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『けものたちの名前』が出来るまで vol.23 〜マスタリング〜

Mastering について。

一般のお客さんにはマスタリングについてはなかなか伝わりづらいことがあるかとは思うのですが、音を仕上げる最後の作業。
料理で言えば盛り付けみたいなところでしょうか。

ロットバルトバロンのような音楽をやっていると良く話題になるのは、マスタリングはSTERLING SOUND、Greg Calbi にお願いしよう!ということになるのだが、すでに2017年UKのタームでトライ済みでした。

STERLING SOUND でのマスタリングの仕上がりは大変に素晴らしく、筆舌しがたいムード・質感を纏っているのですが僕も三船も疑問を持っていた。
確かに”らしく”素晴らしいのだけど絶妙に何かが違う。
ちなみに、何が違うのかは正直わかりません。

そんな中、三船が3rd Album『HEX』でアサインしたスタジオが Chris Athens Mastersだった。

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これが当たった。
こういう時の三船のリサーチ力は本当に助かります、良くぞ見つけてきたな、と思った。
2018年らしく、ローはリッチにギリギリまで音圧を追い込んだ仕上げは力強く『HEX』のコンセプトに合っていた。

今回『けものたちの名前』は最初から Chris にお願いするイメージで録音していった。最終的に音圧が上がるのでMixの段階ではなるべく穏やかな音像で録音していった。エンジニアの前田さんともマスタリングをChrisに頼む前提でラフミックスを作っていった。

2019年9月25日、音源が納品された。
相変わらずの音圧だった。笑
とても楽しい。

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続く。

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