゃん振り返ります

田中ナナ:「な、なんでエンカウントしたんだ..」俯いてるよ

KP:友人に言われ、田中の首見ると首元に痣のようなものがあるのを発見できます。

深緋晴明:「…ナナちゃん、その首、どうしたの?」

田中ナナ:「え..?」

田中ナナ:シークレットダイス

田中ナナ:「蚊..蚊に刺されたんじゃないかな..そ、それかダニとか..」

深緋晴明:「…ほんと?」

田中ナナ:「...................うん、そうだよ」

深緋晴明:「……、そっか……」

田中ナナ:「大丈夫、こんなのすぐ消えるだろ!」

田中ナナ:「あ....さっきはかばってくれてありがとね..」

深緋晴明:「…いや、別に…」

田中ナナ:「流石に..僕のこと知ったら引かれるだろ、あ、あは..はは..」

深緋晴明:「…?触られたのが腹立ったから、かばっただけだよ」

深緋晴明:「店に向かうんだよな?もう行こうぜ」

田中ナナ:「..そ、そっか。....ありがと、嬉しいよ」

田中ナナ:「そうそう!予約の時間!飯が待ってるぞ~」背中押し押し


●夢ヶ丘パーク:出口

KP:そんなこんなで二人は遊園地を背に出口ゲートを通る。

KP:二人が出口ゲートを出ると、二人の前に一人の男が現れる。

?:「おい、お前こんなところで何をしている」

田中ナナ:「あっ.......」

深緋晴明:「?」

?:「こっちへこい」

KP:男は田中の腕を強引に引っ張り連れて行こうとする。

深緋晴明:「あ、おい、ちょっと!」とめます

?:「はあ......すまないが席をはずしてくれないか」

深緋晴明:「誰だよアンタ」

?:「君には関係のないことだ」

深緋晴明:「は?関係あるだろ」

深緋晴明:「ナナちゃん、知り合い?」

田中ナナ:「っ...え、えっと...」

KP:田中は男の顔色をうかがっているようで、すぐに返事を返さない。

深緋晴明:「…ナナちゃん?」

?:「はあ....少し話がしたいだけだと言ったらわかってもらえるかね..」

?:「安心したまえ、私たちに関係はない。少し彼女..をお借りしたいだけなんだ、ほんの数分だ」

深緋晴明:「得体のしれない人間に任せられるワケねェだろ」

?:「少し話をしたら君の元へ帰す、約束しよう」

KP:男は明らかにイライラしつている。イライラ。煙草をふかしている。

深緋晴明:「ナナちゃん、こいつ何なの?知り合い?」

田中ナナ:「........っ、あ、あの、こ、この人は」

田中ナナ:「ごめん..本当に何でもないんだ、..話がしたいんだって..。なんだろう..」

田中ナナ:「.....ちょっと、待っててもらってもいいかな..大丈夫、話聞いたらすぐ戻るから。そしたら飯行こう」

?:「物わかりのいい女で助かる」

深緋晴明:「………分かった、よ…」

KP:男は深緋に「感謝する」と言い、そのまま田中を掴み近くにあった公衆トイレの裏の茂みへと連れていく。


●夢ヶ丘パーク:公衆トイレ裏の茂み・周辺付近

深緋晴明:ccb<=10 隠れる

Cthulhu : (1D100<=10) → 90 → 失敗

KP:耳を澄まさないと会話を聞けないくらいの位置ではあるが、深緋は隠れながら二人の様子をうかがうことができる。

深緋晴明:ccb<=31 聞き耳

Cthulhu : (1D100<=31) → 36 → 失敗

深緋晴明:あ!オルゴールがたまたまポッケに

KP:わ~~じゃあ成功だ!

