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乃木坂の道 Second part








◯◯にとってめっちゃ心身共に成長できた全国ツアーを終わらせることができて◯◯は安心をしていた。





次の日、佑美と家に帰ってきた。



◯◯と佑美はご飯を食べてきたので、2人とも家に着いてすぐ寝てしまった。





真夏の全国ツアーが終わり、何回か色々と仕事を増えてきた。乃木坂工事中の収録も参加した。




それにしてもクイズ大会はアシスタントをやらせてもらい、すげえ楽しく面白かった☺️





今日は22枚目シングルの選抜発表の日。





だからメンバーが全員集められていた。
もちろん、自分も。








選抜発表がされた。

今回も7・7・7の21人だ。






理々杏、楓の初選抜、この2人は本当に真面目なので、初選抜に選ばれて本当に良かったと思う。



姉ちゃんの裏センターで俺は内心嬉しかった。




美波の初フロント、同い年なのに、すごい頼りになるし、表現力がすごく、毎日努力してるし、そんな美波が選ばれたから嬉しかった。











残りは3枠。3番と5番とセンターである4番だ。















今野:3番、齋藤飛鳥。




飛鳥が選ばれた。


98年組の活躍はやっぱり同級生としては本当に嬉しい。

本当に飛鳥は忙しいから無理だけはしないでほしいな。






あと2枠。








今野:5番、白石麻衣。





麻衣ちゃんが選ばれた。




乃木坂の顔と言っても過言でもない、麻衣ちゃんはすごい。2作連続センターかなと思っていた。













でも今回はこの人のセンターで行くんだな。






歴代最多センターのあの人。


















今野:4番、西野七瀬。
















今回のセンターは七瀬で行くことになった。



すると七瀬から一言言いたいことがあるみたいだ。



周りを見たら、真夏がなぜか泣きそうになっている。



一実がなにかを悟ったみたいだ。




すると◯◯の予想を遥かに越した言葉が七瀬から聞こえたのだった。












"22枚目シングルが私の参加する最後のシングルになります。"



"残り3ヶ月程よろしくお願いします"













え、今なんと言ったのだろうか。


◯◯は自分の耳をとても疑った。



七瀬が卒業する。








これが事実だ。









◯◯は驚きすぎてその後の話は全く頭の中に入って来なかった。






そして、2018年9月20日。西野七瀬ブログで『おしらせ』という題名で卒業が発表された。






約7年間 本当にお世話になりました。
わたくし西野七瀬は年内の活動をもって 乃木坂46から卒業いたします。



このブログを改めて◯◯は読み、卒業するんだと実感して、悲しんだ。







七瀬の卒業発表は乃木坂メンバーにファンの方々にも大きな衝撃を与えた。



本当に俺もびっくりした。



でも卒業は次のステップへ進む通過点。




サヨナラは通過点。






これからも応援し続けたい。俺は七瀬さんの背中を押していこうと思った。




七瀬が卒業を発表した日から乃木坂メンバーは忙しさを増した。



すると、次のシングル曲のタイトルも決まったのだ。



題名は[帰り道は遠回りしたくなる]




先程、デモ曲を聴かせてもらったが本当にいい曲だった。



七瀬さんを送り出すにはとても最高に良い曲だなと思った。












今日から佑美が女子校カルテットメンバーのPV撮影で朝早く出るため、俺が朝ごはんを作ってあげた。





佑美:あ、◯◯おはよ☺️





◯◯:おはよ!姉ちゃん朝ごはん食べな!☺️



佑美:ありがとう😊






2人:いただきます!!!!








すると佑美から



佑美:あ、今日から泊まりだから、明後日かな、家帰ってきたら少し話あるからー







◯◯:え?話?



佑美:うん。






◯◯:え、すげ〜気になるんだけど






佑美:帰ってきたら話すね笑、あ、やべ、じゃあいってきます!





◯◯:姉ちゃんいってらっしゃい!







佑美は撮影のため家を出た。















そう、この話がとても◯◯にとって大きな話となるのだった。

















◯◯は今日、事務所へ向かっていた。


すると、なにやら背後に気配がした。



振り向くが誰もいない。


なんだったんだろ。



気にせず、電車に乗った。



でも、誰かに見られてる気がする。






電車から降りた。やっぱり見られてる。


多分、あいつだな、だいたい目星がついた。



俺は降りたふりをして、ドアが閉まる直前に電車に乗った。



ホームで焦る1人の女性。




無事に電車は出発。




少し怖いなと思いつつ◯◯は事務所に着いた。






ストーカー被害みたいなのよく芸能人の人言うけど、俺にも着くんかな、、




少し不安な◯◯。








◯◯:おはようございますー



何事もない一日だと思っていた。



今日も普通に仕事をして、普通に食事をして、普通に電車乗って家に帰る一日になると思っていた。




事務所で美月と美波と珠美の若様軍団員メンバーと取材を受けて、今日は帰宅。





美月:◯◯くん!途中まで帰りませんか??笑



◯◯:お、いいよ☺️




4人で一緒に帰ることになり、美月と珠美はずっと姉ちゃんの話をしていた。美波と俺はその話をずっと聴くみたいになっていた。







◯◯:本当に姉ちゃんのこと好きなんだね笑






美月:はい!我が軍団長なので☺️




珠美:若様軍団の誇りだもん!!!





