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彼女が僕の元ストーカー山下瞳月編

僕には最近彼女が出来た

瞳:ねぇ~〇〇君ラーメン食べに行こ!

〇:瞳月毎週ラーメン食べてるけど飽きないの?笑

瞳:お店によって味が違うんだから飽きるわけないじゃん!

〇:確かに……

さっきの会話でわかったと思うが彼女の瞳月は大のラーメン好きだ

僕らの出会いも家系ラーメン店だった

僕がカウンター席で食べていると隣ですごく美味しそうラーメンをすすっていた

その食べっぷりに惚れてしまったがその時は話しかけることができず諦めようとしたが、その後も何度かラーメン屋で会うことがありそこから交流を深めて付き合うことができた。

〇:にしても瞳月はよく食べるね笑

瞳:だって美味しいんだもん!

〇:僕もラーメンは好きだけど毎週は流石にキツイな

瞳:でもあの時は毎週一緒に食べに行ってなかった?

〇:あの時は瞳月と一緒に居たかったからね~

瞳:ふ、ふ~ん……そうなんや///

〇:あ、今照れたでしょ笑

瞳:照れてへんし!!

瞳月は普段は標準語で話しているが照れたり動揺すると関西弁が出るらしい

瞳:そんなことより〇〇行きたいラーメン屋さんとかある?

〇:瞳月と行けるならどこでもいいよ

瞳:じゃあさ!新しく出来たところ一緒に行こ!

〇:いいよ

瞳:しーの机の上にチラシあるから取ってきて

〇:良いけどどうして?

瞳:チラシにクーポンがあったの!

〇:はいはい笑

瞳月の部屋にチラシを取りに行くと

〇:チラシチラシ…あったこれだ

〇:ん?

チラシを取るとその下に何枚か写真が置かれていた

〇:…………

写真のことを聞くため瞳月のところに戻った

瞳:〇〇あった~?

〇:あったよ……あとこれも

瞳:こ、これは……

チラシと一緒にテーブルに置いたのは先ほどの写真たち

〇:この写真何?

瞳:これはその~……

〇:全部俺の写真だよね?

瞳:そうやな~……

〇:なんで撮ってるの?

瞳:ええ食べっぷりやなって思って

〇:ならなんで店の窓の外から撮ってるの?

瞳:それは~……あれや!

〇:なに?

瞳:そのラーメン屋行列できとってん!

〇:僕行列苦手なの知ってるよね?

瞳:うぐっ……

〇:素直に言ったら許すのになぁ~

瞳:……〇〇のストーカーしてました

〇:なんでそんなことしたの?

瞳:〇〇がかっこいいのが悪いんでしょ!!

〇:まさかの逆ギレ!笑

瞳:〇〇がしーと出会うより前からしーは〇〇のこと知ってたもん!

〇:確かにこの写真の店全部潰れてるなぁ

瞳:……もう今日ラーメン食べるのやめる

〇:いいの?

瞳:その代わりに……

〇:??

瞳:今日は〇〇を食べることにする!

〇:はい?

瞳:それじゃあ手を合わせて……

〇:ちょちょちょ……意味が分からな……

瞳:いただきまぁす♡

〇:うわぁぁぁ………

数時間後

瞳:……ごちそうさまでした♡

〇:………お粗末……さまでした

~Fin~