KP:深緋は壁越しに二人の会話が聞けるだろう。

?:「.....紛らわしい行動はするんじゃない。昨日の話を忘れたのか?」

田中ナナ:「..でも、ここは前から行こうって約束してた..から..」

田中ナナ:「だ、大丈夫、深い意味はないです..ほ、本当です..」

?:「約束が守れないようなら...わかっているんだろうな?」

KP:男は壁際の田中に一歩詰め寄り、耳元で何かを呟く。

深緋晴明:ccb<=41 聞き耳

Cthulhu : (1D100<=41) → 54 → 失敗

KP:男は耳打ちをしたあと、吸っていた煙草を田中の首に押し当てる。

?:「痣の意味を忘れるんじゃない。」

KP:そう男は言うと、茂みの中をどんどん歩いて言ってしまう。

深緋晴明:「ナナちゃん!」

田中ナナ:「ッ...........」その場にへたり

深緋晴明:「大丈夫!?首、今…」

深緋晴明:ccb<=30 おうきゅう

Cthulhu : (1D100<=30) → 33 → 失敗

田中ナナ:「ご、ごめん..お待たせ..い、行こうか....」

深緋晴明:「行こうかじゃないだろ、何なんだよアイツ」

田中ナナ:「やめろ、お、追いかけないでくれ.....」

深緋晴明:「知り合い?前に言ってたやつか?」

田中ナナ:「あ、あれは違う..あの人はそんなんじゃない..」

深緋晴明:「じゃあなんなんだよ…?なんで庇うんだよ、あんなことされて」

田中ナナ:「............」

深緋晴明:「ほっとけないだろ…そんなの、なぁ、なんで隠すんだよ…」

深緋晴明:「お前のそういうところ、やめてくれ。一人で全部背負い込むの…」

田中ナナ:「.........っ」

田中ナナ:「.......喋ったら、危ないんだ..」

深緋晴明:「…それは、お前が、ってこと?」

田中ナナ:「........僕じゃない」

深緋晴明:「じゃあ、俺か?なら話してくれ、俺はお前が苦しんでる方がずっと辛い」

田中ナナ:「...................」

KP:田中は言おうか悩んでいるらしく、男が消えていった方向に目をやる。

田中ナナ:「......もしかして、さっきの話聞いてた?」

深緋晴明:「……ちょ、ちょっとだけ……」

田中ナナ:「..そっか....」

深緋晴明:「…そうだ、約束、とか、言ってたよな?約束ってなんだよ」

田中ナナ:「.....そう、僕昨日あの人のところに居たんだ」

深緋晴明:「………」

田中ナナ:「約束は..あの人が言ってた方の、だよな。僕が言ってたのは今日セイメイと遊ぶ約束」

深緋晴明:「…うん」

田中ナナ:「あの人の約束は...僕が知っていることを口止めされている事だ..」

田中ナナ:「.....喋ったら、セイメイに危害を加えるって言われた..」

田中ナナ:「だから、僕は喋りたくない..セイメイがまた..あのときみたいに、傷つけられておかしくなるところは見たくないから..」

田中ナナ:「僕はあの人の名前も知らないし、他人であることに変わりないよ。これは口止めされてないから..言ってもいいんだと思うけど」

深緋晴明:「……じゃあ、話してくれ。俺のせいで、お前が悩んでるところなんて見たくない」

田中ナナ:「.......僕が黙っていればいい話なんだ、黙っていれば、二人とも、無事だ」

深緋晴明:「俺はもうあんな風にならない…そんなの、許さない。その無事ってのが、お前の言ってた幸せなの?」

田中ナナ:「......わからない、僕..今..今日すごく幸せだった、楽しかった..」

田中ナナ:「..セイメイが、僕が黙っていることを知って、幸せになるのかどうかわからない」

深緋晴明:「……それは、俺だって聞かないと分からない。でも、ずっと隠し事をして、お前が幸せになれるとは、俺はもう思えないよ」

田中ナナ:「....................」

深緋晴明:「俺の幸せはもう俺だけのものじゃないんだ。俺の幸せの中にはお前がいるんだよ。だから、お前が幸せになってくれないと、困る」

田中ナナ:「...........今から話すことは..セイメイは"聞かなかった"。今から喋るのは..僕の独り言だから..」

深緋晴明:「…そうだな」


田中ナナ:「................僕、クローンなんだ..」


田中ナナ:「でっ、でも、オリジナルとは何も変わんない!記憶だって全部ある、大学生のときのセイメイのことも知ってる..!」

深緋晴明:「………え、?」

田中ナナ:「そうだよ、僕はオリジナルと何も変わらない」

田中ナナ:「血も通っている、ほら、あ、あたたかいでしょ」手袋外してコキの手握るよ

KP:かすかに振るえる手からはあたたかさが伝わってくる。

深緋晴明:「……そう、だな…うん、あったかい」

深緋晴明:「でも、待ってくれ…そうしたら、オリジナル、は…?」

田中ナナ:「オリジナル..昨日の朝までセイメイと一緒に居た本物の僕はさっきの男のところにいる..」

田中ナナ:「僕オカルトってわかんないけど..何かの儀式の生贄で必要なんだって.....」

深緋晴明:「そ、そんなの、駄目だ、助けないと…!」

田中ナナ:「で、でも、セイメイ、僕がいるから..僕がいるよ、身体も、心も、記憶も全部僕と同じだ。僕が僕だよ。何にも変わらない」

田中ナナ:「ねえ、夜ごはん予約してるんだ、時間が..。はやく行こうよ」

深緋晴明:「………あ、そ、そう、だけど……そうなんだけど…だめだ、だって、お前のオリジナルが死にそうだっていうのに、メシくってる場合じゃないだろ…」

田中ナナ:「......」

深緋晴明:「なあ、アイツの場所、知ってるのか…?知ってたら、教えてくれ」

田中ナナ:「..山の中に、あの人の研究所がある.......」

深緋晴明:「山の中…」

KP:深緋は観覧車から見た一軒の小屋を思い出すだろう。

深緋晴明:「…案内、してくれないか…?」

田中ナナ:「........」

田中ナナ:俯いてます

深緋晴明:「……なぁ、俺はお前のことを否定するつもりなんて全くないよ。お前がクローンだからって、じゃあさよならって言いたいわけじゃないんだ」

深緋晴明:「……俺も、たいして変わらないし……」

田中ナナ:「セ、セイメイ..ぼ、僕もね」

田中ナナ:シークレットダイス

田中ナナ:シークレットダイス

田中ナナ:シークレットダイス

深緋晴明:「……うん?」

KP:深緋は目の前で俯く田中の姿が少しずつ、骨の軋む音をさせ変化していくことに気が付くだろう。

KP:ズ、ズ..とその身体はみるみるうちに深緋より大きいものとなる。


田中忠太:「僕もね、クローンでも忠太になれるんだよ........」

深緋晴明:「……!あ、えっと」

深緋晴明:「………ナカデン、」

田中忠太:「......あ、あはは..久しぶりにセイメイのつむじ見えた...」

深緋晴明:「…久しぶりに、見上げた」

深緋晴明:「ってうるせェよ!」

田中忠太:びっくり

深緋晴明:「………はは、こーいうのも久しぶりだ」

田中忠太:「こ、怖かった..」

深緋晴明:「前はいつものことだっただろ、久しぶりってだけで」

田中忠太:「......そうだね、"いつものこと"..」

深緋晴明:「…そんな顔すんなよ」

田中忠太:「どんな顔してるのかわかんないよ..」

深緋晴明:「嬉しそうな顔ではない」

田中忠太:「ン.....」顔ムニムニしてる

田中忠太:「セイメイはやっぱり、オリジナルの僕のところへ行くのか..?」

深緋晴明:「…ああ。だって、オリジナルだってお前だろ。見捨てられるワケない」

田中忠太:「僕さっきあの男にね、『偽物は偽物らしくしてろ』って耳打ちされたんだ....」

深緋晴明:「……にせもの、?」

田中忠太:「だったらさぁ..今日セイメイと一緒に居て、嬉しかった気持ちも楽しかった気持ちも、全部、偽物になるのかな....」

深緋晴明:「…ッ偽物なんかじゃない!」

深緋晴明:「…偽物、なんかじゃ…だって、それじゃあ…虚しいだろ…」

田中忠太:「苦しいよ、僕は僕だよ。作り物でも本物と同じようにセイメイのことが大切だった」

田中忠太:「不思議な感じなんだ。セイメイが僕のことを心配して、助けに行こうとしてくれて、嬉しいのに、嬉しいのに、胸が痛い」

深緋晴明:「………俺は、お前を選ばないってワケじゃない…だって、今日一緒に遊園地で遊んだお前は、俺の大切な人だったんだ……」

田中忠太:「.....!」

田中忠太:「........ありがとう、..ありがとう....」

深緋晴明:「お前は偽物なんかじゃない」

深緋晴明:「でも…」

深緋晴明:「今お前から話を聞いて、俺の大切な人が死にそうだって知った。まだ助けられるかもしれない。俺は、その可能性も捨てられない…捨てたくない」

深緋晴明:「…欲張りだって、思うか…?」

田中忠太:「思わない、思わないよ」

田中忠太:「ごめん、じゃあ、行こうか」

KP:田中は深緋の手を引いて男が消えた方向へ引っ張っていく。

深緋晴明:「……ありがと」


●山道

KP:山の中には一本だけ舗装された車線が続いている。

KP:山道を車で進めるところまではタクシーが進んでおり、途中からは獣道と化した道になっているようだ。

KP:二人はタクシーを捕まえ、獣道からは歩いて進む。

KP:獣道の入口から建物の頭は見えているため、そこまで時間はかからないだろう。


●研究施設

KP:木々を掻き分け、やっと建物までたどり着く。

KP:入口にはパスコード入力式の鍵が掛かっている。

田中忠太:「..僕知ってる。ここ内側からも鍵がかけられてるんだけど、出るときに教えられた」

深緋晴明:「…あ、そうなんだ」

KP:田中はそう言うとパスワードを入力し、開錠してくれる。


●研究施設:廊下

KP:中に入るとそこにいたのは先ほどの男であった。

KP:男はこちらを見るなり驚いた表情を浮かべる。

?:「なぜ..お前なぜそいつを連れてここに戻ってきた..」

?:「..そいつがどうなってもいいのか!?」

KP:そう言うと男は襲い掛かってくる。

?:シークレットダイス

KP:男は田中目がけてメスを持って走ってくる。

深緋晴明:ccb<=80 メスおとせ!