美波:でも本当に若月さんには私たち助けてもらいっぱなしなのよ☺️









他愛もない話中だが、俺は何となく察した。





何か見られてる。誰かに見られてる。





朝のやつと思ったが、多分今度は違う気がする。



もしかしたら、標的は美月かも。




美月:あ、そろそろ最寄駅だ☺️じゃまた◯◯さん、お疲れ様でした☺️



◯◯:あ、美月!やっぱり家まで送って行く!





美月:いえいえ!そんな申し訳ないですよ!



◯◯:いや、少し心配だし、夜も遅くなってきてるし、送ってく!



美月:そしたら帰る前にお手洗いよってもいいですか??


珠美:私も行くー







◯◯:行ってらっしゃい。





美波:◯◯、急にどうしたの??




◯◯:なんか分からないけど、誰につけられてるような気がして…標的は美月な気がするんだよね。



美波:え、それ本当?



◯◯:分からない、、でもそんな気がするだけ。





美波:わかった、◯◯の予感信じてみる。珠美送った後、一応泊まり道具持って美月の家行くわ。



◯◯:ん、ありがと。









珠美:お待たせ〜



美波:そしたら美月は今日◯◯に送ってもらって!珠美帰るよ!




珠美:り!うめンゴ、だいすこ〜☺️




美波:やめなさい!






2人は先に帰って行った。








◯◯:じゃあ、我々も行きますか。



美月:分かりました☺️よろしくお願いします☺️優しいんですね☺️





◯◯は美月を家まで送る。




なんとかバレずに引き剥がしたいな…





◯◯は美月を家まで送るために2人で歩いていた。





すると、背後から物音が聞こえた。




◯◯:ん?気のせいか。



また背後から物音が聞こえた。



俺は後ろを向いた。

くそ…だめか、、






◯◯:美月、念のため俺の腕掴んでて。


美月:え?急にどうしたんですか?



◯◯:いいから!






◯◯:おい!ストーカーみたいな恥ずかしい事してんじゃねーよ!




◯◯が歩いていた背後に向かって言い放った。




すると、3人組の男が出てきた。





すると美月は少し驚いた顔で3人組の男を見つめた。




◯◯:お前ら美月のファンだよな?なんでこんな事をした??







◯◯は3人組の男のところへ行き、話をした。
美月もついてきた。




見るからに3人は高校生くらいの男の子だった。



公園に座わらせ、話を聞いた。



◯◯:なんでこんな事をしたんだ?





男1、男2:ごめんなさい!!





男3だけ謝りもしなかった。



◯◯:まあ3人座りな。






◯◯:ちなみに、いつからやってたの?



男1:約1か月前からです。






男2:たまたま男3が美月を見つけたって言って俺家知ってるって言ってて、ちょっとした好奇心でやってしまいました。ほんとにごめんなさい。



相変わらず男3はふてくされて、何も言わない。









◯◯だってよ、美月。






美月:そうなんだ…でもやっぱりこういう事は本当にやめてほしい。私のファンなら、なおさら。こういう立場ではなく、握手会とかライブとかイベント等で正々堂々と会いたいな😉





男1、男2:本当にごめんなさい!!!




男3は何も言わない




すると、美月は男1と男2に近づき、手を出した。



なので俺は




◯◯:1枚でーす笑

と言った。




すると2人のためだけに美月はプチ握手会を始めた。



無事プチ握手会を終えて、2人は改めて美月に謝り、帰って行った。

あとはあと1人。









◯◯:さあ、あとは君だけだよ。



男3:おい、君ってやめろ、気分悪い。



◯◯:はぁ…お名前は?



男3:名乗るものじゃない。



◯◯:じゃあ君。



男3:おい!だからやめろって!!








◯◯:名前は?

この後、俺と美月はまさかの名前に驚いた。








冬雪:俺の名前は冬雪(ふゆき)
衛藤冬雪。俺の姉ちゃんは乃木坂46の衛藤美彩。








俺と美月は驚いた。メンバーの身内がストーカー未遂をしていたのだから。




まさか美彩さん、住所とかバラしたのか?と思ったが、






冬雪:美彩姉は関係ないからな!!!








たまたま"家出"してその駅に降りたらちょうど美月を見つけてついて行っただけ!








◯◯:え、冬雪、いま、家出って言った??






美月:あ…そういえば、美彩さんゆってた…冬雪くん!お姉さん心配してたよ!!



◯◯:おい!さすがにやばいだろ!親も心配してるって








美彩さんの時より見せる心配そうな顔が今になってわかった。


そりゃ弟が家出してたらあんな顔になる。











冬雪:別に、俺なんかいないのと同然だし。姉ちゃんも忙しいし、親父、お袋もいつも忙しいから家にいないし。






冬雪:俺なんか必要とされてないから。
親はおれのことなんて!




すると


バチン


突然のことで驚く美月。


そう、◯◯が冬雪の事を殴ったのだった。


冬雪:てめぇ!なにすんだ!!!




◯◯:いい加減目を覚ませ!!!!



秋の公園に◯◯の声が響いた。





◯◯:冬雪、家族に大切にされてない人なんていない。全国ツアー中も、終わってからもずっと美彩さん元気なかった。だって、1人しかいない弟が居なくなったら心配する。両親も一緒。冬雪の親も絶対心配してる。




◯◯:冬雪、家族に心配されるってとっても俺からしたら羨ましいことなんだ。






冬雪:え?俺からしたら??



