三浦俊一のお仕事 その18(P-MODEL)

わざわざ紹介するまでもないんですが、有頂天のMUEさんしか知らないという人もいるかもしれないので紹介しておきます。

三浦さんは1983年3月 2代目キーボードとして加入。それまで三浦さんはP-MODELのファンでライブに通っていたお客さん側からメンバーになった訳です。P-MODEL自体については他に詳しいサイトが沢山あるのでそちらで確認ください。

ANOTHER GAME

画像1

三浦さんが参加したメジャーの公式アルバムとしてはこちらが初となるはずです。本当は1983年10月25日にリリース予定でしたが、こちらに収録の「ATOM-SIBERIA」の歌詞がレコ倫にひっかかり発売延期。結局、歌詞が差し替えられ、発売されたのは1984年2月25日。細かい話をするとレコード盤は基本的に歌詞差し替え盤で、CD盤ではオリジナル版が収録。オムニバス等で歌詞変更版がCD化されているものもあります。こちらのアルバムはピンクフロイドのカバー曲を除き全て平沢進さんの楽曲です。

SCUBA

画像2

こちらは1984年10月10日にJICC出版局より発売されたカセットブックです。有頂天の「 BECAUSE」や遠藤ミチロウの「ベトナム伝説」などと同じシリーズで発売されていました。

こちらのアルバムはP-MODEL名義になっているにもかかわらず、平沢進さんのソロに近い形で制作され、平沢さんと三浦さんの二人で制作されたものです。平沢さんの楽曲が多いですが「REM SLEEP」のみ作曲が平沢さんと三浦さんの共作になっています。

注目はブックレット。三浦さんも載っていますが、仲間内では「うずまきの変な棒を持った赤ねずみ男」と呼ばれています。このカセットブック、今はすごいプレミアついちゃってるようなのでなかなか見る機会がないかもしれませんが、機会があれば、是非。なお、カセットブック持ってる人は保管気を付けてください。突然、バリっと破壊されます。うちのはバラバラになっちゃいました。

また、スキューバはCD盤が1989年1月21日にリリースされていますが、リミックスなど内容が少し異なります。そしてさらに「SCUBA RECYCLE」という完全に作り直されたものがでましたが、そちらは別ものですので注意ください。

KARKADOR

画像3

カルカドルは1985年10月25日リリース。こちらに収録の楽曲「ダンス素凡夫」は作詞:三浦俊一・平沢進/作曲:三浦俊一・横川理彦とクレジットされています。「ダンス素凡夫」は有頂天でも歌詞がかえられ演奏されていました。

三浦さんはこのアルバム発売の2か月後にP-MODELを脱退。85年12月30日に誘われて有頂天を見に行き、その後有頂天加入となるわけです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?