Cthulhu : (1D100<=80) → 64 → 成功

深緋晴明:1d6+1d4

Cthulhu : (1D6+1D4) → 4[4]+2[2] → 6

深緋晴明:「このッ…!」けりんちょ

KP:ではメスを持っている手を蹴り、手からメスが落ちる。

田中忠太:「な、なにかあったら嫌だからついて来たんだよ..ッ!」

KP:田中はローブの下に隠し持っていたスタンガンを男の首筋にすかさず当てる。

KP:男はそのまま膝から崩れおちる。

深緋晴明:「…そんなの持ってたのか…」

田中忠太:「..ご、護身用にね..」

深緋晴明:「確かに助かったな…」

田中忠太:「あ、そうだ!こいつ変な呪文使えるみたいだから縄とか..ガムテとかないかな..」

KP:と言って、どこから持ってきたのか縄とガムテープを見つけ、男を縛り口にガムテを貼る。

田中忠太:「よしっ」

深緋晴明:「おおお…」

田中忠太:親指グッ

KP:改めて、中を見渡すと三つの扉があり、それぞれ扉には数字が1~3とふられている。

深緋晴明:「どこの部屋にいるか分かるか…?」

田中忠太:「あそこの部屋だよ」

KP:と言って、2の部屋を指さす。

深緋晴明:2の部屋に入ります


●研究施設:2の部屋

KP:扉に鍵はかかっておらず、簡単に開く。

KP:部屋に入ると、まずあなたの目に飛び込んだのは、ベッドに横たわっている人。

KP:それは紛れもない田中ナナの姿だった。

KP:悪い夢でも見ているようでうなされており、寝汗をかいている。

KP:衣服も着ず、掛け布団などもかけられておらず、代わりに腕には包帯が巻かれている。すこし血も滲んでいるようだ。

KP:ベッドの近くにはいくつかの雑誌と鏡、アクセサリー等、紙袋が落ちている。

KP:この部屋は狭く、この狭い空間にはベッドの他には本棚があるくらいだ。

深緋晴明:「…!ナナちゃん!」駆け寄ろう

深緋晴明:とりあえず上着かぶせよ

田中忠太:「.............」入口のところにいます

深緋晴明:「ナナちゃん、ナナちゃん?」ゆさゆさ

KP:肩を揺らしても、頬を叩いても起きない。

深緋晴明:「なんで起きないんだ…?」

深緋晴明:「…ごめんね」包帯ちょっとほどいてみます

KP:包帯を外し、ガーゼの下を見ると肉がえぐられたような痕があることがわかるだろう。

深緋晴明:「…ッ!」ガーゼと包帯つけなおそ…

KP:顔色は悪く、度々苦しそうな声が漏れている。

深緋晴明:「ねぇ、なんで起きないんだろう…?どういう状態なんだ?」デンに

田中忠太:「....わ、わかんない、ごめん..。僕もオリジナルについては詳しいこと聞かされてないんだ....」

田中忠太:「僕、こんな寝顔してるんだ..すごい辛そう」

深緋晴明:「そっか…」

深緋晴明:「……助けないと…」

深緋晴明:本棚見ます

KP:ファイルがずらりと並んでいる。

KP:適当に手を取って中を見ると、そこにファイリングされていたのは一見すると履歴書に見えるものだった。

KP:顔写真に、写真の人物のものと思われる名前、経歴、家族構成、恋人の有無や交友関係など詳細に書かれている。

KP:そして全てのものに「済」という判が押されている。

KP:探してみるとここには田中のものはない。

深緋晴明:「済…?」うーん

深緋晴明:床に落ちてる紙袋見てみます

KP:紙袋を見ようとすると田中がすかさず奪い取る。

田中忠太:「!だめだめ!これはだめ!駄目だから!」

深緋晴明:「えっ?」

田中忠太:「これは...多分、駄目だから..。なんで駄目なのかも僕の口から言っちゃ駄目だと思う...」

深緋晴明:「な、なんで?」

KP:そう言って渡さないぞ~とイーッとしてくる。

深緋晴明:雑誌とか見てみる

KP:雑誌は全て女性ファッション誌である。

深緋晴明:「ああ…ここに落ちてるのってもしかしてお前の?」

田中忠太:「あっ..そ、それは..」

田中忠太:「.................うん」

田中忠太:「........この姿になっちゃったから言うの、嫌、だけど、さ」

田中忠太:「..ちょっとはマシに見えるブスのがいいじゃん..?」

深緋晴明:「は?かわいいよ!いくら本人でも俺の大切な人貶すなよな!」ぷんすこ

田中忠太:「へっ」

田中忠太:「ご、ごめん..」

深緋晴明:「ったく、お前もそこの寝てるのも自分にもっと自信持てよなァ」雑誌とかまとめておきます

田中忠太:「あ、ありがとう...って、僕が言っていいのかな..ううん..」自分の顔みるか

深緋晴明:「…他の部屋に何かないかな…」

深緋晴明:RESB(15-13) ななちゃんおんぶ

Cthulhu : (1d100<=60) → 47 → 成功

KP:深緋は田中ナナをおんぶすることができる。

深緋晴明:「よいしょ…せめてお前の情報をこっから消していかないとなァ…」

田中忠太:「じ、直に当たるのはちょっと..は、恥ずかしいかな..」上からは追ってるストールコキに巻いてからおんぶさせるよ


●研究施設:廊下

KP:3人は廊下に出る。

深緋晴明:1の部屋行きます


●研究施設:1の部屋

KP:扉を開けると冷たい空気が二人を包むだろう。

KP:目に飛び込んできたのは人、人、人。

KP:しかし驚いたのはそこではなく、寝かされている人たちすべての顔が「同じ」であるということだ。

KP:その顔に、二人は見覚えがある。まさに先ほど縄で縛った男のものだ。

KP:その青白さから男たちが息をしていないということは分かるだろう。

KP:怪異な状況に出会った二人はSANC(0/1d3+1)