美月:◯◯君…俺からしたらってもしかして…




◯◯:あぁ、そうだよ。



















"姉ちゃんと二人暮らしなのは親がいないから"











ーーーーーーーーー








ある日、両親と俺の3人は、佑美が絵画で最優秀賞を取り、その式典を見に行こうとなり、会場に向かう途中の出来事。




車で向かっていて、高速道路走っていたのだが突然目の前から逆走の車と正面衝突。




3人は病院に運ばれ、俺はギリギリだったが一命をとりとめた。







一命を取り留めた俺は看護師の方に呼ばれたので付いていった。




するとある部屋の前にあったベンチに佑美が座っていた。



佑美は俺を見るなり抱きしめてくれた。



佑美:ごめんね😭本当にごめんね😭




佑美は謝る必要なんかないのに、ひたすら謝ったのだった。





◯◯:姉ちゃん、謝らないで、姉ちゃんのせいじゃないから。




俺は姉ちゃんをベンチに座らせて、看護師の方に部屋に入れてくださいと伝えた。




当時10歳だったが、こんな冷静になっていたのは今でも分からない。




けど、姉ちゃんの泣く姿を見て、何かを悟っていたのだろう。













そう、案内された部屋は

"霊安室"












◯◯はしっかりと両親の顔を確認した。





あんな大きな事故だったのに、2人とも顔は綺麗なまんまだった。まるで寝ているかのようだ。




一生暖かくなる事無い手。俺はその手を握って、俺は部屋を出た。





佑美の肩を持ち、




◯◯:姉ちゃん、ごめん、俺、守れなかった…







急ピッチで葬式の準備が整い、葬儀が行われた。





すると、親族一同が集まって、俺らの話をされていた。

誰が引き取るか、とか、私達に子供2人増えるのは厳しいとか。


両親を失った姉ちゃんは親族の方々にずっと謝っていた。








俺はこんな感じで育てられるもの嫌だなと思った。

だって、育てたくないのに、そんな人達に育てられたら俺も嫌だし、姉ちゃんも気を使うだけ。




だから俺は、10歳の小4男子はこんな一言を言った。



今となっては正解だっただろうし、これのおかげで幸せだから。










"俺、佑美と2人で暮らすから。"










この時が唯一、姉ちゃんのことを名前で呼んだ日。





親戚一同は騒然とした。






◯◯:姉ちゃんと二人で暮らすから。姉ちゃんそれでいい?




佑美:え…いいの?



◯◯:というか、姉ちゃんと暮らしたい…



佑美は頷き、立ち上がり、親族一同の前で言った。




佑美:私達は2人で生活します。だけど、絶対に2人じゃ乗り越えられないこともあると思います。






佑美:わがままを言ってるのは充分承知です。でも私達を助けてください。支えてください。2人で生きて行く私達の生活を支えてください。よろしくお願いします。




佑美と◯◯は深々と頭を下げた。




そう、この日から2人は二人暮らしをしていたのだった。














ーーーーーーーーーー








◯◯:冬雪、親は子の事を本当に心配する。親も人間、誰だって間違いを起こす時もある。その間違いを認めれば、人は成長するんだよ。



◯◯:冬雪、家出は辞めて、自分の家に帰りなさい。わかった??



冬雪:う、うん…わかった…







冬雪を駅に送りに行った◯◯と美月。



冬雪は別れ際、



冬雪:◯◯、俺、◯◯の事お兄ちゃんって呼んでいいか?



◯◯:おう!今日から俺は冬雪のお兄ちゃんだ笑



冬雪:ありがとうな☺️じゃまた☺️







冬雪を乗せた本日の"最終"電車が出発した。





その電車で美波も来た。






そして俺と美波は美月を送りに家へ向かった。




そういえば美月は一人暮らしみたいだ。





3人で世間話をして、美月を家に送った、



◯◯:美月!お疲れ様!明日も大変だけど気をつけてな!美波よろしくね、じゃあな☺️




美月:あ、◯◯君!一個言い忘れてた!!



美月:めっちゃ話すの楽しくて言い忘れてた😅
あのさ、





"さっき冬雪君が乗った電車が今日の最終電車だった!!"










え、はて?終電??




えーっと、今の時間は…






あ、日を跨いでた…
ヤラカシタヤラカシタ。





タクシーで帰るか…
そんなこと考えてた。すると



美月:私の家、泊まってく?



19歳のアイドルにそう言われた。






◯◯:いや、、それは世間的にも色々とやばいっしょ、、




美月:だって、どうするの??




◯◯:近くの漫画喫茶で泊まるかタクシーで帰るよ笑




美月:この辺、漫画喫茶も無いし、タクシーも来ないよ笑





◯◯:え?まじ?






美月:だから、泊まれば??





◯◯:まじか…いや、さすがになぁ…




美波:私もいるし3人なら大丈夫じゃない?




◯◯:いや、余計にやばいだろ、。





美月:あ、じゃあちょっとまってて!




美月は誰かに電話をかけた。



すると少し話した後、美月が俺に携帯を渡した。

多分代われという事だ。






俺は携帯を受け取り、電話に出た。




◯◯📱:もしもし…



佑美📱:あ、◯◯!?あのさ、今美月の家ってどういう事!?






