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ボイスパーカッション × ヒューマンビートボックス

昨日は僕らの業界でよくある質問ランキングTop3に必ず入る「ボイパとビートボックスって何が違うんですか? 」について、大先輩であるMaL氏にお越しいただきその違いについてそれぞれの歴史や技術など盛りだくさんの内容でトークショーとライブセッションを行いました!

今回のトークショーの結論から言うと、お互いの文化目的によって違いがはっきりと見えました。
それによって必要とされる技術や表現方法が異なり、僕らビートボックスサイドも新鮮な驚きを感じることが出来ました。

ビートボックスはヒップホップの思想からクリエイティブすることに価値があり、楽器や楽曲からのサンプリングという手法や音と音を組み合わせてイノベーションを起こし、新たな表現法を生み出すことに重きを置いている。

それに対してボイスパーカッションはいかに他の楽器やコーラスなどの音を邪魔せずにグルーヴを作り出せるか、どれだけ音楽の一部として調和できるのかという音楽思考が主であるという事が分かった。

そして受け取る側の人がビートボックスとして見るのか、ボイスパーカッションとして見るのかによって注目すべき点と感動を感じる違いにもなるのだと改めて実感しました。

この違いをしっかりと認識した上でそれぞれのパフォーマンスやライブを見るとより楽しみ方が分かるのかもしれませんね。


ちなみにボイスパーカッションという名称は日本だけが広く認知していて、国外に出るとヴォーカルパーカッションが主流だそうです!!

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最後のライブセッションではお互いの異なった技術がぶつかり合い、一つの音楽を共有することで久しぶりにゾクゾク感とワクワク感が入り混じるような感覚を得ることが出来ました!

MaLさんの思想やボイスパーカッションに対する姿勢から学べることは本当に大きく、もっとビートボクサーにもまだこの世界を知らない人達にも知って欲しい!!

まとめ

同じ口から音を出すカテゴリーでも文化と目的の違いで全く違うものであったことが分かり、この認知が無いことがお互いのシーンにも大きく影響していることに気づけました。

それと同時に、誰かに感動を与えたい!とか自己表現の追求の仕方については同じモチベーションを感じれました。
これから先、ビートボックスの技術がボイスパーカッションの技術に、ボイスパーカッションの音楽性をビートボックスの音楽性に共有することでお互いのシーンにとって非常に大きな進化と影響を与えるのではないかと思います。

お互いの文化と全てプレイヤーに心からのリスペクト!

最後までご覧いただきありがとうございました!

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