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【#スキな3曲を熱く語る】大学入学、就活、卒業で好きな曲を語る【ユニゾン、ベボベ、モノノアワレ】

こんにちは。

今回は、タイトルの通り私の大学時代で印象深い曲を選んでみました。
とっっっても自分語りな内容で長くなってしまいましたがあらかじめご了承下さい。

1. mix juiceのいうとおり / UNISON SQUARE GARDEN

unison square gardenは中学生の頃から好きで、社会人となった今でも聴いている私にとっては大切なバンドです。

今さら紹介する必要もないくらい有名になっているかとは思いますが、キャッチーで軽快なメロディ、心に残るフレーズなど魅力溢れるバンドですよね。
中でも特に歌詞が良く、自分の励みになった曲がこの『mix juiceのいうとおり』でした。

学生時代はずっと周りに恵まれて、なに不自由なくすくすくと生きてきました。
ただ、引っ込み思案なところがあり春~夏にかけての季節はちょっと苦手でした。

まだ馴染みのない相手に自分を出す、ということが本当に苦手で、はじめの頃って周りの人がどんな人かも分からないから気を遣ったり、はたまた あ、この人とは合わないかも…みたいな感じで心が落ち着かないことがあると思うんです。

それで、自分の感情の整理がつかない日々が続く、なんてことあると思うんです。

そんなとき、

ちゃちな理性に挟まれて 心ぐるぐる悩むぐらいなら
荷物を捨てて飛び出そう
今日までの感情が明日を作るから
イライラも後悔もまるごとミックスジュース

この歌詞が、とても素敵でした。

一つ一つの感情を切り分けて無理に整理をつける必要なんてないんです。諸々のおもい、すべて混ぜ込んだものが自分の感情であり心なんだと思います。

そう思うととても心が軽くなって、素直な気持ちで人と向き合えるようになれた気がしました。この曲のこの歌詞に、明るい気持ちをもらいました。

mix juiceのいうとおりは他にも、本当に素敵な歌詞が多くて、

一聴ではわからないならそれこそが贅沢な暇つぶしって思いはしないかしら
12時過ぎても解けない そんな魔法があっても欲しくない
早く帰って眠らなくちゃ
サイコロを振り間違えて ふりだしに戻されても痛くない
次の一歩は別物でしょ

この曲には悩みがあっても、それを前向きに捉えられるようなフレーズがたくさんあります。

前向きな気持ちになりたい、そんな人に是非とも聴いてほしい一曲です。

2. スローモーションをもう一度 part 2 / Base Ball Bear

ベボベといえば、青春を思い出す瑞々しい曲が多いイメージもあると思いますが、自分の現状に対する焦燥、周りから理解を得られない孤独など、人の負の一面を描いた曲もアルバム内には多く、曲に深みのあるアーティストです。

この『スローモーションをもう一度 part 2』は就活のときに何度も何度も聴きました。

就活って自分と向き合う大きなきっかけの一つじゃないかなと個人的には思います。

私は正直、絶対これをやりたい!仕事を通じてこんなことを実現したい!みたいな明確な目標というのはありませんでした。

仕事=やりたいことみたいな価値観もよくわからないし、社会人になったら趣味とか自分の好きなことを充実させて、仕事はその時間や気力を侵食しない程度にがんばってしっかりお金をもらえるくらいがいいな、程度でした。

人と同じ本を読み 人と同じ服を着て
人と同じ列に並び 人と同じ物を食べて
人と同じかなしみと 人と同じ不安感じて
人と同じ時間を過ごし 人と同じ夢を抱き 
人と同じ人になり
僕はやっと目が醒めた
映画の中 探し続けた僕の姿
見つけられなくて 悔しくて
必死になって スローモーションしてんだ
ドラマの中 探し続けた僕の姿
一瞬、映って消えた 主役の影になってすぐに消えた