◯◯📱:話すと長いけど、、、いい?




◯◯は会社帰りに美月がストーカーを受けた事、美彩の弟の冬雪だった事、冬雪と長話したこと、美月を家に送ったら終電がなかった事、全て佑美に説明した。








佑美📱:そういうことね…まあしょうがないから美月の家に泊めてもらいな??




◯◯📱:え?いや、そこは止めるでしょ。


佑美📱:だって、しょうがないじゃない。美月の言葉に甘えなさい!美波もいるんだし、明日も私撮影で早いから切るね!じゃ!



◯◯:ちょ!姉ちゃん!切りやがったよ…








美月:なんだって??




◯◯:今日はお言葉に甘えて泊めさせてもらいなさいだって。




美月:じゃあどうぞ☺️




◯◯:お、おじゃまします…😅





美月の家に一泊することになった。







美月:ご飯どうしようかな。



美波:私もバタバタしてたから食べれてないなぁ、、



◯◯:色々あったから食べ損ねちゃったよね。







美月:でももうこの時間だからなぁ…でも食べる!




◯◯:じゃあ泊めてもらうし、俺が作ってあげる!!





美月:本当に!?私、◯◯君の料理食べたかったんだ!!






◯◯:姉ちゃんから聞かせられてた??笑




美月:いや、私から聞いた!◯◯君って料理上手いんですか!?って笑




◯◯:姉ちゃんも突然のその質問には、びっくりしただろうな笑





◯◯:わかった!この時間だし、じゃあ美月の大好物のおにぎりと味噌汁作ってあげる☺️美波もそれでいい??



美波:最高だね笑











20分後


テーブルの上には味噌汁とおにぎりが置いてあった。





すると丁度お風呂から上がってきた美月と美波。





美月:わー!!めっちゃ美味しそう!!




◯◯:どうぞお食べ!って言いたいが、ちゃんと髪の毛を乾かす事!!




美波:◯◯、お母さんみたい笑






すると美月はおにぎりをパクリ。



◯◯:あー!!

美月:めっちゃ美味しい☺️





◯◯:ちゃんと髪の毛乾かしてからって言ったじゃん!!



美月:じゃ◯◯君が私の髪の毛を乾かして!😆





◯◯:俺は美月のお兄ちゃんじゃありません笑




美月:じゃあさ、今日だけお兄ちゃんになってよ!



◯◯:え?




美月:だから私のお兄ちゃんになってよ…私元々一人っ子だし、お兄ちゃんなんていなかったから…お願い…




美月の突然のお願いに驚いたが





◯◯:わ、わかった…だけど、今日だけな??




美月:ありがとう!お兄ちゃん!☺️




美波:美月が甘えるの珍しいね笑




◯◯:美月は明日は仕事?



美月:明日は休みー



◯◯:美波は?




美波:私は午後から撮影かなー、




◯◯:そうなのね、今日はもう遅いから寝ようか。





美月:そうしようかな。あ、お兄ちゃん!明日オフだから買い物付き合ってほしいなぁ☺️



◯◯:え!?買い物!?



美月:うん!ダメ?



美月の上目遣いにやられた◯◯。




◯◯:わ、わかったよ…😅



美月:じゃお兄ちゃんおやすみ!お風呂勝手に入っていいからね!

◯◯:ありがとう、お、おやすみ😅




美月はベットに入った。




美波:珍しいわ…美月があんなに懐くの、



◯◯:懐くって笑



美波:とりあえず美月と寝るね、明日勝手に出るから寝てていいからね。



◯◯:ん、ありがと。色々ごめんね、



美波:ううん、頼ってくれてありがと☺️おやすみ☺️


















◯◯はお皿洗いや片付けをした。お風呂に入って、部屋に戻ってきたら美月が起きてた。






◯◯:あれ?美月?まだ寝てなかったの?






美月:う、うん…よく考えると、この家に男の人入れたのお父さん以外いなかったからさ…ちょっと緊張しちゃって…




◯◯:まあそうだよね…ごめんね。





美月:ううん、謝る事ないよ☺️




2人はソファに座った、そしたら美月が口を開いた。




美月:あ、あのさ…嫌だったら答えなくて良いんだけどね…今でもお母さんお父さんの事は思い出す?






◯◯:うん。今でも夢に出てくるよ☺️
両親に褒められる夢、両親に怒られる夢、色んな夢見るよ。でもね…





美月:でもね?








◯◯:今でも見るよ、あの事故の瞬間の夢。










◯◯:あの事故のあの瞬間は、事故から10年経っても今でも脳裏にこびりついてる。あの時お父さんは焦ってた。俺が一言でも言えばよかった。焦らなくて良いよって。今でも後悔してる。時を戻すなら本当に今すぐにでも戻りたい。でもわかってる、左回りの時計なんてない事。過去は変えられない、変えられるのは未来だって。すごいわかってるよ。でもさ、やっぱり戻したいよ。もっとお父さんお母さんと話したかったよ。ありがとうって伝えたかった…😭




俺は美月の前で泣いてしまった。





すると美月は泣いている俺の事をギュッと抱きしめてくれた。






美月:泣きたい時は泣けばいいよ。お兄ちゃんが泣いてる姿見せられるのお姉さんの若月さんと妹の私だけだからね☺️




◯◯:美月ありがとうな☺️




◯◯は美月の頭をポンポンとなでた。




美月はとても嬉しそうだ。





美月:お兄ちゃん、ありがと☺️



◯◯:ううん、こちらこそ本当にありがとうね☺️






◯◯:じゃあ寝よっか、美月、俺ソファーで寝るねーおやすみ!