田中忠太:ccb<=57 SAN

Cthulhu : (1D100<=57) → 53 → 成功

深緋晴明:ccb<=62 SAN

Cthulhu : (1D100<=62) → 52 → 成功

深緋晴明:「な…んだ、これ」

田中忠太:「く、ローン....」

田中忠太:「(って..僕もか.........)」

深緋晴明:ccb<=67 目星

Cthulhu : (1D100<=67) → 90 → 失敗

田中忠太:ccb<=74 目星

Cthulhu : (1D100<=74) → 3 → 決定的成功/スペシャル

田中忠太:「セイメイ、見て」男の首を指さします

深緋晴明:「うん?」見ます

KP:では指さされたところを一緒に見ると、どの男の首元にも痣のようなものがあるとわかるだろう。

深緋晴明:「…これ、お前のと同じか…?」

田中忠太:「これ..僕にもあるやつ」

田中忠太:「うん..」

KP:寝かされていた田中ナナの首元を確認してみるが、痣のようなものはない。

深緋晴明:「…あのオッサン、何がしてェんだよ…」

田中忠太:「あ、アイドルグループでも作るんじゃない?な、なんつって...」

深緋晴明:部屋でます

KP:三人は1の部屋をあとにする。

深緋晴明:3の部屋入ります


●研究施設:3の部屋

KP:中に入ると、そこには大人でも入れるほど大きな容器がいくつか並んでおり、その一つには実際に人間が胎児のような格好をして収められていた。

KP:容器のそばには見たことのない機械が並んでいる。

KP:奥にはデスクがあり、ノートパソコンの他に紙が乱雑に置かれている。

深緋晴明:ccb<=67 目星

Cthulhu : (1D100<=67) → 97 → 致命的失敗

田中忠太:ccb<=74 目星

Cthulhu : (1D100<=74) → 56 → 成功

KP:深緋はおんぶをしている田中ナナが一度大きく痙攣をし、あなたの名前を辛そうに何度も呼ぶのを聞く。

KP:もしこのままだったら、と嫌な考えが頭をよぎる。SANC(0/1)

深緋晴明:ccb<=62 SAN

Cthulhu : (1D100<=62) → 50 → 成功

深緋晴明:「…ッ、ナナちゃん?」

KP:おんぶされている田中は辛そうに深緋に身体を預けている。呼びかけてみても反応はなく、たびたびあなたの名前を口にするだろう。

深緋晴明:「…絶対、助けるからね」

田中忠太:「!あ、あそこ..なんだ、透明なケース..?スイッチ..?」部屋の奥指さしてますね

深緋晴明:「ケース…?」近づいてみよ

KP:指された方向、部屋の奥に透明なケースに囲まれた何かのスイッチがあることが分かるだろう。

深緋晴明:「スイッチか…?なんのスイッチだ?」

田中忠太:「ごめん..僕はわからない..」

深緋晴明:「う~ん、まァいいか…」デスク見ます

KP:デスクには開いたままのノートパソコン、資料であるのか紙がバラバラと置かれている。

深緋晴明:パソコン見る

田中忠太:一緒に見ます

KP:デスクトップに並んでいるアイコンは「メモ帳」のみである。

深緋晴明:適当に開いてみるぞ

田中忠太:「うわっフォルダにまとめなよ..」

KP:いくつか目を通してみると、気になるものを一つ見つけるだろう。

『「私たちへ」
じきに、ここでの活動も終了する。次の拠点に移動するために、ここの施設は跡形もなくするように。これはクローンである私にしか成し得ないことだ。念のために記しておくが、スイッチはこの部屋の奥にある。押せば直ぐに爆弾が起動するだろう。』

田中忠太:「ば、爆発」

深緋晴明:「うわっ…さっきの起爆スイッチかよ…」

深緋晴明:資料見ます

KP:紙にもパラパラと目を通してみると、気になるものが二つと、田中に関する資料を見つける。

田中忠太:一緒に見てます

KP:気になった資料は『■クローンについて【要約】』というものと、『■【チャウグナーフォーンの呪いについて】』というもの。

深緋晴明:「…チャウグナーフォーン…」見ます

田中忠太:「あ、れか....」

『■【チャウグナーフォーンの呪いについて】
この呪文の対象となったものは、最後にはチャウグナー・フォーンに貪り喰われてしまう。
この呪文のためには、呪文の焦点にするための対象の肉が本の少量と、1週間に12時間ずつの呪文の詠唱が必要である。また、呪文の使い手はチャウグナー・フォーンの崇拝者であるという誓をたてた者でなければならない。』

深緋晴明:ccb<=75 アイデア

Cthulhu : (1D100<=75) → 74 → 成功

田中忠太:ccb<=75 IDA

Cthulhu : (1D100<=75) → 33 → 成功

KP:では二人とも、当馬が生きている限りは、呪文の対象となっている本物の田中は呪いから解き放たれることはないのではないか?と思うだろう。

深緋晴明:「……こ、ろすしか…ないのか?」うわ~~

田中忠太:「..僕は今そういう状況なんだな..」

田中忠太:「......」

深緋晴明:「…でも、アイツが生きてる限り、ナナちゃんは…でも…」

田中忠太:「セイメイ、まだ、何か方法はあるかもしれないから..。...落ち着いて」肩ポン

深緋晴明:「………そ、そうだよな…他に…何か…」

深緋晴明:もう一枚の資料見ます

『■クローンについて【要約】
・このクローンは今の地球の技術では作り得ないものである。
・同じ神を信仰する技術者と出会い、定期的にクローンを生成してもらっている。
・クローンにはオリジナルとの見分けがつくように、見える位置だが、不自然でない場所に注射を打ち、痣を作ること。
・この注射によってクローンは生まれてから、三日目に眠りにつくときにそのまま息を引き取ってしまう。』

