やべえ、切ってしまった1
俺には家族に内緒にしている彼女がいる
何故かって?
それは彼女が出来たと家族に言うと冷やかされるのと彼女にはとある問題があるからだ
プルルル
○:もしもし〜
井:もしもし○○元気やった?
○:うん元気だよ笑
井:私も元気だよ〜!
○:そりゃ昨日もあったしね笑
こんな感じで僕らは毎日こっそり電話している
井:でねその後にね先生が『井上って顔だけはいいよな』って言うの…酷くない?!
○:確かに酷いね笑
井:私は顔も頭もいいもんね!
○:……
井:あれ?○○死んじゃった?おーい
○:あ、ごめんごめんなんて言った?
井:だから私は顔も頭もいいもんね!
○:う、うんそうだねははは…
井:なんでそんな棒読みなのよ!
○:正直梨名はそんなに賢くないじゃん笑
井:うわっ○○までそんな事言うんだ!
○:ごめんごめん
井:もう○○なんて嫌い
○:ごめん…でも俺は梨名の内面を好きになったから気にしてないよ?
井:ほんとに?
○:当たり前じゃん!
井:やっぱり私の彼氏は○○以外考えられない!
○:そう言って貰えて嬉しいな(調子が良い奴笑)
○母:ちょっと○○入るわよ〜
○:!!
○:ちょ、ちょっと待っ…
ポチッ…ツーツー
慌てて携帯を隠した反動で通話を切ってしまった
○:あ…
○:やべえ、切ってしまった…
○母:ちょっとさっきから誰と話してるの?
○:と、友達だよ!
○母:そうなの?下まで聞こえてるからもうちょっと声量落としなさいよ!
○:わかったって!
○:やばい、急に切っちゃた…前もこれしちゃった時の梨名は大変だったんだよ…
以前間違えて急に電話を切ってしまった時は僕に勉強を教えてもらうというていで家に押しかけ僕に手錠をかけて梨名のいい所を1000個言うまで解放して貰えなかった
○:またあんな事されたくない!
○:ここから逃げないと!
それから最低限の荷物をリュックに入れ
○:母さん俺友達と泊まりで勉強会してくる
○母:はいはい、失礼のないようにね
○:うん、行ってきます
ガチャッ
○:!!
これであんな想いしなくて済むと思ったが時すでに遅かった
既に家の前で待ち伏せされていた
井:ねぇ○○?
○:は、はいなんでしょう?
井:どうして急に電話切っちゃったの?
○:間違え:押しちゃいました…
井:今回で2回目だよ?
○:はい、ごめんなさい
井:前回は初犯だからあれで許したけど
井:今回は許さないからね♡
僕の人生はここまでのようだ