美月:え?何言ってるの?一緒に寝るに決まってるじゃん!





◯◯:え?どこで?




美月:ベットで。




◯◯:はい!?いやいやいやいや😅美月それはダメだって!




美月:私がが一緒に寝たいって言ってるのに?





◯◯:美波もいるし、さすがにそれはダメ。




美月:さすがにかぁ、、






◯◯はホッとした。






美月:じゃあ明日買い物一緒に行こ!!


◯◯:それならオッケーだよ☺️



美月:ありがと!お兄ちゃんおやすみ!!



◯◯:お、おやすみ…美月…




美月は今日いろんな事がありすぐ寝てしまった。








◯◯はソファーで寝て、朝早起きした。





朝、◯◯はキッチンへ行き、美月と美波に朝ごはんを作ろうと考えた。



おにぎりがいいかな、と考えたが、焼き魚を焼いてあげようと思った。


近くに早朝からやってるスーパーがあったので、買い物へ



◯◯:なにがいいかなぁ…やっぱりシャケだよなぁ、、




シャケを3匹、買っていくか。







美月の家につき、グリルに並べられる3匹のシャケ。




焼き色加減とかを見ていると、




美波:ふぁ、、◯◯おはよ。




眠い目を擦る美波が起きてきた。



◯◯:美波の朝ご飯、もうすぐできるからもうちょい待ってて!





10分後、これぞ和の朝食というのが並んでいた。




美波:◯◯、結婚しよっか(?)



◯◯:遠慮しておきます。(?)




美波:いただきまーす。





◯◯:俺も食べちゃおうかな、



ご飯を盛り付け、味噌汁をよそい机に置いた。







そしたら美月が起きてきた。






美月:おはよ💤



◯◯:美月まだ寝てて良かったのに笑




美月:だって、いい匂いするんだもん笑


美波:◯◯の朝食やばいぐらい美味いよ笑






美月:顔洗ったらすぐ食べる!





◯◯:口に合えばいいな笑




美波:旅館みたいだもん、本当にありがとう。





美月:まじで!!よし、いただきます!



◯◯と美月と美波は3人でご飯を食べた。






美波は一足先に家を出発した。





2人で美波を見送った。



駅まで送るって言ったんだけど、午前中だから大丈夫と言われ、家で見送った。





◯◯:じゃあ準備して買い物いくか。





2人は準備して、出発した。



美月は服を買いたいというので服屋さんに入った。




お目当ての服があったみたいですごい美月は喜んでいた。



すると美月がキーホルダーのコーナーで突然立ち止まった。



じっくりと見た後何もなかったように歩いた。









美月:次はえっと…


◯◯:あ!ごめん、財布落とした!




美月:え!?本当に!?一緒に探すよ!




◯◯:え!いや、大丈夫!さっきの道見てくるだけだからそこの喫茶店入った待ってて!ごめんね!!




◯◯はダッシュで歩いた道を戻って行った。




10分後、◯◯は息を切らして喫茶店へ戻ってきた。



美月:大丈夫??財布あった??



◯◯:あ、あったよ!ありがとうね😅




美月:良かった!お兄ちゃん、少しご飯食べて行かない?




◯◯:そうだな!そうしよう!じゃあお兄ちゃんの奢りだ笑



美月:やった!!





喫茶店でご飯を食べ、◯◯と美月は買い物も終わらせた。夕方になり、帰ろうとしたら美月の携帯に電話が鳴った。




美月:もしもし?え?いやいや、そんなことないですよ!◯◯君ですか?いますよ!代わりますね!




◯◯は携帯を受け取り話した。









◯◯:もしもし?



??:もしもし◯◯君…今回は私の弟がご迷惑をおかけしました…




◯◯:そんなことないですよ!美彩さん!



美彩:本当に感謝します。ご飯奢らさせて!今から行くから!じゃまた後で!



◯◯:え!?ちょ!美彩さん!?電話切れちゃった…







e
30分後、美彩と合流した。 




そしてご飯屋さんに入った。




美彩:今回は私の弟が本当にご迷惑をおかけして本当にごめんなさい。




◯◯:いやいや!美彩さん本当に謝ることじゃないですよ!



美月:そうですよ、美彩さん!



美彩:家族問題を解決出来たのは2人のおかげよ😭




美彩:よし!今日は私の奢りだからじゃんじゃん食べな!!


こうして3人のご飯会が始まったのだ。



お腹いっぱいになるまで食べた◯◯。



◯◯:あ!今日姉ちゃん帰ってくるんでそろそろ帰ります!



美彩:じゃあそろそろお開きにしますか!





美彩が美月の事を送ってくれるみたいで、◯◯は家に帰った。



もう少しで佑美が帰ってくるみたいだから◯◯は夜ご飯の準備をした。



すると



佑美:◯◯ーただいまー!



◯◯:姉ちゃんおかえり!!








佑美はご飯を食べ終え、お互い順番でお風呂に入った。



◯◯はテーブルで待っていた。






そう、帰ってきたらお話があるって言われていたから。




佑美は風呂を終えて、寝る準備を終えて部屋から帰ってきた。





佑美は椅子に座り、◯◯の事をじっと見つめた。






◯◯:姉ちゃん、お話があるって何のこと?