田中忠太:一緒に見てました

深緋晴明:ぱって紙伏せるけど多分意味ない

田中忠太:「.....っ、あ、」

深緋晴明:「……なんだよ、これ……」

田中忠太:「..........僕の方は..確定事項みたいだ...」

深緋晴明:「こんなの…勝手すぎる…おかしい、だろ…」

深緋晴明:「おかしいよ、生み出しておいて、そんなの、さァ…三日、って…」

田中忠太:「なんで、三日だけしか生きられないのに..僕は作られたんだろう....ああ..そっか..オリジナルが生贄に..必要なんだった..」

田中忠太:「せっかく遊園地一緒に行けたのに..」

深緋晴明:「生贄って…違う…お前は、そんなことのために作られたんじゃない…だって、許せねェよ、そんなの」

田中忠太:「.........」

深緋晴明:「なんなんだよ、ここは、なんでお前が、お前たちがこんな目に合わなくちゃなんねェんだよ、あの野郎…!」おこ

田中忠太:「..こんなんばっかだね、僕..。ごめん..」

深緋晴明:「謝るなよ、お前はなんも悪くないだろ…」

田中忠太:「..........」

深緋晴明:「悪いのは、いつも…いつも、おかしくなった人間ばっかだ…」

深緋晴明:「だから…アイツを、殺すしか…ころ、す、しか…ないんだ、」

田中忠太:「セイメイ、僕さ、死にたい死にたいって軽く口にしてた..でも今いざ死に直面して..正直すごい怖いよ」

深緋晴明:「……ナカデン、」

田中忠太:「....でも僕より、こっちの僕の方がきっと怖い思いしてる」ナナの頭に手おくよ

深緋晴明:「なんだよそれ…怖いのに、差なんてないだろ…」

田中忠太:「だって、さっきからずっとお前の名前呼んでる」

深緋晴明:「………」

田中忠太:「僕は今こうしてセイメイと話してる、だけどこっちの、ナナの僕は今一人で、怖くて、だからお前に助けて欲しくて、名前を呼んでるんだと..僕は思う」

田中忠太:「僕は僕だからなんとなくわかるよ、だって自分だもん」

深緋晴明:「……そっか…そうだよな、俺が…俺が助けないと」

田中忠太:「遊園地、すごく楽しみだった」

田中忠太:「でも、その楽しみだったときの記憶は、オリジナルのものだ」

深緋晴明:「…ッ、違う、それは、お前の記憶でもあるだろ」

田中忠太:「僕が、こいつからもらったものだ..」

深緋晴明:「……もらった、もの…」

田中忠太:「僕ってば最低だ、楽しみにしてた本人からその機会を奪って、僕が楽しんでる間ずっとこいつは」

深緋晴明:「最低とか、言うなよ…言わないでくれ、頼む」


田中忠太:「.........セイメイ」

田中忠太:「....提案がある」

深緋晴明:「…なんだよ…」

田中忠太:「お前と、僕を救うための提案。大丈夫、今度の願い事は本当にお前も僕も幸せになれる」

深緋晴明:「…?」

田中忠太:「....そして、これは僕にしかできないことだ」

田中忠太:「....僕があのスイッチを押す。そうすれば僕はあいつの呪いから解き放たれる」

深緋晴明:「待て、何言ってんだよ」

田中忠太:「あの男と、クローンもろとも、消すんだ」

深緋晴明:「そんなことしたら、お前が…!」

田中忠太:「セイメイは僕....本当の僕を連れて遠くまで逃げて」

深緋晴明:「い、いやだ、そんな、お前を置いていけない」

田中忠太:「お前、前に言ったよな。願い事があるなら自分で叶えろって」

田中忠太:「大丈夫。大丈夫だよ。どうせ........僕は明日に死んじゃうんだから」

深緋晴明:「だめだ、お前さっき死ぬのが怖いって、言ってただろ!」

深緋晴明:「明日死ぬとしても、まだ時間があるだろ、そのあいだ、もっと楽しいこととか、できるじゃん」

田中忠太:「死ぬのは怖いよ、泣きそうだ。だけど、あの男を殺さなくちゃ。僕はずっと目を覚まさない、ずっとセイメイに会えない」

深緋晴明:「あいつを殺せばいいだけだ、俺がやる。それでそのあとはお前との時間を、過ごして、それで…それじゃあ駄目なのかよ…」

田中忠太:「あのとき、セイメイ..人のこと蹴り殺しかけて..すごく動揺してた、あんな顔もうさせたくないよ」ギストンね

深緋晴明:「……そ、れは…」

深緋晴明:「……でも……それじゃあお前は…お前の幸せは、どうなるんだよ…」

田中忠太:「..僕は、今日もう十分楽しかった」

深緋晴明:「…夜、予約してくれてたんだろ…店」

田中忠太:「あはは...してた..忘れてた.....」

深緋晴明:「そっから花火見えるかなって…話してたじゃんか…」

田中忠太:「した....花火、見えるかなって..話、した..」

深緋晴明:「…今ここで死ななくたって…まだ出来ることあるだろ…」

田中忠太:「..........僕のせいで、セイメイが人殺しするのは..見たくない.....」

深緋晴明:「………お前のせいじゃない……アイツを生かしてたら、お前だけじゃなくて、もっと犠牲者が出るかもしれない」

深緋晴明:「だから…俺がアイツを殺すのは、お前のせいじゃないよ」

田中忠太:「い、嫌だ、やめてくれ、人殺しをするお前なんて見たくない....人殺しをして、耐えられないだろ、お前にそんなもの背負わせるのも俺は嫌だ」

深緋晴明:「………ああ、こんなの選べねェよ……」エーン

田中忠太:「僕があのスイッチを押せば、証拠もなくなる。メモ帳にもあったとおり..人殺しがあったことなんかわかんないよ」

深緋晴明:「……そういうことじゃないんだ……いや、そっか………俺は、多分自分の手が汚れるのが嫌なだけなんだ……」

田中忠太:「だったらその気持ち忘れないでよ、僕は......もう....」

深緋晴明:「でもやっぱり、それをお前に押し付けることだけは、できねえよ…」

田中忠太:「そんなぁ..」

田中忠太:「押し付けられたなんて思ってないよ、僕が自分で考えたんだ」

深緋晴明:「………お前はそれで、幸せって胸張れんのか…?だって、まだあと一日あるんだぞ…?」

田中忠太:「............ッ...」

田中忠太:「胸張れるって..幸せだって..、そんな、そんな、僕は、今日..本当に楽しむべき奴を苦しめておきながら、一人だけ楽しんだんだ..」

田中忠太:「セイメイと今日一日、ずっと..楽しく、デ デートしたんだよ」

深緋晴明:「それの何が悪いんだよ!その幸せは他の奴のためのものじゃない、お前のためのものだろ!」

田中忠太:「今日一日幸せだった、だから、この先ずっと続く、セイメイと、本当の僕の幸せを叶えさせてあげたい」

田中忠太:「でも、僕がこの選択肢をとって、お前が幸せにならないなら....僕は..もうどうしたらいいのかわからない....」

深緋晴明:「…ッ!どうしたらいいかなんて、そんな……そんなの、俺が言えるのは、俺があいつを殺すから、お前の残りの時間を、俺にくれよって…こと、しか」

深緋晴明:「でも、それがお前に罪の意識を背負わせるなら、それはお前の望む幸せじゃないなら…強要は、しない…できないよ」

田中忠太:「わか、わかんない.......僕は、僕、.....どうしたら..」

田中忠太:「....人を殺して、もしかしたら警察に足がつくかもしれない、それでも、たったあと一日の命の僕のために投げ出せるの?」

