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"パーシモンホール公演"のその先に。vol.51〜Apple Vinegar Music Award 2020 大賞〜

2020年4月1日、16時。
at 六本木 J-WAVE スタジオ。

三船と felicity レーベル平川さんと3人で向かった J-WAVEのエントランスで自ら迎い入れて頂いた ASIAN KUNG-FU GENERATION 後藤正文さんに、
「薄々気づいてるかもしれないですが大賞を受賞しました」
と伝えられた瞬間、ぞわーっと鳥肌が立った。

後藤さんが3年前に設立をし、坂本龍一さんや亀田誠治さん、他数社の企業が協賛をしている。

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ここ最近のあまりに気持ちが落ち込むニュースにやられていた分、なかなか頭で嬉しいということを理解するには時間がかかったのだが、体が本能的に喜びに反応した感じだった。

10日ほど前に、平川さんから連絡があり4月1日に Gotch さんのラジオ番組への出演の依頼があり、その前に1時間ほどインタビューを設けたいという内容だった。光栄にも昨年『HEX』でもノミネートさせて頂いたのですが、そんなことはなかったのにな、とは思ってはいました。

昨年、ロットは ASIAN KUNG-FU GENERATION『HOMETOWN』TOUR にオープニングアクトとして Zepp Tokyo と大阪難波 Hatch に出演させて頂いた。

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『JM』という曲で演奏で参加して頂けないか、とお誘いしたところ快く引き受けてくれた。

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以来、約1年ぶりにお会いすることが出来た。

J-WAVE のロビーでスペクトラム・マネージメントの小川さんや國見さんと挨拶を交わし、スタジオにて"APPLE VINEGAR MUSIC AWARD"大賞を頂いたということでインタビューが始まった。

内容は、アルバム『けものたちの名前』の作品をサウンドの面や内容がとても良かったということ。同じバンドマンとして90年代までで確立されたいわゆるスタジオでのレコーディングサウンドと PC 上での音作りの融合、アップデートしていくバンドサウンドの作り方、2019年で考えうるハイブリッドなバンドミュージックの音作りにトライしていることのサウンド面と、ロットのコミュニティ”PALACE”の試み、いわゆるアーティストとファンとの関係性を再定義していく活動内容にもフォーカスして頂き、評価を頂いた、そんな印象だった。

そして海外の BON IVER、The National といったいわゆるインディー・ロック・バンドが活動しやすい土壌がほぼないと言える日本の音楽シーンにも、我々 ROTH BART BARON のような日本のインディー・ロック・シーンを応援するような文脈がもっとあっていいと思う、と加えられた。

今回の Apple Vinegar Music Award 選考会の様子はWEB に対談として読むことが出来ます。

また、今回の三船と後藤さんの対談は近いうちに WEB 記事として公開されるようです。

対談が行われた後、J-WAVE 番組の収録が行われた。

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15分の ON AIR 尺に対し、優に30分は超えていた。
ブースで進められた音楽の話題はどんどん純粋になっていき止まらなくなった先で、ディレクターの指示でそろそろ終わりに、、といった様子で締めくくられていった。

とにかく2人とも音楽が好き。探求してしまう性分と、楽しさと、土壌を豊かにしていきたい、そんな思いが溢れて止まらなくなった、そんな印象だった。とてもいい時間。

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Apple Vinegar Music Award へのノミネートの知らせを聞いた今年の年始、もし大賞を受賞をして賞金をもらったら今度こそあのスタジオに行ってレコーディングをしたいと三船と話していたのだが、今、世界がこんなことになってしまったので、海を超えるのは恐らくなかなか難しそうだ。せっかくなので何か面白そうなアイディアを捻りたい。
そして Gotch さんとも何か出来ないだろうか。
おおっ、そんな方法があったか!!という名案を。

続く。




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