佑美:◯◯はさ、乃木坂46に入ってまだ3ヶ月ちょっとだけど、今◯◯は楽しい?




◯◯:うーん…すごい嫌な事もあったし、すごい楽しい事、嬉しい事もあった。でもこれらは乃木坂46に入らなかったら経験出来なかった事かなって。







佑美:辞めたいって思った事は?




◯◯:うーん…一回だけかな。全国ツアーの名古屋のときかな。




佑美:え?そうだったの??




◯◯:う、うん…その時辛すぎて奈那に助けてもらったよ…




佑美: 奈那ちゃんに感謝だね☺️






◯◯:奈那が幼馴染で良かった。これからも頼ろうかなって。






佑美:◯◯はさ、乃木坂をあとどれくらい続けたい??






◯◯:うーん…最初は1週間とかでいいとか思ってたけど、今は、俺のことを応援してくれる人がいる限り乃木坂を続けたいなって思ってる。





佑美:ふふ☺️さすが私の弟だね☺️




◯◯:20年弟やってますから笑









佑美:◯◯は私と一緒にアイドルの世界で、弟として、仲間として、一緒にできてどうだった??








◯◯:うーん…色んな感情はあったけど今あるのは幸せだなって感情かな!








佑美:そっか…









◯◯:姉ちゃんどうしたの??
















佑美:◯◯…あのね…



















"私も本当に一緒にアイドルをすることが出来て本当に幸せだった。"
















"姉ちゃん、幸せ’’だった’’??"





















"うん。幸せだったよ"












"◯◯、一緒に活動出来て本当に幸せだった"




























"え?姉ちゃん、、、それってまさか、、"


































"私ね、11月末で卒業することにしたの"





"私、若月◯◯の姉である、若月佑美は乃木坂46を卒業します。"

































◯◯:え…姉ちゃん…嘘だろ?











佑美:ううん、嘘じゃないよ☺️








◯◯:なんで…?








佑美:新しい一歩を踏み出そうかなって。7年前将来の目標も無かった私に夢もくれた。
















佑美:私の個性を全て受け入れてくれる、欠点を長所にしてくれる。本当に幸せだった。私はやりきったんだと思うよ。乃木坂46は私の人生を本当に変えてくれた。悩み苦しんだけど、ファンの皆さんに温かく支えてくれた。私を大きく『変えてくれた』の言葉がぴったりかな。





















佑美:ライブでたくさん言わせてもらった。あの一瞬のあの一体感、毎回気持ちよかった。私はこの台詞を言う側からお返事する側へ私も行く事に決めたんだ。本当に大好きな乃木坂46、私は乃木坂46になれたことを本当に感謝してる。






















佑美:乃木坂46のおかげで◯◯とも一緒にアイドルをすることが出来た。私にとって乃木坂46は人生で最高の時間だった。私は私の夢への道を歩く事に決めた。◯◯、私と一緒にアイドルをやってくれて本当にありがとうね☺️






























"やっぱり乃木坂だな"


その一言を言った時、佑美の目から一筋の雫が流れた。



































◯◯:ふふっ😂あーあ…もっと姉ちゃんとアイドルを一緒に出来ると思ったのな…笑
でも、姉ちゃんが決めた事だもん、俺はしっかりと背中を押す!!いつも俺が決めてばっかりだったからさ。まだ早いけど、7年間乃木坂46として本当にお疲れ様でした☺️
若月佑美は俺の誇りの姉ちゃんです。









































◯◯は部屋は戻った。






ドアを閉めた瞬間、なんとも言えない感情になった。





いつも心の支えは姉ちゃんだった。










私生活も、仕事も、いつも佑美が前にいてくれた。









初めて佑美が自分の前からいなくなってしまう。











そんな事は一度も無かったため、不安の気持ちでいっぱいだった。



























2018年10月1日。
若月佑美ブログ
題名『いつか自分を好きになれたら』

俺の姉である、若月佑美はこのブログでファンの皆さんに卒業発表をしたのであった。

















ファンの人には衝撃を与えた。




10日前に西野七瀬の卒業発表。





ファンの人には大きなダメージを与えた。







ファンの中には、ショックがでかすぎて、友達の家に行き、思いっきり泣いたファンの人までもいた。












ファンの方々にメンバーは本当に愛されている。















10月2日の朝、◯◯は早めに起きて朝ご飯を作った。







普段通りの朝。





◯◯:姉ちゃんおはよー☺️





佑美:おはよー☺️








いつも通りの1日。

















ブログを発表した1週間後の10月8日。乃木坂46メンバーは名古屋で全国握手会に来ていた。






七瀬、佑美は卒業発表後の握手ということで、とてつもない数のファンの方々がたくさんいた。





◯◯のレーンには佑美のファンの方々がたくさんきたのであった。












理々杏レーンもなかなかの人数がいた。




そう、この日、10月8日は理々杏の誕生日だったので、理々杏にサプライズを行おうと考えていた。




参加メンバーは◯◯、美月、彩乃クリスティー、後で祐希も合流するみたい。








理々杏:あ!◯◯君お疲れ様☺️



◯◯:お疲れ様〜☺️いや〜今日は本当に人多いね笑





理々杏:まあ若月さんと七瀬さんが卒業発表した後の全握だからね😅◯◯君レーンもやっぱり多い?




