ランキングシーズンTHEZENON&夏の大合戦環境考察
タイトルが長いんじゃ!
こんにちは暁達也です。
環境最終盤というこの2週間に及ぶランキングシーズンについてどんな環境だったのか、そして何がプレイヤーの不満に繋がったのか個人的意見を交えつつお話していこうと思います。
1 アッパー調整によるメタの変化
実はこのアッパー調整によって色々なデッキが活躍するようになり、メタに変化が起こりました。
Twitterを見ると「 アッパーはほとんど意味がなかった」、「結局使われない」という声が上がっていましたが本当にそうなのでしょうか?
実はとあるカードを入れるだけでメタが変化するなんてこと多々あります。そして僕のツイート「黄色は勝てる色」という言葉の意味について解説します。
①赤BS
このデッキはアッパー調整によるメタの変化はほぼありません。どこまで行っても最強Tire1デッキです。ただし攻略が進み一定以上の実力があるプレイヤーにとっては上振れ展開以外の負け筋が存在しないある意味1番当たりたい相手となりました。それはこのデッキが良くも悪くも単純なデッキという点です。勝ち筋が結局2つだけなんですよね。1つ目はサモゴレ展開からの横並べで押し込む超速アグロ、2つ目はノヴァの全体500マイナスという除去能力を生かしたブロッカー除去からの大型によるビートダウンの2つしかなく、この2つのプランが噛み合うと上振れ展開となり止まらないのがこのデッキです。
②黄色アグロ
僕の中では鴨色なんですが全然そんなことねぇってブチ切れてるプレイヤーも多く対策カード積みなさいよって何度も言ってるのにも関わらず試すことすらせず切れてる人の多いこと山の如しなんてね。ちなみにF.W.にもデメ窓にも投げましたがそこでも切れてる人いたのでだったら騙されたと思って積んでみろやゴラァってキレたことあります。(その後使ってくれた人から黄色勝てる!って声聞けたので満足ですw)
僕が考えついた対策はメモリアと均衡のドラゴン、そしてユグシルというカードです。(両方無色だからムオウで止まっちゃうんだけどあんまり出てこないし、ユグシルは緑かつ召喚時じゃないからかなり強いよ。)
どういうことかと言うと黄色アグロっていうデッキはホワイトキャット(以下白猫)を出さない限りDPは1のデッキです。つまりミノタウロス効果を使うと止まります。それゆえメモリアのミノタウロス選択で攻撃しても意味が無い状態にしつつ均衡のドラゴンで破壊するというプランを取れば簡単に勝ててしまうんですね。そしてかなりの確率でバウンス効果カードは入ってません。(自分はこれを見越してリワインドウインド(こっちはよく見る)とパトロール(ほぼ0)積んでるんですが役に立ったことほぼないですw)。
ちなみに僕は緑で黄色対面勝率8割って言ってるのはたまたまこれらを引けなかった時のみ負けてるということですね。紫使ってたら大体6割です(基本間に合うので)。
つまりこのアプデで強化を受けたと考えられていた黄色アグロは弱体化していたんですね。事前評価が覆った面白い例だと思いました。
③紫BSについて
こちらもほぼ変わらないんですがメモリアを採用している人はかなり勝率高かったのでは?と思います。メモリアの万能性、そして地味に高いフィニッシュ能力が噛み合ってた面白いデッキだったと思います。解説は省きますがにゃおへいチャンネルさんの解説動画見ると良いでしょう。
④二角樹に関して
相変わらずの安定性があった二角樹、しかしプレイヤー側も黙っていた訳ではなく、英雄の採用率の増加、非常に速度の高いアグロなどでメタを張った構築を見かけたため地味に逆風が吹き始めたのかなぁと思います。僕の構築はラバー基ユグシルと均衡のドラゴンが入ってるため黄色に対して強く、また白に対してもかなり強く出れるデッキとなりました。ただし紫とは決めきる速度勝負となりできれば当たりたくない相手でした。
⑤青軸変形について
アンジュ、ボムウイスプの強化を受け、元々強かったオルカと合わせて変形によって戦うデッキです。
非常にテクニカルな動きをしつつ、ビートダウンを狙っていくのでかなりいいデッキだと思いました。しかし使用率が伸びなかったのは赤BSの存在が大きいでしょう(というかノヴァが壊れちょる)。ただたまに当たると面倒なことこの上なく、バーンによるダメージを常にケアしないといけないのはしんどかったと思います。
⑥白BSについて
こちらもあまりアッパーの影響は受けなかったと思います。強いて言うなら青や緑をタッチで入れアンジュを使ったデッキがちらほら見られました。青アンジュは非常に除去能力が高く、マジック除去を多用する白とは好相性で緑にすると弱点であったライフ回復を行えるためこちらも相性が良かったと思います。ただし赤には弱く、ノヴァやマジック連打されてしまうとただでさえ弱い盤面が壊滅するという悲しいことになってました。また英雄を入れた構築もよく見るようになり、ミラーへの意識が高い構築をよく見るようにもなりました。(ルナテックバルガンナーをAIはよく使いますから英雄ぶっ刺さるしついでにウォーデンも取れるという入れ得のカードでしたね、ついでに二角樹やノヴァ、フェゴルも取れるし)。
⑦無色軸カウンターについて
俗に言う「ピナパウグリーン」ですね。ジャックの効果で7コス以上の強力な無色カードをサーチしつつブリジットでドローしてフォース全割された直後のターンでいきなり大量展開して勝つそんなデッキです。ちなみにデメ窓ではF環境開始後すぐに浮上したデッキですが、どうしても決定力不足であり、結果には繋がらなかったのですがピナパウさんが完成させた結果非公式ではありますが十傑に到達する人が出るレベルまでに行きました。やはりメモリアの強さというものが出てるそんなデッキだと感じました。
2 プレイヤー達の不満について
こんな感じの環境でしたが結局何が不満の原因なのかそれはケイローンを採用しているサモンゴレイムによる展開からのフォース割、そしてノヴァによる除去が連続で飛んでくるからでしょう。その他にも絶対止まらない展開が起こり、その頻度が多いからだと思います。もう既にインフレは加速し始めているそしてナーフが無いことによるデフレのない環境が壊れを生み出しているということでしょう。
以前ナーフの必要性について話しましたがそれが顕著に出ている結果だと思います。
DCGだからナーフするでは無くTCGのように禁止制限を設けてもいいと思います。それをするだけで不満はある程度解消されると思います。
まぁサモゴレがなくなったら黄色アグロに切れてルナテックバイソンに切れてアンドロスに切れてオルカに切れるなんてこと多発する気もしますがそれだけパワーカードが増えたということでしょう。二角樹に切れない理由は対策なんていくらでもできるし、赤以外ではトントンぐらいの勝率になるからですね。その勝率を上げたり下げたりしてるのがプレイヤースキルと構築ってやつです。
2環境連続Tire1の赤、その赤に対して最強クラスのメタを張り、ナンバリングランキング2期連続1位の二角樹、万能性の塊である紫、紫にかなりの有利を誇るが低コストビートに弱かった白、これらのデッキを上振れ超速アグロで踏み潰す黄色アグロ、ケア外デッキとしてほぼ全てのデッキに微不利ながらも全部に勝ち筋がある青軸変形そしてフォースが全て割られてから圧倒的なカウンター能力で覆す無色軸カウンターこれらのデッキが新弾EX03「バトルスピリッツ」でどう変化し、さらなる進化を遂げるのかに期待しつつこの記事のまとめとしたいと思います。
長文お付き合い頂きありがとうございました。
次回は新弾のデッキ一つ解説出来たらなぁと思います。
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