【試合結果】信州vsキングス 22-23第25節GAME2
キングスはGAME1勝利したスターティングメンバーを変更せずに
岸本
今村
タマヨ
ダンカン
クーリー
のスタメンでGAME2に臨んだ。#33タマヨの起用に一定の手ごたえを感じた桶谷HC。タマヨは結局この日は0ptに終わったがやはり随所に光るプレーを見せていた。相手の外国籍のインサイドアタックに苦しみながらも我慢してディフェンスし、あとはBリーグの外国籍選手の圧力に慣れるだけ。
大学の頃によく見せていた走り回って迷いなくスリーをうつ姿を早く見たいな。あれが出来るようになれば持ち前のスムーズなドライブも生きてくるし。
信州とのロースコアゲーム。我慢比べの試合はキングスは得意なので今日の試合はある程度安心して見れた。
解説の方も言ってたけど#15前田のアンスポから明らかに流れはキングスに。3Qは#14岸本が9得点を上げ、4Qは#7ダーラムを中心に#15松脇の重要な局面での3ポイントなどキングスが効果的に攻め
信州58-69琉球
で試合終了。
今回も試合を振り返っていこうと思う。
■これぞ信州との試合!
これですよ信州との試合ってのは。インサイドをギチギチにしめてゴール下とレイアップを落とさせる。インサイドを好きにさせてたまるか!みたいになプライドを感じる様な守りが見れる信州のディフェンスはリスペクトに値する。
普通の試合って大体が2pt%が50%前後になるんだけど信州はめちゃくちゃインサイド圧縮するから数値が落ちる。
40%くらいと思うでしょ?
それでは公式のスタッツをご覧ください。
お互い35%でワロタ。
(そして文字ちっちゃ。今度修正試みよ)
30%台って信州戦ではよく起こることなんだよね。信州はそのくらい2pt、特にペイントエリアでの失点を少なくする事を強く意識している。
インサイドの守備にプライド持ちまくって清々しい。
ただキングスの場合は落とさせてもセカンドチャンス、オフェンスリバウンドがめちゃくちゃ強いから攻撃回数が増えて信州としてはジリ貧になってしまう。
攻撃回数で見ると信州52回ー66回琉球。
信州にとって14回の攻撃回数の差はちょっと厳しい。
ほぼ得点差みたいなもんだからキングスとやるうえでインサイドのケアと同時にリバウンドの影響も強めないと難しい状況は続くと思うよ。
今日の我慢くらべ・超ロースコアの試合は信州とやってるって感じがして
「これよ!これ!信州はこうでなくっちゃ!」と思えて大変良かったです。
■勝利の立役者・松脇
今日の松脇は欲しい所で確実に3ポイントを射抜いてきた。
5分の3、60%の高確率で3ポイントをヒットしてくれた。
ディフェンスの速さはそこまでないけどフィジカルの強さで相手をスピードダウンされることが出来るので簡単にやられることは無い。外国籍選手にすら簡単にはやられないのでウイングのサイズが足りない琉球とっては欠かせない存在となっている。
それでいてココ最近は交代直後にマジで決める🏀
ヒョイっと放つスリーは入る気配が漂いまくっている。1Q5分経った後に交代で入ってくる松脇は頼りになる。
松脇「スリー決めに出てきました」
って感じで入ってきて即座に仕事をする姿はまじで職人。
そしてまだ25歳と若手枠だから伸びしろたっぷり。
スリー&Dのプレーヤーとして素晴らしい働きを見せている松脇。
この日はハンドラーとしての役割も任され25分の出場。
あと松脇のハニカミ笑顔はかわいすぎてファンが激増してると私の中で話題になっている。
※スリー&D
3ポイントシュートとディフェンスが良き選手
■日本籍選手のフィジカルの差
外国籍+帰化選手orアジア特別枠選手の人数は同じでクオリティも同じだとするなら勝負のポイントは日本籍選手のクオリティの差がどれくらいあるか、ということになる。両チームの日本人エースで比べてみると圧倒的にフィジカルの違いがある。
#30今村と信州 #77岡田の差。