◯◯:まあ、自分のレーンに姉ちゃんのファンは多いよね笑











ep.261
◯◯:理々杏今日誕生日か!!おめでとう!!!!!




この一言で美月、綾乃クリスティー、祐希は一斉にクラッカーを鳴らした。





3人:お誕生日おめでとう!!!!!




理々杏:ありがとう😭もう本当に大好き😭






3人はプレゼントを渡した。







もちろん◯◯もプレゼントを渡す。




◯◯:理々杏へのプレゼントめっちゃ迷ったんよね!まあこれがぴったりかな?って思ってさ。





◯◯はプレゼント袋の中からブレスレットを出して渡した。サイリウムカラーの赤色と紫色のブレスレット。








理々杏:あ!これ!ぼくめっちゃ欲しかったやつだ!!




理々杏は本当に気に入ってくれたみたいだ。






安心した。なぜなら姉ちゃんの友達に理々杏推しの人がいたからその人に聞いたからね。笑










理々杏の笑顔を見て、◯◯は姉ちゃんの友達さんに感謝したのだった。











名古屋全国握手会が終盤に差し掛かった。
◯◯のレーンはいつにも増して人が多かった。姉ちゃん卒業発表後だからしょうがないか。



そして一日中握手した。姉ちゃんの事を言われて、泣きそうになったが、泣かずに笑顔で一日握手した。






するとアナウンスが流れた。










"若月佑美、乃木坂46における全ての握手会を終了致します"








◯◯は一日中涙を我慢していた。絶対泣かないって決めていた。



なのに。どうして、涙は流れてしまうのだろうか。




今日が握手会最後なのは知ってた。姉ちゃんの最後は受け入れてたはすだけど、やっぱり受け入れてなかったみたいだ。







玲香:お疲れ…って◯◯どうしたの!?



◯◯:突然悲しくなっちゃってさ…姉ちゃんが最後ってなんか実感できなくて…😭



玲香:本当に◯◯はわかちゅきの事が好きなんだね😏



◯◯:ち、違うもん!ただ、姉ちゃんと一緒にいたからまだいなくなる事が考えられなくて…







玲香:◯◯はやっぱり、好きなんだね笑



そんな話をしていたら、




佑美:ん!?なんで泣いてるの!?




玲香:わかの事が、好きすぎて泣いてたよ😏




佑美:なにそれ!?笑笑






◯◯:そんな事ない!








そんなこんなで◯◯の涙で若月佑美最後の握手会は終わったのだった。

















時を少し戻し10月5日。



俺はある人にご飯を誘われた。




◯◯:お疲れ様でした!




??:お疲れ様!あ、◯◯君!この後時間ある?


◯◯:大丈夫ですよ!!



俺はある人とご飯に行くことになった。






ある人とご飯を食べている時に突然言われた。







??:私ね、卒業する事にしたの。





◯◯:え?嘘ですよね?




??:ううん、本当だよ☺️





◯◯:愛未ちゃん先輩どうしてですか?







愛未:私の中で、目標や将来のビジョンが明確になった。




愛未:私は私らしくこれからも頑張ろうかなと☺️




◯◯:そうなんですか…




愛未:それと、ずっと愛未ちゃん先輩って呼んでくれたの◯◯君だけだからさ笑






愛未:短い間でしたがありがとうね☺️




◯◯:俺、一緒の仲間になれて幸せでした!愛未ちゃん先輩!!😁








この数週間の間に3人が卒業発表をした。しかも華の94年組から3人も。





◯◯の感情は少しぐちゃぐちゃになっていたのかもしれない。







それが影響して、全国握手会の涙だったのかもしれない。







12月4日に俺の姉ちゃん、若月佑美の卒業セレモニーが行われる事になった。


今日からリハーサルが始まる。











◯◯:後1ヶ月か…姉ちゃんとアイドル出来るの…




玲香:なーにたそがれてるの?少年よ笑





◯◯:玲香ちゃん…なんか悲しくなったし、怖くなっちゃった…









玲香:どうして?







◯◯:今までは姉ちゃんの力で俺は乃木坂のメンバー、ファンの方々に助けてもらってた。その心の支えがいなくなるってとても辛い。華の94年組も少なくなっちゃう。俺はなんか最近辛くなってきちゃったんだよね…









玲香:◯◯、あなたは誰の弟ですか?




◯◯:誰って…あの最強の若月佑美の弟だよ。




玲香:最強の若月佑美が何も残さないでみんなの事置いて行くと思う??






◯◯:いや…それはないと思ってる…





玲香:わかの事、一番分かってるのは私じゃないよ。弟である◯◯だよ☺️








◯◯:玲香ちゃん😭




玲香:◯◯、わかが居なくなっても私がいる!一緒に頑張ろ☺️





◯◯:玲香ちゃんありがとう😭




玲香:よし!明日もリハーサル頑張ろ!




◯◯:うん!!





