マレーシア(ペナン島)での機械産業②

こんにちは。
茨城大学工学部2年のTatsushiと申します。
私は大学で機械工学を学んでいるので、それに関連したものをフィールド調査していきたいと思います。

第2回目はペナン島での家電産業において、どんな企業の製品が店頭に売られているのかを調べ、特に日本メーカーの商品がどれほど売れているのかを調査しました。
方法は、私が滞在しているホテルの近くにあるAEON Queensbayの家電屋さんを実際に訪れ、店員さんにインタビュー調査することでデータを得ました。

調査にご協力して下さった
Harvey Norman  AEON Queensbay店様

その結果が以下のようになりました。
SONY:10%
HITACHI:2.5%
Panasonic:15%
TOSHIBA:10%
SHARP:12.5%
外国のメーカー:50%

それぞれのメーカーのパーセンテージはあまり参考にしないで欲しいのですが、マレーシアで買われている家電において、半分ほどが日本メーカーのものではないかと考えることができます。

前回で調査したマレーシアの自動車産業と同様に、家電産業においても日本メーカーの活躍を認識出来ました。



現地で売られてる日本メーカーの家電製品

店員さんになぜ日本メーカーがこれ程売られているのかを伺ったところ、安いということと長持ちするからと仰っていました。
要するにコストパフォーマンスがよく、信頼できる製品なのでしょう。
機械産業において、日本メーカーが活躍しているのは自動車産業だけではなく、家電産業までも活躍しているのは、マレーシアに来る前は知らなかったので、とても有意義な調査となりました。

さて少し話題が変わりますが、私が滞在しているホテルにあるドライヤーのメーカーは「PENSONIC」というものです。
ある日本メーカーの名前に何かと似てる気がしますよね。

ホテルにあるドライヤー

私はこのロゴを見て、真っ先に「Panasonic」が頭に浮かび、パチモンなのかと思ってしまいました。
実際に、タクシーの運転手に「PENSONIC」はどこの国の企業ですかと聞いたところ、「Panasonic」という返答が帰ってきました。
この「PENSONIC」という企業は、元は家電製品を販売するだけの会社であり、当時は松下電器(現Panasonic)の製品も販売していたそうです。
そして、事業変更をし、家電を作る会社となりました。
その時、会社の所在地である「Penang」と音という意味の「sonic」を足し合わせて「PENSONIC」という社名にしました。
なのでPanasonicと何か関係がある訳ではないと考えられます。
実際に社名がPanasonicと似ていることから他国で商標登録の問題が起こったそうです。
ちなみに、ホテルで使われているエアコンと電話はPanasonicでした。(なぜドライヤーはPanasonic製ではないのか…)

前回と引き続き、今回も日本企業の活躍を知ることが出来ました。
日本の大学で機械工学を学んでいる身として、しっかり勉強を頑張ろうと思いました。
この記事の内容を読んで、この研修に参加しよう思うことはおそらくないと思いますので、最後に夕食の前に遭遇した猫の写真を載せておきます。
ペナン島の野良猫は日本とは違い、人に慣れているので近づいても逃げることなく、戯れることができます。

次回に書く内容はまだ決まっておりません。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。











余談
実は、この調査のために私は家電屋さんを2店舗訪れる必要がありました。
なぜかというと、初めに訪れた店舗の店員さんは、データがないので調査に答えられないと仰っていました。
私は前回500台の車を調査したので、今回は500人の店員さんに根気よく聞き取り調査をする必要があるのかと絶望したのですが、なんと次に伺った店舗の店員さんがあっさりと答えて下さりました。
調査が終わった時に、Thank you.とお礼を言ったら、「ありがとうございます」と日本語で返して下さり、とても心が温まりました。
日本にいる時でさえ、店員さんに話しかけることが億劫に感じる私が、海外のマレーシアの地で勇気を出して店員さんに話しかけて調査を行って本当に良かったと思いました。
この場を借りて、私の調査に協力して下さったHarvey Norman  AEON Queensbay店様の店員さんに感謝を申し上げます。 
そして、こんな私のレポートの余談まで読んでくださった皆さんに幸多からんことを願っております。
読んで頂きありがとうございました。









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