東京新聞杯 回顧

僕の印は
◎カラテ 3着
○ホウオウアマゾン 13着
▲ファインルージュ 2着
☆カレンシュトラウス 4着
△カテドラル 8着
でした。

まず◎カラテから

 ゲートで落ち着かずやや出負けする形になり、スタート直後に隣の10と接触したことで完全に後ろからに。出遅れたように見えたのはこの接触の影響が大きかった。
 向正面は狭いスペースを走らされたことで、かかり気味にも見える形で追走。位置を少し下げた(トータルで1列ほど)ことで3コーナーからようやくスムーズな形で追走できるようになった。
 直線も進路が無く少し追い出しを待たされる形に。その間に後ろにいた勝ち馬のイルーシヴパンサーに並ばれてしまった。そこから加速しても時既に遅し。
 直線の不利が無かっただけでは逆転できないが、スタートからこれだけスムーズに運べなかった中での3着は負けて強しという内容。

○ホウオウアマゾン

 意図はわからないが中団に控える競馬をした。全頭考察で

瞬発力の無い馬で、マイルCSのような瞬発力が求められる展開ではキレ負けする可能性がある。ある程度ペースは流したい。

このように分析しており、まさにこのキレの部分が敗因なのではないかと思う。
 また直線では思いっきり不利を受けており、スムーズでも馬券内には来れなかったと思うが、13着という大敗はこの不利の影響だろう。スムーズなら掲示板に載るかどうかくらいの競馬にはなっていたのでは。
 今回は前目から粘り込むこの馬本来の競馬ではなく、不利もあったため度外視とまではいかないが情状酌量の余地はあるように思う。

▲ファインルージュ

 差し馬の距離短縮ということで位置取りを心配していたが、特に問題なくしっかりとポジションを取れていた。凄いと思う。
 道中ではわかりづらいが3コーナー付近で狭くなり1列ほど下がる不利があった。
 直線はカラテ以上に詰まっており、進路が開いてからは素晴らしい伸び脚を見せた。道中は流れに乗った上でこの末脚を使えるのはやはり強い証拠。スムーズなら勝ちまであったのではないかと思う。
 馬体重の+16キロは太くなかったため成長分だろう。
 本番のVMと安田記念が非常に楽しみになる好内容だった。

☆カレンシュトラウス

 向正面はやや行きたがる素振りを見せていたが、ある程度スムーズだったように思う。しかし3コーナー入口で一気にポジションを落とした。特に理由があったようには見えず、これがわからない。とはいえ上位3頭とは着差があったため、これが無かったとしても馬券内には来れなかっただろう。
 直線はスムーズでしっかりと末脚を活かせた。
 上位3頭とは着差以上に力の差があったという印象だが、重賞レベルでなら十分にやれるということも証明できたのでは。

△カテドラル

 いつも通り出負けして後方からの競馬に。直線もじりじりとは伸びているものの案外な伸び脚に。斤量なのか高速馬場なのか。
 特に回顧することも少ないかなと思う。力を出せた中での8着。
 次走以降見直すならば定量戦であることは必須か。

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