深緋晴明:「………それで、お前が幸せになれるなら」

田中忠太:「クローンの僕の幸せ....か....」

深緋晴明:「クローンだろうが、オリジナルだろうが、関係ない…俺には、どっちが本物だなんて、選べない」

深緋晴明:「だから…どっちも、幸せになってほしいし、したいんだよ」

田中忠太:「僕はもう、ここまでセイメイに想ってもらえてるだけで充分幸せだから、」

田中忠太:「........」

深緋晴明:「…嘘だ…」

田中忠太:「なんでそう思うんだよ」

深緋晴明:「…だって…嘘だって言ってくれよ…じゃないと、お前は…」

深緋晴明:「お前を置いていかないと…いけなくなる、だろ…」

田中忠太:「..いつもそうやって優しいから、僕...僕は..お前に」泣いてるよ

田中忠太:「そんなに言われると、やっと決めたのに、......」


田中忠太:「....................セイメ゛イ....僕、死に゛..たくない.............」

深緋晴明:「…うん」


深緋晴明:「その言葉、すごく聞きたかったんだ…なぁ、あと少しだけでもさ、一緒に過ごそう?」

田中忠太:「うん゛......」

田中忠太:「でも一つだけお願いがある..」

深緋晴明:「お願い?」

田中忠太:「あいつ殺すのは僕がやっていい...?」鼻ズピ

田中忠太:「スイッチは使わないから」

深緋晴明:「は…?」

田中忠太:「お願いだ、僕にあいつを殺させて。それで、お前は僕が人を殺したことを、僕に教えないでほしい」

深緋晴明:「……お前は、それでいいのかよ…そりゃ、ナナちゃんに伝えはしないけど…」

深緋晴明:「だって、それじゃあお前が…」

田中忠太:「僕はそうしたいんだ」

田中忠太:「なんかこれから殺人するのをこうして話し合ってて、すごい..なんか..アレだな...」

深緋晴明:「……じゃあ、こうしよう」

深緋晴明:「一緒に、殺す。俺たちは、共犯者だ」

田中忠太:「......でも、それだとお前が...」

深緋晴明:「殺してから、ここに火をつける。起爆装置があるんだ…そうすりゃ、勝手に爆発するだろ」

田中忠太:「..確かにあいつ..煙草吸ってたし、煙草の不注意からの事故には見えるかもしれないけど..

深緋晴明:「そうだ。これは俺とお前だけの秘密で、うまくいけば完全犯罪になる。証拠も、残らないだろ」

田中忠太:「...お前がこの先のことを考えて、それがベストだと思うなら、するよ」

深緋晴明:「罪悪感は、二人で共有するんだ…俺はそれで、いい。お前だけに手を汚させるくらいならな」

田中忠太:「......ありがとう、じゃあ僕たちは共犯者だ..」

深緋晴明:廊下に出ます


●研究施設:廊下

KP:二人は重い足取りで廊下に出る。

KP:廊下の男は相変わらず気絶している。

田中忠太:「......」縄持ってきます

深緋晴明:「片方ずつ、持とう」

田中忠太:「.....そうだな..」

深緋晴明:一回ナナちゃんおろします

深緋晴明:縄をぐるっと男の首に巻きます

田中忠太:巻きます

深緋晴明:「せーので引くぞ」

田中忠太:「わかった..」

深緋晴明:「せーの、」

KP:深緋の合図の後に両側から縄を絞める。

KP:一瞬男が重い瞼を開けたと思ったが、二人にはもうどうでもいいことだ。

KP:一つ汚い声をあげ、一度身体をゴムのように跳ねさせる。

KP:男はそれ以降は瞼を開けることはなかった。

KP:話し合っていたこととはいえ、自分の手を汚した。

KP:一つの人生を自分たちの手で終わらせた実感が、軽くなった縄から伝わるだろう。

KP:SANC(1/1d6)

田中忠太:ccb<=57 SAN

Cthulhu : (1D100<=57) → 82 → 失敗

深緋晴明:ccb<=62 SAN

Cthulhu : (1D100<=62) → 29 → 成功

田中忠太:1d6 SAN減少値

Cthulhu : (1D6) → 3

田中忠太:「う゛......ッ」

田中忠太:廊下の隅っこ行って吐きます

深緋晴明:「……は、はは、ははは……」

深緋晴明:「ははは、こ、殺せちゃった…あっけないなァ、やっぱり…」

田中忠太:「ごめん、ごめんね、セイメイ..」戻ってきます....

深緋晴明:「…はは、手が、震えるわ…」

深緋晴明:「謝るなよ、俺たちは共犯だからな。俺たちで、決めたんだ」

田中忠太:コキの手握ります

田中忠太:「..うん、うん......。はやくこんなところ出よう、」

深緋晴明:「…そうだな…ライターとか、持ってる?」

田中忠太:「あるよ..」ジッポ渡すね

深緋晴明:適当に火種を集めます

田中忠太:集めます

田中忠太:集めたら3の部屋にこっそり行きます


●研究施設:2の部屋

深緋晴明:「そうだ…」ナナちゃんの私物全部拾います

深緋晴明:廊下に戻った


●研究施設:廊下

KP:廊下には田中忠太の姿がない。

深緋晴明:「…ナカデン?」きょろ

KP:3の部屋の方からゴンッという鈍い音と、「イデッ!」という声が聞こえるだろう。

深緋晴明:3に行きます!


●研究施設:3の部屋

田中忠太:「いた....」機械におでこぶつけてました

深緋晴明:「何してんの?」

田中忠太:「えっ..い、いや...」デスクの方に後ろ歩きでススス..と行くね

深緋晴明:ついてこ

深緋晴明:「あ、お前の資料、そういえば…」

田中忠太:「そ、そうそう!僕の資料在ったから..燃やそうと思ってね..!はは、あは..」

KP:田中は先ほどの殺人を未だ受け入れられていないようで、足元がふらふらとしている。

深緋晴明:「…俺が燃やしといてあげるよ」

田中忠太:「あ、じゃ、お、お願いしようかな..。....僕はちょっと、ごめん....外の空気吸ってくるね..」口抑えて一回外出るね

深緋晴明:「うん…」資料見ます

KP:田中の資料には「済」という判が押されておらず、そこには出生や家族構成、学歴等書かれている。

KP:交友関係のグラフもあり、深緋の名前に赤丸がついているのがわかるだろう。

深緋晴明:性転換についての記載があるか見てみます

KP:では時期的に深緋と田中が不可思議な空間で再会した直後あたりから矢印が青線と赤線の二本引かれているところに目が留まる。

KP:青線の横には「忠太」、赤線の横には「ナナ」と書かれていることからここの時期に田中が両性になったと深緋はわかるだろう。

深緋晴明:「………ッ、」罪悪感に駆られて紙伏せます…

深緋晴明:廊下戻ろう…


●研究施設:廊下

KP:廊下に戻るとこんもり落ち葉を持ってきた田中忠太がいる。

深緋晴明:「よっ…じゃあ、火つけるか」ナナちゃん担ぎます

田中忠太:「そうだな..」

深緋晴明:「火つけたらすぐ走るぞ、いつ爆発するか分かんねェ」

田中忠太:「わか、わかった..!」

KP:集めてきた落ち葉に火をともす。

KP:パチパチ..と音を立て始める。長居していると巻き込まれるだろう。


●山道

KP:二人は小屋をあとにし、来た道を急いで戻っていく。

KP:獣道を通ると、もう夜も更け、なかなかの田舎道にタクシーは通らなくなっていた。

深緋晴明:ダッシュダッシュ!

