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美術は時代の寵愛児

最近は縁によって美術品に触れることが多く
貴重な経験をしています。

私はふと、そもそも美術ってなんだろうと思いました。
美術って有名な人に大金を払うシステムなんだろうと今まで思っていました。

美術品の源流はなんなのかというとラスコーの壁画からも分かるように

「記憶の記録」だと考えられます。
私たちは諸行無常の世の中にあって、
何かを残そうとし続けてきました。

名声であったり、子孫であったり、財産であったりします。

その中に含まれるのが美術品だと考えられます。

美術品は特殊な立ち位置にあると考えられます。
その理由は二つあります。

1 見る人によって価値が大きく異なるということ。
2 見る人の価値観を否定できないこと。

この二つの性質から、美術品は、とんでもない価値を持ったり、ゴミ同然に扱われたりする特性を持つのです。

最初は、ただの記憶媒体であった美術「物」が
美術「品」となり美術「データ」となる。

まさに、時代の変化に真っ先、かつ柔軟に適応しているのが「美術」なのかもしれません。

そのため、今のトレンド、時代背景を見たければ、
美術品を見ることも大事なのだと思いました。

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