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縦か横か。昼か夜か。(#真夜中インター)

自分たちがコピー誌を作っていた頃に比べて今の同人誌ってすごいよね…と友人と話したのはもう何年も前のこと。

ここ数年、小説・読み物の同人誌を買う機会があった。
コピー誌を作っていた頃の主流はB5判だったが、最近はA4判とか文庫本サイズとか。
最初から本で読む話は気にならないが、一度ネット上で読んだ話を紙の本で読む時、自分は正直いって縦組のが好きだ。
こういう言い方はおかしいが、横組のままで読むならネットで十分…と思ってしまう。

最初の「ヨシダは死にました」を縦組みで見た瞬間、「お!」となった。
縦組みの「ヨシダは死にました」はこんな感じになるんだぁ…と。

書くのが夜中のせいか、読むのは割と昼が多い。
自宅で仕事をしているので、仕事に飽きると、iPadでnoteやらpixiv やらで小説を読む。
真夜中インターはさっき読み終えた。(7/24 01:34)

本が届いた時、表紙の絵をBOOTHで見ていても、改めて、「文芸誌だぁ」と思った。
湿度の高い季節。表紙がめくり上がらないようにビニルカバーをかけた。
栞がついているのが嬉しかった。
自分は乱視が酷いので、目だけで追っていると同じところを読んでしまいそうになる。いつも左手には栞を持って、行を追っていく。
横組みでも、行間が狭いとどこを読んでいるかわからなくなる。
コーヒーを淹れるため、途中栞は栞の役目をきちんと果たした。

山羊的木村哲也さん、小野ぽのこさんのお話は、本(縦組)を読んだあとnoteに載っているのを読んだ。
縦と横の違いを感じた。
それともうひとつ。
やっぱり「ページをめくる」はいいなと思った。
かつて某アニメの槇島がハヤカワ文庫の帯で「紙の本を読みなよ」と言っているのに「うんうん」と頷いていたけど、先に紙の本で読んで、そのあとwebで読んで「なるほど」と思った。
雑誌は電子書籍でいいかもなぁ…と思っていた自分がどこかに行ってしまった。

真夜中に読むのは本当に久しぶりで、だけど猫野サラさんの作品で描かれているのが「あぁ、ホント、そんな感じ」と思えた。
「これはどんな話?」とnoteのおすすめをタップするのも夜の方が多いかもしれない。昼は限られた時間で読むから、新しい作者さんに寄り道はなかなかしない。
「真夜中インター」読了後、少し時間をずらして、夜も作品を読む時間を作ろうと考えているほどの刺激があった。

ともあれ読み終えて、次の本が早々と楽しみになっている。
次はどんな作品に出会えるか?とても楽しみに待っている。

また、真夜中にお会いしましょう。

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