言語の学習は、辞書を参考にするが、感覚を大事にする事。(Ver230620b)

以前、言語の学習に関して記事を書きました。

この記事で書いていなかった事を、書き残して置きたいと思います。

例えば、英語で、「up to you 」という言葉があるとします。
翻訳すれば、「あなた次第」という意味になります。
しかし、感覚的には、「あなた次第」という日本語の感覚では無く、
「あなた(you) 、へ向けて(to)、アップする(up)」という感覚なのです。
つまり、up to は、「次第である」という意味では無く、
あくまでも、「 up to 」なのです。
日本語には訳しようが無いのです。
何故ならば、言語が違うと、
ある現象や認識に関しての、【捉え方が異なる】から、
全く別の表現方法になってしまうのです。

例えば、2次元の座標を表すのに、
「x-y座標」というモノと、「r-θ極座標」というモノが
あると思います。
これらの表現方法は、どちらも、2次元の座標を、表すモノです。
しかし、捉え方が全く異なる為に、【認識手段、捉え方が異なる】から、
どちらの表現方法も、2次元の座標を確実に表現するモノではあるが、
捉え方が、全く異なる為に、表現方法も全く異なります。
うまく表現できているか判りませんが、
別言語では、こんな感じな事が多いのです。

つまり、この英単語はこんな感じの意味であるとは言えても、
厳密には、その英単語を言うしか方法が無いのです。

だから、中学や高校でやっている英語の授業というのは、
ほとんど、英語を教えるというよりは、
日本語英語(Japanese English)を教えていると言っても、
問題は無いと思います。つまり、カスみたいな教育方法です。
何故ならば、英語をしゃべる人達は、
英英辞書を開きながら喋るでしょうか?
それは、違います。
伝えられた感覚でしゃべっています。

だから、言語の学習の時に、大事なのは、【感覚なのです】。
そして、英和辞書では、その感覚を教えてはくれません。
大雑把に、英単語がどの意味になるのかを把握するには、
英和辞書は確かに役に立ちます。
しかし、英語の感覚を身に付けるのには、
英語を身振り手振りや行動とともに、
どういう単語がどういう感覚か?を伝えてもらう必要があります。

だから、言語を十分に習得する為には、
【ネイティブ】である必要があります。
身振り手振りで、英語だけをしゃべる人に、伝えてもらう必要が
あります。

だから、僕達が日本の学校に於いて、習った英語の習得方法は、
カスみたいな習得方法だったと思っています。

うまく言えてませんが、
英単語は、あくまでも英語という、一つの表現方法であり、
日本語では表現できません。
ケースバイケースで、
その英語文章が、どういう意味かを日本語には訳す事が出来ても、
その英語文章の文章を構成している英単語ひとつは、
あくまで、日本語には訳しようが無い「その英単語」の意味であり、
日本語では表現できないのです。

そこら辺を、僕は、英語を読み書きする人との文通を通じて、
学びました。
彼らは、英英辞書を開きながら英語文章を紡ぎ出すのでは無いのです。
感覚で学習した単語の羅列で、意味を表現しています。

だから、例えば、
 Now , I support Trump .
と、
I support Trump , now .
は、大雑把には、きわめて似ている意味ですが、
厳密には、感覚が異なります。
例えば、
「今では(?)!、私はトランプを支持している。」
と、
「私はトランプを支持している、今!。」
は、日本語でも感覚が異なると思います。
そういう感じなのです。

うまく言えていませんが、要するに、【感覚で言語を操る事が大事】です。
その為には、英和辞書から、多少卒業する必要があります。
英語をしゃべる外人さんと、やり取りをしながら、
【感覚を伝えてもらう必要】があります。

以上です。