見出し画像

"パーシモンホール公演"のその先に。vol.50〜BLUE FALL〜

おはようございます。
このような状況になると、関わる近しい人から知らない遠い国の人間のことまで、安全、健康を心から願う日常となり日々が過ぎる。
この感情を祈りと言うのだろうか。
その前に自分もしっかりしなくては、ね。

昨日の夜、昨年実施した Makuake でのクラウドファンディングのリターンアイテムの一つだった新曲のダウンロードコードを支援者の皆さんにお送りした。やっとお送りすることが出来た。三船の書くロットの音楽は無責任に明るくなく暗すぎず、そっと寄り添うような優しさがあるな、と手前味噌ながら思います。気に入っていただけたら。

近況を。

先週、実は4月2日に FEVER で配信ライブを実施する予定だったのだが、ここ数日の"外出自粛”のムードに準じる形で情報解禁となる3/30(月)の前日の深夜にメールが入り、公演見送りとなった。

FEVER 西村さんが、3月17日に YouTube の Super Chat を使用した課金システムによる配信ライブ環境をいち早く用意し、ライブハウスとミュージシャンが活動を存続できるよう準備し、数本実施したのも束の間、外出すら検討すべきというのが世の論調になり開催は中止となった。

FEVER 浦本さんからの深夜のメールには「スタッフ含め、配信に来るバンドの未来の為に休むことにしました。本当に本当に申し訳ないですが、ご理解頂ければと思います。」とメッセージが届き、胸が一杯になった。

一方で、J-WAVE が企画する新番組の企画「#音楽を止めるな」の話を頂いき、考えに考え、<自宅待機すべきだ>という意見も大いに理解できるが、演奏させて頂くことにした。

一方、このままだと業界、音楽、バンド運営も滞ってしまうという考え方もあるということだ。我々が生放送で出演するのは明後日、4/3(金)12:30〜13:00 です。

とある話を聞いたのですが、ライブハウスのキャンセル料は全額負担で主催者が支払う必要があるハコも多いそうだ。1000人規模になれば100万円近く、1万人以上規模になればロットでは体験したことのない金額が全くの利益を上げずに借金となるのだろう。開催に向けてリハーサルや資料、その他グッズや全てが無駄になり、全くの売上げぬまま支払い履歴だけが残ってしまうということだ。

ちなみにいくつかロットも出演するはずのイベントが中止になってしまったが、当然、我々には出演キャンセル料などない。

またもう周りのミュージシャン、バンド、アーティスト、音楽関係者の方はほとんどが署名していると思うのですが、#SaveOurSpace のハッシュタグで「新型コロナウイルス感染拡大防止のための文化施設閉鎖に向けた助成金交付案」への署名というものがタイムラインに並び、私も署名をさせていただいた。どうなんだろうか、そんなに容易くないイメージがあります、毎日国会議事堂に押しかけるくらいのパッションがなければそうそう伝わらないのではないかとも思うし、国だって必死なはずだ。

ロットの二人とは電話で何度かやりとりをしているが、概ね元気そうです。サポートのみんなも無事のようだ。パーシモンホールとのやりとりをしてくれている novus axis の堀内さんとも昨日ゆっくり話すことが出来、多くの情報をシェアすることが出来た。さて、どう生きるか、どう存続させていくか、なかなか試されていますね。

続く。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?