信州vsキングス【22‐23第25節GAME1】
3月頭のEASLから激闘の2週間を過ごしてきたキングス。
ようやく折り返しを迎え、長野へ乗り込んだ。
信州はキングス対策を上手くやってくるチームでB1昇格初年度もインサイドのディフェンスにかなり苦しめられたのを覚えている。
信州は2月初旬にホーキンソンが帰化選手になったため新しい信州のスタイルを作っている段階。日本人エース岡田とのバランスを模索している様に感じた。
試合は全体的にキングスが主導権を握って信州がなんとか食らいついていく展開に。最終的にはキングスの総合力がものを言い
信州66-81琉球
で試合終了。試合の感想を書きづづっていきます。
■タマヨのスタメン起用
広島戦、千葉戦とDNP(Did Not Play)が続いていた#33カール・タマヨがついにスタメンでコートに立った。信州のホーキンソン(日本名・鷹大(タカヒロ))への対策だとは思うが慎重派の桶谷HCにしてはとても意外なスタメン起用だった。
タマヨよかったよね。
やっぱ基礎技術の底が高いわ。まじでいい選手。
前にも書いたことあるけど左ドライブのスムーズさはハンドラー並みにキレイ。ステップも基本に忠実だし、ほんといい指導者に恵まれてきたんだろうな。サイズと才能にあぐらをかいてる感じが全くないからめちゃくちゃ好感度高い。
GAME1は#55マクヘンリーのマッチアップを任されて厳しいシチュエーションもあったけど大きなギャップとミスマッチを作られずによく守れていたと思う。202㎝のサイズもそうだけどこの歳でガタイもいいのは素晴らしい。
3ポイント2本とオフェンスリバウンドからの押し込み。良かったよ。
この日は26分出場とシーズン最長のプレータイムを得て一定の結果を出した。
GAME2も20分くらい出番はあると思う。
外国籍マッチアップとの強度に慣れればもっと素晴らしい活躍をしてくれるよ。タマヨ、ファイト!
■(。´・ω・)ん?信州良くないぞ?
ホーキンソンが帰化選手=タカヒロになったことで信州はいわゆるon3の起用が可能になった。3ポイントも撃てて走れる帰化ビッグマンはどのチームでも欲しいタイプの選手なわけだが・・・
なんだかまだ上手くチームが回っていない様に見えた。
信州と言えばペイントエリアを5人で守ってるんじゃないかと思うくらいの圧縮力でクーリーを相殺し、攻撃ではテンポよくキックアウトしてオープンスリーをガンガンうってくるイメージ。実際2シーズン前は2ポイントの試投数より3ポイントの試投数の方が多かったしね。
タカヒロが帰化してまだ試合数をそんなだからon3に慣れてないのかもね。
シート上では非常にバランスのいいチームになっているはずなんだけど、信州らしい尖ったオフェンスとディフェンスが丸くなってしまった様に感じる。
あと#77岡田くんのピック&ロールは効果的じゃなかったし、正直ショットセレクション良くなかったよ。
支配的だった昨シーズンまでと比べてもパフォーマンスが落ちてるように感じた。マッチアップしてたキングス今村のディフェンスが良かったのもあるけどエースが2得点では信州を勝ちに導けないぞ。
20-21のCS富山時代の岡田の活躍をしっている琉球ブースターは多いぞ。
あの頃の「俺がチームを勝たせる」みたいな雰囲気をまとってほしい。
丸くなんじゃねぇぞ!
■岸本の負担でかっ
試合前にリリースされた#4コーと#88牧の欠場。全員思ったよね。
「ポイントガード岸本だけだ・・」
案の定岸本は33分26秒のプレータイムで#11熊谷航の守備もしっかり来ていたのもあって全然休めなかった。
前節の名古屋戦はボール運んで今村に渡したらコーナーに突っ立って15秒くらい休むってのプレー中に出来てたけど、今日は普通に走り回っていた。
熊谷が前目からディフェンスしてくるんだよねぇ。岸本のスタミナ削られるんでできればハーフコートから当たってほしい所だけど。
PG不足の琉球に対して岸本つぶしは有効な作戦だからGAME2もガシガシ削りにくるんだろうな。
あと名古屋D戦から笑顔が多くみられるようになったよね。タマヨを馴染ませるために意識してやっているのかもしれないけど、チーム内のハイタッチもなんか多くなってる。ほんで琉球ブースターくらい審判にめっちゃファウルをアピるし、これまでより感情を出してバスケを楽しくするようになった様に見える。いいことだね。
DE
やっぱり良い所で仕事する。
3ポイント2本を含む12得点+6アシスト過密日程とPG一人でホントにすごいと思うわ。働きすぎです。
熊谷君、GAME2は少しディフェンスをゆるくして岸本オジサンを休ませてあげてください。
■ダーラム様の活躍を支えるレイアップ
ダーラム26分出場 で26得点6リバウンド。素晴らしい活躍。
注目したいのはダーラムのレイアップの速さ。
サイズとパワーがあるからフィジカルでごり押しってイメージもあるけど実際は熊谷君とか横浜BCの河村君と似た感じの踏み切り方で、上にジャンプしないで前にジャンプする様な踏み切り方をする。スピードをころさずにディフェンスの届かない所ににゅるっとボールを出すからブロックされづらい。
Bリーグのビッグマンらしからぬ技術だ。
ダーラムはその体躯からパワーの印象をどうしても受けるが、フィジカルだけに頼らずこういった細かいスキルを磨いてきたからこそ色々な国で結果を出して来たんだと思う。
あと4Qのクラッチタイムでのクロスオーバーからの3ポイントはしびれた。あんなにインサイドアタックした後にあれをされちゃ反応できませんよ。
解説さん、マクヘンリーはインサイドアタックが刷り込まれてるからハンズアップ出来なかっただけや。ダーラムが素晴らしかっただけやで。
■まとめ
攻守ともにタマヨの実力が見え始めてきた。もっと自分を出していこう!
信州はon3のバランスが改善されると爆発しそう。岡田ももう少し頑張れ!
岸本オジサン働きすぎ!
ダーラムのにゅるっとレイアップはこれからもスコアし続ける🏀
たつまる
サムネ画像はキングス公式から引用
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