KP:後ろからはちゃんと田中がついてきている。

KP:三人で下山していると、うしろから

KP:ドン!!

KP:という大きく鈍い音が響いた。

KP:地震のようなものが起こり、田中を支えながら立っていることに精一杯だろう。

KP:その体を後ろの田中が支えてくれている。

KP:振り返ると、そこには大きな花火が上がり続けていた。

KP:ドン、ドン。

KP:鮮やかな色の花を咲かせては、宙で消えていく。

KP:遊園地から上がった花火ではないということを、深緋は確認するだろう。

KP:方角的には先ほどの小屋が合った方向からだ。

KP:二人は遊園地付近まで下山するだろう。


●夢ヶ丘パーク:入り口付近

KP:遊園地はまだやっているが、深緋の背中には布上着一枚の裸の田中がいることを考えるとなかなか人の目を考えなくてはいけないだろう。

KP:背中の田中はいつの間にかすうすうと寝息を立てており、魘されている様子もない。

深緋晴明:「…とりあえず、ナナちゃんの服、どうにかしないとだな…」

田中忠太:「そ、そうだ.....僕、僕の服脱がしちゃったから..」

深緋晴明:「俺隠れてるから、お前なんか自分の服買ってきてくれない?それで、今お前が来てる服をこっちに着せるから…」

田中忠太:「ンェッ..わ、わかった.....」

田中忠太:「へ、変なことしないでよね.......しないと思うけど............」

深緋晴明:「ばか、しねぇよ!」

田中忠太:「ご、ごめん!セイメイはそういうのしないって、知ってるから」そのままピュ~~ってユニクロ行きます

KP:数分後。購入した服をそのまま着てきた田中忠太が帰ってくる。

深緋晴明:「おかえり」

田中忠太:「ン、ただいま」

田中忠太:「これ..ちょっと伸びちゃったかもだけど、返すね」僕へ

深緋晴明:「…着せてあげて、俺じゃない方がいいでしょ」

田中忠太:「わかった、..ありがとうね...」田中が田中を受け取ります

田中忠太:田中を連れて茂みとかで服着せてきます

KP:暫くすると田中忠太が田中ナナを抱えて戻ってくる。

深緋晴明:「…店、せっかく予約してくれてたけど…一度帰ろっか」

深緋晴明:「ナナちゃん寝かせて、それから…どっかで、飲もうぜ」

田中忠太:「うん..、それがいいよね、僕たちみんなのためにも」

田中忠太:「!うん..!」


●深緋自宅

KP:電車を乗り継ぎ、無事に帰宅する。

KP:時刻は23時を回ったくらいの頃。

深緋晴明:ナナちゃん布団に寝かせます

田中忠太:「変な感じ、自分が寝てる、顔丸い」ほっぺ触ってる

深緋晴明:「なぁ…あの資料に、3日目に眠りにつくとき…って、あったけど…さ」

深緋晴明:「お前…今日は、何日目、なの」

田中忠太:「僕は昨日作られたから、今日が二日目だよ」

深緋晴明:「そっか、じゃあ…明日まで、か」

田中忠太:「.....ん」

田中忠太:「改めて、僕に明日をくれてありがとうね」

深緋晴明:「礼を言われることじゃないよ。もともと、その日まで生きていい命だろ」

田中忠太:「そうっちゃそうだけど..」

深緋晴明:「あと一日だけどさ、楽しく過ごそうぜ。な、共犯者さんよ」肩組み

田中忠太:「なんか、こういうノリ懐かしいや」

田中忠太:「ちなみにさ、僕のこの身体..なんとなく察してるかもしれないけど、性別変えるのちょっと体力使うんだ..」

深緋晴明:「ん?ああ…」

田中忠太:「残りの一日、どっちでいようかなって....どっちも僕なんだよな...」

深緋晴明:「…そうだな、どっちもお前だ。どっちで過ごしてもきっと最高の一日になるさ」

深緋晴明:「お前の好きな方を選べよ。それが俺も一番うれしい」

田中忠太:「..女に初めてなったとき、すごく怖かったけど、今はどっちも大切だって思うんだ」

田中忠太:「こう思えるようにしてくれたのはきっとお前のおかげだなぁ..」

深緋晴明:「…そ、っか…それなら…よかった…」

深緋晴明:「そう思ってくれて、ほんとよかった…」

田中忠太:「きっとこいつもそう思ってるよ、僕が思ってるんだからさ」お布団ぽんぽん

深緋晴明:「…おう」

田中忠太:「よ~~~しじゃあ、夜遊びかな?」玄関までダッシュダッシュ

深緋晴明:「おう!」

深緋晴明:『ちょっと一日家を空けるね』って置手紙します


●8日:クローンの残された1日

KP:深緋とクローンである田中は家を出て、7日から8日へ日付が変わっても構わず残された時間を過ごした。

KP:楽しみにしていた水族館へ行き、一日満喫する。クローンの田中はとても嬉しそうに一日中笑っていた。

KP:次第に日が暮れ、二人はそのまま近くの海岸に腰をかける。

田中忠太:「は~~~~すごい楽しかった」

深緋晴明:「だな」

KP:田中は目をこすりながら深緋に笑いかける。

田中忠太:「クラゲいた」

深緋晴明:「……おう、綺麗だったな」

田中忠太:「じゃあそろそろ..変えればいいかな」

深緋晴明:「…悪ィな、疲れるのに」

田中忠太:「いいよ、気にしないで。自分の意志だから」

田中忠太:ccb<=54 SAN

Cthulhu : (1D100<=54) → 96 → 致命的失敗

田中忠太:ccb<=75 アイデア

Cthulhu : (1D100<=75) → 42 → 成功

田中忠太:1d5 ダメージ

Cthulhu : (1D5) → 1

KP:隣に居た田中の身体が次第に小さくなり、ふらりと体制を崩した田中は隣の深緋の身体にポスンと寄りかかってくる。

深緋晴明:受け止めます

田中ナナ:「っ......あ、あはは..ありがと....」

深緋晴明:「ん、大丈夫?」

田中ナナ:「ちょっと、こんなに連日性別変えたことなんて久しぶりだったから..ちょっと身体にきてるかも..」

KP:田中の手足は止まることなく痙攣している。

深緋晴明:「…無理、させてごめん」手握るね

KP:※田中忠太/ナナ:一時的発狂(手足の震え)

