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8割のレースは5頭立て

「競馬で勝つためには的中率は下がるが妙味のある穴馬を買え。そのほうが回収率が上がる」このような競馬の思考法をよく目にします。本当なのでしょうか?この記事では私なりの競馬予想の考え方を伝えていきます。

※この記事では1〜5番人気を人気馬、6番人気以降を穴馬と定義しています。


第0章「はじめに」

 大変ありがたいことに私を参考にしてくださる方も増えてきました。同じようなスタイルの方になかなか出会わない中で、私の考え方がそういった方の参考になれば嬉しいです。

第1章「前提」

 突然ですが、人気帯ごとの勝率や複勝率を目にしたことはありますか?GIや重賞でそのレースのデータとして目にしたことがある人は多いのではないでしょうか。
 これをレース全体で見た場合、約8割のレースは1番人気〜5番人気の馬の中に勝ち馬がおり、3着以内の馬も約7割5番人気以内の馬で占められています。
思っていたよりも人気馬で決まるレースが多くないですか?

第2章「人気馬を買うということ」

 第1章で8割のレースは人気馬が勝つと述べました。つまり上位人気5頭の中で最も強い馬がわかれば、その時点で80%の確率で単勝が当たるわけです。実際は展開など他の要素も絡んでくるためそんなに上手くいくものではないですが、人気馬といえど単勝3倍ほどはついていることが多く、4.5番人気ともなれば10倍前後ついていることもあります。ですので、全体で4回に1回当てることができれば単勝回収率はある程度高い数字になってくるのではないでしょうか。人気馬で決まるレースは全体の8割のため、約30%の確率で5頭立てのレースで勝つ馬を当てると考えればそこまで難しくは感じないですよね。

第3章「穴馬を買うということ」

 「人気しているから切る」、「荒れそうな気がするから穴を狙う」こんなセリフを聞いたことはありませんか?第1章で述べたように競馬というものは多くのレースが人気馬で決まります。大した理由も無く人気馬を軽視するというのは自殺行為といっても過言ではありません。
「10回に1回当たれば回収できる」こんなセリフも聞いたことがありませんか?これが仮に単勝の話であれば、8割のレースは人気馬で決まるのですから、10回に2回しか穴馬の単勝が当たるチャンスはないわけです。仮に毎レース穴馬を狙うのであれば、この2回の部分で当てなければならないことになります。つまり実質的に50%の確率で単勝を当てる必要があるということです。レースによって頭数は違いますが、多くのレースは10頭以上出走していますので、5頭以上の中から勝つ馬を2回に1回当てなければならないということです。人気馬の単勝は5頭から10回に3回当てさえすればよかったのに、です。
 つまり、穴馬を当てるということは言葉で聞く以上に難しいことなのです。
 一方で、単勝30.40倍というような大当たりが出ることは大きな魅力でもあります。この場合は連系馬券も大当たりになります。1発当ててしまえば、その後はしばらく楽な気持ちで競馬に臨めるようになります。これが穴党のメリットだと思います。

第4章「穴党として結果を残すために必要なこと」

 前章で述べたように、闇雲に穴馬を狙うということは至極危険な行為です。結果を出すためにまず必要なことは、人気馬が勝つ8割のレースをすることです。
 これをするために必要なことは、人気馬5頭と狙っている穴馬の能力比較です。結局人気馬を正確に分析できなければ穴馬にどれくらいチャンスがあるのかを見極めることはできません。
 これができた上でレースを見する忍耐力があるのであれば、穴党として素晴らしい結果を出すことができるでしょう。むしろ穴党になった方がいいとすら言えるかもしれません。

第5章「競馬で当たらないと悩むあなたへ」

 競馬である程度の結果を残すためには圧倒的に本命党が近道であると私は思います。前章で述べたように穴党で結果を残そうと思った場合、結局人気馬を正確に評価する必要があるからです。また、メンタルが強くない方は見するレースが続くことや、ハズレが続くことにメンタルがもたない方も多いのではないでしょうか。私はそうです笑
 メンタル面でも、予想面でも人気馬を買う方が圧倒的に楽なのです。

 極端なことを言えば、6番人気以降の馬は完全に無視して、1〜5番人気の中から1番勝ちそうと思う馬の単勝だけを買うというやり方は全然ありなのです。

第6章「最後に」

 ここまで本命党の良さについて語り、また、穴党は大変だとも語ってきました。とはいえ競馬の楽しみ方は人それぞれですし、向いているスタイルというのも性格によっても変わってくると思います。中には穴党になって結果を残すことができるようになったという人もいるでしょう。皆さんには自分が最も競馬を楽しむことができるスタイルで競馬と向き合っていただければと思います。

以上でこの記事は終わりとなります。最後まで読んでいただきありがとうございました。


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