三浦俊一のお仕事 その4(D-SIDE)

荒木康弘/三浦俊一「PROT DRUM/D-SIDE」

画像1

今回はP-MODEL関連なのでわざわざ紹介しなくてもみんな知っていそうな盤ですが、三浦俊一のソロ名義なのでとりあげておきます。「D-SIDE」です。

P-MODELのソノシート連続リリースプロジェクトのうちの1枚として、P-MODEL ANOTHER ACT6という形でリリースされたもの。1985年5月にP-MODELの当時の事務所のMODEL HOUSEよりリリース。当時三浦さんとともにP-MODELのメンバーだったドラムの荒木さん(通称あーちゃん)のソロとのカップリングでリリース。

クレジットでは協力・平沢進、中野照夫とあります。途中でドア閉める音とかドタバタ走る音が入っていますが、中野さんがやらされたそうです。

三浦曲の「D-SIDE」はちょっとハワイアンの感じのインスト曲だが、いきなり「ひ~と~ごろし~♪」と林家彦六の物まねからスタート。途中でも「日露戦争はんた~い」「ドイツ人は支那人」とかよくわからないフレーズが入ったり、彦六以外にも松鶴家千とせ が入ったりするユニークな曲。

三浦さんが彦六の物まねで〇〇さんに〇〇〇をした話が面白いのですが、さすがにかけません。

自分はこのソノシートを初めて聞いた時、7インチサイズのソノシートなので45回転で聴いて、テンポの速いかっこいい曲だなあと思ったら実は33回転が正しい速度で、ゆったりめの曲だった なんて事がありました。

1曲元の曲があって、そこからリズムを取り出して作ったのが「D-SIDE」で、メロディを取り出して作ったのが「ダンス素凡夫」だそうで、元はおんなじ曲だということらしいです。

こちらの楽曲はP-MODELの「太陽系亞種音」という16枚組のCD-BOXに収録されていますので現在でも入手可能。1曲目当てではもちろん高いですが。

D-SIDEはP-MODELやその後三浦が有頂天に加入した後でもライブで演奏される事がありました。その有頂天のライブバージョンは「Very best of 有頂天」のメカノでの購入特典者用CD-Rに収録されたものもあります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?