田中ナナ:「謝んないでよ、僕が決めたことだから..」

深緋晴明:「…そうだな」

田中ナナ:「あのさ、本当は遊園地のときに聞こうと思ってたんだけど..なんで記憶戻ってもずっと僕のことちゃん付けなの?」

田中ナナ:「呼び捨てでいいのに..」

深緋晴明:「え?ああ…なんでかな、呼びなれちゃってたから…」

田中ナナ:「そっか..」

深緋晴明:「それにさ、ナナちゃんって、響きかわいくない?」

田中ナナ:「なにそれ...確かにナナって名前は咄嗟に決めた割には気に入ってるけど...」

深緋晴明:「…お前はチュウタだけど、ナナって名前もお前のものだからさ、どっちも大事にしたくて」

田中ナナ:「..忠太って..名前呼んでくれるの嬉しかったなあ、あのとき、はは...」

田中ナナ:「ナナって名前、あの暗闇の中で考えたんだけどさ、セイメイに「ナカデン」って呼ばれてるから頭の文字とっただけなんだよね....安直でしょ」

深緋晴明:「…あ、ああ~あの時な…はは、まぁそれでも、いい名前じゃない?」

田中ナナ:「..........あのとき僕の胸掴んだだろ」

深緋晴明:「忘れてくれ、過去の俺だ」

田中ナナ:「忘れませ~~~ん」フン

深緋晴明:「…すみません」

田中ナナ:「いいよ..それ以上はしないでくれたから..」

深緋晴明:「……ほんとはその時点で怒っていいんだけどな…」

田中ナナ:「まあ..声聞いてお前だって判ってたから、安心してたところ...あ、るかもしれないけど...」

KP:田中は少しコク、コク、と頭を上下にさせている。

深緋晴明:「…眠い、のか?」

田中ナナ:「オールとかしたこと、全然..ないから....」コクコク

深緋晴明:「…そっか」

田中ナナ:「....名前もさ、今は片仮名で書いてるけど、漢字と、か考えてたんだよね...」

田中ナナ:「セイメイは..本当の読み方「ハルアキ」じゃん....?だから、ほら、」ひまわりの花の髪飾り手に取ってコキの手に渡すね

深緋晴明:「…?」

田中ナナ:「..夏に、菜..とかでナナとかどうかなって..思ってたんだけど、今の僕だったら..どちらかというと刹那の命の那の方がいいかなあ...夏那..なんて」

田中ナナ:「まあ漢字なんてどうでもいいけどね....あはは..」うとうと

田中ナナ:「ナナって名前はさ..、お前がくれたようなもんだから、何か関連..させたくて、...勝手に、ごめん」

深緋晴明:「…どっちも、良い漢字だ」

KP:そのとき、田中の身体大きくぐらりと後ろへ傾く。

深緋晴明:「……ッ!」支えるっよ

田中ナナ:「ちょ、ちょっと..やばくなってきたかも...」

深緋晴明:「…ねぇ、最後に聞いてほしい」

田中ナナ:「ん..?」

深緋晴明:「俺さ、今日の事も、昨日の事も…ずっと、絶対に忘れないよ。お前は偽物なんかじゃない。俺にとって、この2日間はすごく幸せだったし、この幸せは本物なんだ」

深緋晴明:「ありがとう」抱きしめます


田中ナナ:「......ん、......うん、......僕も」

田中ナナ:「幸せにしてくれてありがとう」最後の力で抱き返します





KP:やがて、深緋の背中に回された腕はするりと砂浜に落ちる。


KP:辺りに人はいなく、さざ波の音だけが聞こえる。

深緋晴明:しばらくはそのまま抱きしめてるけど、少ししたら抱き上げて高台までいきます

KP:田中を抱き上げ、深緋は高台まで来る。

KP:高台の高さはそこそこあり、下の波も強そうに見える。

KP:岩肌がゴツゴツとしており、ここから身を投げればたとえ生きていたものでも無事ではすまないだろう。

深緋晴明:「…さよなら」

深緋晴明:海に…

KP:空へ田中を送る。

KP:波の音が強く、海へ落ちていった音がしなかったため、本当に落ちていったのかわからなかったが、確認はせずにその場を去るだろう。

KP:後日もし遺体が発見されたとしても遺体の損傷が激しく、死因調査は困難を極め、DNA鑑定をしても戸籍上男である、現在生きている人間が女の遺体として見つかる不可解な事件となるだけだろう。


●Ep.

KP:深緋が帰宅すると、寝かしつけた田中が玄関までバタバタと来る。

深緋晴明:「ただいま」

田中ナナ:「セ、セイメ、!!!」

田中ナナ:土下座します

田中ナナ:「ごめん!この間の約束台無しにしちゃった.....」

深緋晴明:「えっ」

田中ナナ:「な、なんかわかんないんだけど、めっちゃ寝ちゃったみたいで.....」

深緋晴明:「あ…ああ、えっと…そっか、いや、いいんだ」

田中ナナ:「楽しみにしてたのに..ごめん...」

深緋晴明:「…また、行けばいいじゃん、ね?」

田中ナナ:「ハッ!」

田中ナナ:「あれっ、あれは?紙袋、紙袋なかった?!」

深緋晴明:「紙袋…?ああ、そういえば…」

KP:クローンの田中が持っていた紙袋は部屋の隅に置いてある。

深緋晴明:「あ、あれか?」指さし

田中ナナ:「あ~!じゃあ買いに行ったのは夢じゃない、うんうん」

深緋晴明:「それなに?」

田中ナナ:「良かった..」紙袋ぎゅっ

田中ナナ:「これ?これは..」

KP:ガサガサと紙袋に手を突っ込み、田中はじゃじゃーんと中身を見せてくる。

田中ナナ:「じゃ~~ん!見て!これ写真立てと、アルバム」

深緋晴明:「……ッ!」ウ 写真は昨日の事を思い出す…

田中ナナ:「遊園地でさ、写真撮って記念にしようかなって思って..!待ち合わせ前に買いに行ってたんだ」

深緋晴明:「…あ、そ、そっか…うん、準備、いいね」

田中ナナ:「あんま..こういうの..言うとアレかなって思ったんだけど、前にゴミ箱にさ..セイメイと多分、元カノの人かな..写真。捨てられてたの見つけちゃって..」

田中ナナ:「こう、飾っとけば捨てないかなって」

深緋晴明:「……ああ、あれか…」

深緋晴明:「…ナナちゃんとの写真、捨てるわけないでしょ」

田中ナナ:「....!ま、またまた~..」

田中ナナ:「次いつ暇だっけ、チケットまだ期限内だと思うし近いうち行こうよ」

深緋晴明:「次は、また来週かな…」

田中ナナ:「じゃあ休みこっちも確認するわ、へへへ、楽しみ」

深緋晴明:「…うん、たくさん写真撮ってさ、アルバム埋め尽くそう」チケット買わなきゃ

田中ナナ:「楽しみだな~、あっそうだ、朝ごはん作るね。ちょっと待ってね、直ぐ作るから」

深緋晴明:「うん」

KP:田中は楽しみだ~~と下手な鼻歌をしつつ台所へ向かう。


KP:あの日、彼と彼女と共に過ごしたこと、あの日の出来事、事件の真相。

KP:深緋にはたった一人の共犯者が居たことを、しかし今日、全てを知るのはあなたただひとりだけだ。

「共犯者」-Happyend-

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