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"パーシモンホール公演"のその先に。vol.34〜名古屋公演、愛知芸術文化センター中リハーサル室〜

2020.2.23
名古屋 愛知芸術文化センター

名古屋公演Flyer_2020.2.22

今回の名古屋公演は、LIVERARY の武部さんが引き受けてくれた。
このフライヤーデザインも武部さん。

2014年、『氷河期』アルバムのツアー開催以来。
先週を振り返れば彼にお願いできた時点で大成功が決まっていたということだった。

今回、武部さんから普通のライブハウスではなく、愛知芸術文化センターのリハーサル室を使用して、360度のフロアライブを実施してみてはどうか、と提案を頂いた。蓮沼執太フィルで一度実施したことがある、とのことだった。最高だ、と思った。

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初めて会場に入ると予想以上に会場は広く天井も高く、4〜500人くらいは入るのでは?と思ったが消防法の関係上、150名までだそう。
我々は各々、機材をセッティング、足立さんたち音響チームはどんどん機材を組み上げていった。

今回、私の moog Bass はアンプは使用せず、中央のウーファーのみから鳴るシステム。12時の方向を決め、三船がセッティング、そしていつものリハーサルに近い向き合う配置で円陣を組んだ。

ちょうど、別件でキャンプファイアーを囲むイメージも持っていたので、一つのテスト案件としても良いな、と思った。

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何曲か撮影収録したい、という相談も受けていたのでもちろん OK、むしろ大歓迎ですとお答えした。そして演出のために電球も持ち込まれた。

サウンドチェックでモニター環境を確認していると思った以上に演奏はしづらく、会場が広いので音は回り、どうなることか?と正直不安にはなったが、本番が始まると360度で囲んでくれたお客さんがその音場を見事に整え、その不安は1曲目で解消された。

Opening Act は Maika Loubté。
今回『けものたちの名前』では数曲にコーラスとして参加してくれている。

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もちろんどこかの会場で共演できたたら良いな、と思っていたのですが、名古屋へぜひ!と彼女をリクエストしてくれたのは武部さんでした。

彼女のパフォーマンスは素敵でした。キラキラとした45分、久しぶりに見た彼女の演奏は以前よりポップでカラフルで、スッキリとした印象で、そのムードをお客さん達も熱心に聞いていてくれたようで、呼べて良かった、と思った。

そして我々のパフォーマンス。電圧不足?原因はわからないがマイクの不調もあったが内容は相当によかったのではないかと思う。多少のトラブルはDIYイベントでは付き物、フォトジェニックな会場ということもあり、多くの感想が SNS でも多く感想が上がっていてとても嬉しかった。

360度だと三船もギターを持たない曲では動き回れて、楽しい。今回、1人ずつ退場する演出も喜んで頂けているようで良かった。

広いので物販エリアもテーブル3台で展開できて大変にありがたい。そしてたくさん売れました。皆さん、本当にありがとうございます。

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終演後、マイカさんが出演できたことをとても喜んでくれた。やっと繋がれた感じがした。こちらこそどうもありがとう。

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写真を撮ろう、と声をかけたらわざわざお揃いのアウターを楽屋に取りに行った三船雅也。三船からの提案で、マイカさんには録音した「TAICO SONG」と「iki」で急遽参加して頂くことが出来た。

セットリストはこちら。

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打ち上げは恒例の味仙・矢場店へ。
写真は右から、音響・足立さん、三船、岡田くん、武部さん、大田垣くん、中原くん、私、竹内くん。

武部さんに「企画がお客さんに届いていたと思うし、みんな喜んでくれていたと思う」と、お礼を伝えたら「ロットの他の公演は見てないですが、一番いい公演になったに決まっている」と返ってきた。最高です。笑

ロットが実施したプラネタリウム公演もそうですが、普通のライブハウスで実施するより、機材を持ち込むのではるかにコストはかかります。
それでも一生涯忘れない公演になることを願って、全てを注ぐ。

公演の前々日に武部さんがまとめてくれたインタビューのタイトルはこちら。

「音楽に、映画に、バンドに救われた」
ロットバルトバロン・三船雅也が歌う、弱くて強い人間嫌いの人間賛歌。

きっと似た者同士なのだ。

ちなみに味仙の前で撮った写真で、竹内くんが着ている白いパーカーは ROTH STORE でお買い求め頂けます。
別名、シロクマ。
中原鉄也のイメージです。

続く。



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