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"パーシモンホール公演"のその先に。vol.49〜下見〜

昨日は、パーシモンホールの下見に行ってきた。
初めてステージに上がり、2ヶ月後の 5/30 を想像する。

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今回初めてご一緒させて頂く舞台監督、平松秀樹さん(中央)に作成頂いたステージプロットをイメージしながら実際にステージに上がり床の質感、天井の高さ、響き、客席への距離感を確かめる。私が絶大な信頼を寄せる掛川正義さんと弟子の福ちゃんも来てくれた。

それぞれの演者がどの立ち位置になるかを一人一人確認。流石、図面の段階から既に演者にとって心地よい距離感で配置されており、普段のライブハウスなら私の作成する plot で事足りるが、この規模になってくると専門家の領域であることを実感する。

そして、「ホーン隊の皆さんはこの辺りですね」と指示された場所に立って客席を見上げれば、少し平台で嵩上げした小上がりから客席を見上げ、この角度で吹くトランペットはさぞかし気持ちが良いだろうな、とテンションが上がった。

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ステージ備品周りを確認しに倉庫へ。

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あわよくば先日の BON IVER 公演のように演者を変則的な高さの雛段に段組しステージをデザインできないものか、などと企んでみたりしていたが、皆さんとお話をしていると人員的にもちょっとこの規模ではまだ難しいのかもしれない、学祭ではないのだ。笑

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ピアノ庫には3台のグランドピアノ。
2台の STEINWAY&SONS のフルコンと1台の YAMAHA のセミコン。
目黒区さんよ!2台もあんのかスタンウェイ、、、と思いながら試奏してみると相変わらず上質な2台に比べ、馴染みのある国産ピアノに、意外とこっちの方が合うかもなど本番を想定してみたりした。

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今回、映像収録でお世話になる SLEEPERS FILM 関根卓史くん。
ロットにとっては「小さな巨人」の Music Video からの付き合い。もう10年近くなりますね。カメラ配置を一緒に考えながら客席を練り歩く。

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2階席からの景色。

流石に後方からステージの距離はさすがに遠いな、と思ったが、今回の学生料金は ¥1500。見に来てくれて、一生の記憶に残ってくれたらこんなに嬉しいことはない。もう20年も前のことになるが、学生旅行で体験した破格設定の学生席で感じた学友協会の華やかさや、パリ・オペラ座の「ドン・ジョバンニ」の生音は今でも記憶に残っているのだ。

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1階ロビーへ移動し、下見。

今回のもう一つのハイライトとも言えるクラウドファンディング参加者による、ロビー展示会をイメージ。

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我々は物販もたくさんあるし、フードなんかも出来たら楽しい。
水回りはあった、壁コンセントも結構あった。
90分の開場時間は、社交パーティのような、同窓会のような、オフ会のような、フジロックのオアシスのような、本番をソワソワと楽しみに待つひと時にすることが出来たら最高だ。

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今回、ありがたいことにかつてなく券売状況が良く、機材状況も見えてきたので、関係者への案内を予定していた2階席バルコニー席と1階席の一部を追加席として追加販売してみようと思っている。

つい、新型コロナに振り回されがちな日常ではあるが、必要以上に時間を取られるのは人生がもったいない。

1時間の下見を終えて、思っていたことは会場が広く感じたのは最初だけで、ロットの音楽はもっと大きなホールで演奏し、演出し、世代を問わず国籍を問わず響き合えるポテンシャルがある気がしている。

工藤くんの参加で飛躍的に表現力が広がった。
そうだ、日本一のバンドになるのだ。

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続く。

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