残り5分の攻防
1月26日 アスフレ vs FE名古屋
オフィシャルタイムアウト後の5分間、とても見応えある攻防でした。結果は負けましたが、主な攻防を紹介します。
オフィシャルタイムアウト明け
残り4分41秒 アスフレ57-48名古屋
アスフレ 仁平 3pシュート
point:仁平のために用意したセットプレー
前日の試合はスターター、しかし、ニューヒーロー高木の活躍によりベンチスタートになった仁平。オフィシャルタイムで東頭さんが選択したのは増子でもカイルでもなく、仁平だった。エレベータースクリーン(※)でフリーになった仁平がトップから3pを沈め、この日のBiggest Leadとなる9点差。多くのアスフレファンが「イケる、勝てる」と思ったでしょう。
ここまでの仁平は3p 1本のみ。東頭さんがどのような考えで仁平を選択したのか、聞きたいけど聞けない…。
(※)エレベータースクリーン
ノーチャージングエリアにいる仁平。エルボーのカイルとナナの間を駆け上がる。仁平が通過した後、カイルとナナはエレベーターのドアを閉めるかのように接近し、仁平のマークマンにスクリーンをかける。
残り4分22秒 アスフレ57-51名古屋
名古屋 飛田 3pシュート
point:ヘルプのミス
この日、3pが好調だった飛田をマークしていたのは増子。杉本選手のドライブに対して増子がヘルプに寄り、ワイドオープンになった飛田にキックアウト。この場面、ナナはヘルプポジションに入っており、増子がペイントまで寄る必要はなかったのではないか。何とか抑えようという強い気持ちが逆に裏目に出てしまったのだろう。
残り2分41秒 アスフレ59-51名古屋
アスフレ 柏倉 2pシュート
DFリバウンド確保した柏倉がCoast to Coastでレイアップ。
残り2分25秒 アスフレ59-54名古屋
名古屋 飛田 3pシュート
point:スイッチのミス
また飛田。この男を離してはいけないのに…。
この場面、仁平とナナのコミュニケーションミスです。スイッチするかどうかの認識が両者で違っており、飛田がフリー。
残り1分52秒 アスフレ59-56名古屋
名古屋 ソウ・シェリフ FT2本
あまり、ソウ選手を見たことがなかったが、もっとソフトな選手だと個人的には思っていたが、この2試合の働きはその認識を180度変えるほどのインパクトがあった。
残り1分6秒 アスフレ61-58名古屋
名古屋 ジョシュ・ホーキンソン FT2本
3pかペイント、とにかく強いところで攻めてくる。追われるアスフレの方が精神的にきつかったはず。いよいよ、1ポゼッション差になった。
残り47秒 アスフレ61-61名古屋
名古屋 飛田 3pシュート
また、この男だ。増子のクローズアウトを冷静にフェイクでいなし、3pを沈める。もう、打たれた瞬間に「やられた」と心で思った。
残り24.1秒 アスフレ64-61名古屋
アスフレ 柏倉 3pシュート
苦しい展開、キャプテン柏倉がPnRから3pを沈める。
周りの方とハイタッチをした。気持ちが乗った強いハイタッチとなった。勝負が決まったわけではないが、これが試合を決める1本になると思っていたんだ…
残り3秒 アスフレ64-64名古屋
名古屋 ジョシュ・ホーキンソン 3pシュート
タイムアウト後、スローインはエンドを選択。残り時間とショットクロックがほぼ一致、時間ギリギリで同点3p、アスフレに攻撃する時間を与えないという狙いだろう。
山本&ジョシュ vs 柏倉&カイル
勝負は2対2。ピック&ポップに対してスイッチを選択。警戒すべきは3pなので間違った選択ではない。ジョシュ選手がクローズアウトしてきた柏倉を冷静にドリブルでかわし、ジャンパー。狙い通り同点でオーバータイム。
最後の場面
3pだけは抑えたい場面で2点であればOKだった。アスフレのチームファールは5個で次のファールはシュートに関係なくFTだった。時間を使わせて、逆にファールゲームを仕掛けるという選択肢もありかな?と思いましたが、どうでしょうか。今回の選択が間違っているという指摘でなく、選択肢としてあったのではないかという提示。
総括
結果論だが、アスフレのミスが飛田選手の3pの確率を上げてしまったと思う。今後に向けては修正しなければならない。我々は得点の取り合いでは勝てない。守りで勝つ必要があるからだ。
負けて悔しいが、バスケットの面白さが詰まったラスト5分間だった。会場も盛り上がった。初めて見に来てくれた人の中には次も見に来ようと思ってくれた人もいるだろう。アスフレの現状を考慮すると、内容も集客も次につながる良いゲームだったと言える。
では、また。
Go Win Z!!!
よろしければサポートお願いします。いただいたサポートは全てアスフレ観戦費用やグッズ購入費用に使います。