こうして2人は一緒に帰っていった。















2018年11月。乃木坂46はさらに躍進を続けていった。







上海でのライブが決まった。乃木坂46はどんどん進化していく。






11月22日。川後陽菜の卒業発表。







アンダーライブでラストのため、短い時間でもいいから一緒に仕事がしたいなと思った。










今日は11月30日。
そうです。今日はある98年組メンバーの誕生日です。






この子も姉ちゃんのことが大好きだから卒業発表の時本当に落ち込んでた。







向こうがとても落ち込んでたから、長電話してあげた笑





そしたら寝落ちしやがって笑















◯◯:伊藤純奈!お誕生日おめでとう!!!!!笑笑





純奈:わー!!!ありがとう!!!!!



◯◯:やっと純奈が成人ですなぁ笑



純奈:なに、その言い方笑笑




◯◯:ごめんごめん笑笑笑笑






◯◯:純奈、姉ちゃんと一緒の乃木坂の仲間になれて幸せだった??




純奈:うん☺️幸せ過ぎだよ笑笑




◯◯:幸せすぎか笑笑




純奈:だって、わかのお陰でじゅんの知らない世界も教えてくれた。





◯◯:姉ちゃんのお陰で??





純奈:うん☺️








純奈:わかはね、じゅん達が研究生だった頃から本当に声をかけてくれて、2期生の事を一人一人大切にしてくれた。
2期である私達同士でも分からないような事も気付いてくれて、たくさん声をかけてくれた。本当に私はわかのおかげでたくさんの知らない世界を見せてくれた。私はそんなわかの事が大好きなの。

















純奈:あーあ、あと5日で卒業しちゃうんだね…









◯◯:なんかあっという間だったなぁ…一緒にアイドルとして活動して、本当に濃い時間を過ごしたなぁ…








純奈:本番、自分達も楽しみつつ、しっかり見送らないとね!!自分達のために、わかのためにも☺️



◯◯:そうだな☺️頑張ろうな☺️






















そしてこの日がやってきた。


いや、やってきてしまった。


















2018年12月4日、乃木坂46、若月佑美卒業セレモニー in 日本武道館


◯◯は会場に一番乗りで到着した。


開演は19時、到着したのは朝8時だった。


それほど、今日にかける思いは誰よりも強かった。




◯◯:珠美!おはよー☺️



珠美:おはよう!めっちゃ早くない?笑



◯◯:まあなー笑






メンバーがぞろぞろと集まってきた。

リハーサルも始まった。







残すは本番だけとなった。










円陣前、笑いながら佑美は◯◯に話しかけてきた。



佑美:今日さ、私のセレモニーなのに、めっちゃ警備員さんに止められたんだけど笑笑




◯◯:それは、姉ちゃんの普段の行いが…






佑美:やかましい!!笑笑







◯◯:姉ちゃん、今日で終わりだね。



佑美:急に何よ笑





◯◯:姉ちゃんに自分の知らない世界を見せてくれた。一緒に活動してなかったら歩む事のない人生を教えてくれてありがとう。





佑美:いやいや、まだまだ教え足りないよ😁






◯◯:あ…ライブ前の円陣最後か…



佑美:じゃああれも最後だね…



◯◯:どうしよう…泣きそうになってきた…




佑美:最後は笑って送り出してね😁じゃあみんなのところ行こう!




2人はみんなの元へ歩き出した。






玲香:じゃあ円陣やるよー!!!



◯◯:すみません!少し喋らせてください!




玲香:いいよ☺️






◯◯:まず、姉ちゃんのためにセレモニーを開催してくださり、スタッフの皆様、メンバーの皆様、関係者の皆様、本当にありがとうございます。弟として聴いてください。











◯◯:俺がこうしてアイドルをする事が出来たのは、間違いなく、姉ちゃんのおかげです。姉ちゃんは本当に凄くて、姉ちゃんの方が絶対忙しいはずなのに、俺の事を気にかけてくれたり、本当に凄い方でした。他のメンバーがこんなに姉ちゃんのこと尊敬するメンバーだ、憧れのメンバーだって言う理由がわかった気がします。
だから!今日は本当に俺にとっても、姉ちゃんにとっても、ファンの人にとっても、メンバーにとっても、最高で最高のセレモニーにしたいです!
皆さま一日よろしくお願いします!!






玲香:◯◯!わかに伝える事まだあるでしょ!










◯◯:姉ちゃん、俺本当に姉ちゃんと一緒で幸せでした。純奈、美月、美波、珠美、真夏さん、花奈さん、玲香ちゃん、本当に色んな人から姉ちゃんの話を聴くと本当に偉大な方だったんだなって改めて思わされた。













◯◯:姉ちゃんってやっぱりすげぇや😁
















"姉ちゃん、本当にありがとう。










佑美:こら!◯◯!セレモニー前に泣かせないで!😢




◯◯:ごめんなさい、😢



玲香:よし!やるよ!






そして、若月佑美卒業セレモニーが開演することとなる。






◯◯:じゃあ…姉ちゃん、最後にいつものやつ、やろうか…



佑美:わかった。本当に最後だね…





◯◯:最後ばっか言わないで、また泣いちゃいそう😢







佑美:あーごめんごめん😅








俺は何も言わずに目を瞑り、佑美の左肩に手を置いた。








姉ちゃんも俺の右肩に手を置く。






数秒の沈黙。









◯◯:よし…今日も頑張ろう。目標は泣かない事にするね笑




佑美:もう泣きそうだけどね😅



◯◯:絶対我慢できないと思う😢








まもなく19時丁度。




若月佑美卒業セレモニー in 日本武道館
開演となるのだった。






            to be continue...





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