そんな就活生の私に、この曲がぶっ刺さりました。
果たして、今の自分は人生が物語であるとしたら、どんな存在であるのか。
本当にこのまま進めて良いのだろうか。

いつのまにか 参加賞しかもらえなくなった
いつのまにか 誰かの人生の脇役になってたんだ
人と同じ話して 人と同じ涙して
人と同じ生き方で 人と同じ人で終わるのか
僕は誰なんだ
映画の中 探し続けた僕の姿
見つけられなくて 悔しくて
必死になって スローモーションしてんだ
ドラマの中 探し続けた僕の姿
一瞬、映って消えた
人混みに埋もれ 見えなくなった
映画にいない ドラマにいない
どこにもいない僕を 見つけてきっと感じたい
忘れられないスローモーションを、もう一度

就活について、考え直すきっかけとなった曲です。
その後は絶対やりたい!まではいきませんがこれをやってみたい!と思えることを見つけ、晴れた気持ちで就活に望むことができました。

結果的に私はその時やりたいと思ったこととは異なる業界の会社(会社の規模と待遇にひかれてしまいました)に就職し現在に至ります。

果たして今の自分は映画やドラマのなかのどんな登場人物にあたるのか、スローモーションして見つけられるほどの存在なのか、まったく分かりません。
就活の思い出の曲と言いつつ、社会人となった今でも自分の向き合わせてくれる曲です。

広く知ってもらいたい曲だと思い、今回3選に入れさせていただきました。

3. 言葉がなかったら / MONO NO AWARE

MONO NO AWAREは新しさも懐かしさも感じさせてくれるメロディーに、言葉遊びのような歌詞が面白いとてもクセになるバンドです。
NHKとのタイアップで早口言葉の曲を出したりと、人気も出つつ面白い試みもしているバンドなのでまだ知らないという方は是非ともチェックしてみてください。

話は変わり、大学時代の個人的な話になりますが、卒業付近で私は数年付き合っていた、初めての恋人と別れました。

結果的には私が振られたのですが、相手より別れを告げられた要因は、恋人のメンタルが不安定で少しギクシャクしていた時があり、不安定に感情をぶつけられることに対し疲れを感じていた私が相手を突き放すような一言を言ってしまったことでした。

それは自分としては本心も含んだ、内からこぼれ落ちたような一言でした。
それを受けとる相手の気持ちというのは配慮出来ていませんでした。

別れた後、相手の弱さを受け入れきれなかった自分の弱さというものを、とても後悔しました。

そんな失恋のあと、私の心に残るようになった曲がこの『言葉がなかったら』です。


言葉がほんの一つ足りなかっただけで
その後はたった一度の言葉も交わせぬまま

言葉がほんの一つ多すぎただけで
この世にたったひとりの人にさよならをした

言わなくていいことと
言わなくちゃダメなこと
選んでる間に君は背を向けて

言葉がなかったら
迷わず抱きしめてたろう
手紙を読み返し
泣く手間も省けてたろう

歌詞が当時の自分の状況に合いすぎていたということもありますが、言葉というものと改めて向き合うきっかけとなった曲です。

曲は以下の歌詞に続きます

言葉がなかったら
こんなことで悩まずに
すべてをぬくもりで
伝えられたのだろうか

あいつやあなたにも言ってみたかったこと
いざ目の前にすると口をつぐんでしまうこと

言ったってやらなけりゃ意味がないと言う人
見返すためにもとりあえず言おうかな

言わなきゃな

言葉に直したら
嘘になってしまうとしても
ギリギリのところまで
表していたいんだ

言葉ってとても扱いが難しいものだと思います。
歌詞にあるように、無理に言葉にしたりせず伝わる感情もあると思います。

それでも、言葉じゃなければ伝わらないこともある。

自分はなかなか口下手なタイプだと自負していますが、それでも言葉にすることの大切さを、曲と歌詞という言葉を通じて伝えてくれる、大切な曲です。

MVもとても良いので是非YouTubeでも観てみてください。

音楽とは人生に寄り添ってくれる存在だ

長々と語ってしまいましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。

今回のノートを通じて、好きな曲を振り替えるということは、過去を振り替えるというようなことに感じ、音楽とはやはり人生に寄り添ってくれる大切な文化であると感じます。

これからの人生、自分がどんな音楽を好きになっていくのかとても楽しみです。

#スキな3曲を熱く語る

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