今村はこじ開けてレイアップに行けるけど岡田はフィジカルに弱さがあるためどうしてもよろけてしまう。
プレーの正確さとフィジカルはかなりリンクしているので岡田がステップアップするなら絶対にフィジカル強化は欠かせない所だ。
あとこの二人のマッチアップ時に左ウイングで岡田が今村に簡単に抜かれてたけどあれは絶対にだめだ。
エース対エースのシチュエーションはこの勝負に勝った方のチームが勝利するくらいの気概でやらないと。
チームメイトに示しがつかないよ。
この二人以外にもフィジカルの差は随所に見られた。プレーの強度は両チームそんなに違いはないがフィジカルの差は信州がCSを目指すうえでは必ず改善しなければならない要素だと思う。
※信州のPG熊谷くんはフィジカルもあがっているし基礎スキルもあがってて素晴らしいと思った。
■インサイドの圧縮をリリースするキックアウトパス
キングスのインサイドが強力なことはみんなが知るところで、クーリーやダーラムがスクリーンかけた後リングに向かってダイブすることも多い。
インサイドで簡単にやられたくない信州はダイブしてくるクーリー、ダーラムを絶対にケアしなければならない。
ハイライトの映像を見てもらえばわかると思うがインサイドを攻めている時、信州ディフェンスは
ペイントエリアに5人全員いる ことがある。
それほどインサイドの守備の意識が高いチームということだ。
であれば必然的に外角が空くよね?もちろん信州も分かっている。なのでキングスがペイントエリアにアタックした後の外角へのパスは日本人選手が上手くローテーションして補完しあってる。
その中で今村と岸本がいい対応を見せていた。
ペイントアタックした後にパスをするのではくペイントアタックしながら外角にパスをしていた。
なるほどこれは効果的。
守備側の動きの流れは
ペイントエリアに進入される前にディフェンスを絞る
そのまま潰すor外にパスを出させる
ローテーションで外角に対応する
となるわけだが今村と岸本は信州の1.ペイントエリアに進入される前にディフェンスを絞るルールを逆手にとって絞る瞬間に外にパスを出していた。
信州からすると2.の工程をすっ飛ばしてローテーションで対応しなければならないので当然混乱が生まれて大きなギャップが生まれる。
後半のキングスの3ポイントが効果的に決まっていたのはこういった細かい所を徹底できたからだと思う。
ややこしい話しになってしまったが
キングスは信州の守備ルールを逆手にとってフリーな状況を作っていた。
選手のアドリブなのか桶谷HCの指示なのか分からないが素晴らしい状況判断だった。
■岸本を休ませられたのはでかい
GAME2は岸本を休ませることが出来た。これはデカい。
前日のGAME1ではガード不足の中33分以上出場で勝利に貢献。この日も#4フリッピンと#88牧は不在の為、長時間の出場になると見られていたが、セカンドユニットの調子がよく松脇、田代がプレータイムを伸ばしてガードの役割をこなしていたため岸本は22分のプレータイムに落ち着いた。
これからまだまだ連戦が続くため主力のプレータイムのシェアというのは大きなテーマとなってくるだろう。
今村もハンドラーとして大きく貢献した。ただ今村は両日ともに30分超えでGAME2に関しては両チームの中で最長の34分33秒のプレータイム。連戦中の疲れが心配だ。
2for1さんのインタビュー動画貼っておきます。
■まとめ
信州との試合はいつもシビれるロースコア
松脇はかわいい
キングスはゴツくないとダメってくらいみんなフィジってる
信州のディフェンスシステムを逆手にとるタイミング早めのパス
岸本を休ませられたのはデカい←そのまま
信州はシステムの中核のマーシャル不在がかなり痛かった。
次やるときマーシャルがいたら結果は分からん。
そのくらい信州はリスペクトされるべきチームや。
勝ててよかった。
たつまる
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