デザイン思考
前置き
人間は失敗するようにできている
人間の姿を見てみよう
人間は生まれてから失敗しないと生きていけない。
熱いものを触ったり、辛いものを食べたりして、泣く。
大人になってからも、仕事で損失を出したり、実験で失敗したりして、泣く(?)
失敗がないと人間は学習できない。
言い換えると、失敗こそ学習なのだと言える。
短期間で、顧客の気付かない潜在的な欲求を刺激できる
「試作品」を作成し、何度もサイクルさせ、イノベーションを生み出す。
デザイン思考とは
「考察→失敗→学習の短期サイクル」=デザイン思考だ
破壊的イノベーションを引き起こすことができるのは
顧客の潜在意識をターゲットにできるデザイン思考だ。
では失敗こそが正義だというシリコンバレーの世界的成長から見ても否定のしようがないだろう。失敗すれば失敗するほどいいのだ。
知り合いのHさん
知り合いのHさんは、『生活を豊かにするためには、できるだけ「しまった!!!」と思うことを増やすこと』と言っていた。
一見矛盾しているように見えるが、世界の事実なのだろう。
人間で言ったら自転車に乗ることに失敗すればするほど次乗る技術がほんのちょっとだけ向上する。
商売の世界だと、従来ではマーケティングを行い、仮説検証型で製品を提供していた。
しかしながら現代では、ニーズの多様化と時代の激変により、仮説検証が難しくなってきている。
そのため、短期で検証を行いサイクルを回し続けるデザイン思考が注目されている。
デザイン思考の5段階
共感 Empathize
定義 Define
発想 Ideate
試作 Prototype
試行 Test
①共感 Empathize
先入観をなくし、カスタマーのデータをとる
②定義 Define
データからコンセプトを作る
③発想 Ideate
コンセプトを軸に肉付けを行い、行いたいものを絞る
④試作 Prototype
文章ではなく形として表現し、誰でも絞ったエッセンスに触れられる試 作品を作る
⑤試行 Test
試作品を複数人で議論する。
まとめ
時代に適応するべく注目されているデザイン思考…
その内容は深い考察データの上に成り立ち、短期サイクルによるフィードバックを用いた思考プロセスだったのだ!
注意
しかしながら、必要に応じて共感や定義の段階に戻ったり、プロトタイプを作成しなおしたりすることが大事。
定義の段階で、共感段階が不十分だと感じたら共感の段階からやり直すことも大切。
何事も準備が大切ですが、準備が大切だからといって、そのほかを蔑ろにしてはいけないのです。
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