【競馬予想】優秀ラップを見極める【新潟2歳S】

こんにちは。館山速人です。

今回の記事では日曜日に新潟で行われる重賞・新潟2歳Sの予想をしていきたいと思います。

今年の新潟2歳Sは、デビュー戦の内容が良かった馬が多く、ハイレベルな混戦と言えるのではないでしょうか。

そんな中で、私が注目したのが、6コートアリシアン3スターウェーブの2頭です。この2頭はいずれもデビュー戦で、過去のデータに照らし合わせて将来有望なラップを叩き出しています。

6コートアリシアンはデビュー戦の上がり4Fが45.7。過去、東京の芝1600m以上の2歳戦で上がり4F45秒台で勝利した馬はその後めざましい活躍をしていることが多いです。

2023年までに東京芝1600m以上の2歳戦で上がり4F45秒台で勝利した馬一覧

2012年
カミノタサハラ⇒弥生賞勝利
2018年
グランアレグリア⇒G1通算6勝
クロノジェネシス⇒G1通算4勝
ヘイワノツカイ
2019年
サリオス⇒朝日杯FS勝利
リアアメリア⇒ローズS勝利
コントレイル⇒牡馬三冠達成
2020年
エフフォーリア⇒G1通算3勝
2021年
ジオグリフ⇒皐月賞勝利
モカフラワー
イクイノックス⇒G1通算6勝
サリエラ
2022年
モリアーナ⇒紫苑S勝利
レッドロスタム
キングズレイン
ライトクオンタム⇒シンザン記念勝利
ソールオリエンス⇒皐月賞勝利
トラマンダーレ
モズメイメイ⇒重賞通算3勝(現時点まで)
タスティエーラ⇒日本ダービー勝利
2023年
ボンドガール
ヴェロキラプトル
ダノンエアズロック
チェルヴィニア⇒オークス勝利
エコロブルーム⇒ニュージーランドトロフィー勝利
ノーブルロジャー⇒シンザン記念勝利
ジャスティンミラノ⇒皐月賞勝利
ステレンボッシュ⇒桜花賞勝利

上記のように、該当する28頭中G1ホース12頭、重賞勝ち馬19頭(該当するレースが重賞だったケースを除く)を輩出しています。
重賞を勝てていない馬の中にも、野路菊Sを勝ったヴェロキラプトルやホープフルS3着のキングズレインといったオープンで活躍した馬、サリエラやボンドガール、ダノンエアズロックといった今後重賞勝ちが期待される馬います。
2020年から2024年の皐月賞はこれを満たす馬が5連勝を飾っており、この指標の信頼度の高さを物語っています。

この条件を満たしたコートアリシアンの将来は有望なものと言えるでしょう。

3スターウェーブの新馬戦はラップタイムが 13.1-11.3-12.3-12.4-11.3-11.3-11.2 前半3F36.7、上がり3F33.8という上がりの速いレースを最速上がりで差し切っています。

このように、東京の芝の2歳戦で①テンの3Fが36.9以内、②上がり3Fが33.9以内、③上がり最速で勝利の3つの条件を満たすと、これもまた将来的に活躍する確率が非常に高くなっています。

上記3条件を満たして東京の芝の2歳戦を勝利した馬一覧

2010年
フォーエバーマーク⇒キーンランドC勝利
2015年
スマートオーディン⇒重賞通算4勝
2016年
アエロリット⇒NHKマイルカップ勝利
2017年
タワーオブロンドン⇒スプリンターズS勝利
2018年
グランアレグリア⇒G1通算6勝
レディマクベス
シャドウディーヴァ⇒府中牝馬S勝利
アントリューズ
2019年
サリオス⇒朝日杯FS勝利
リアアメリア⇒ローズS勝利
コントレイル⇒牡馬三冠達成
2022年
ノッキングポイント⇒新潟記念勝利
シンリョクカ
シャンパンカラー⇒NHKマイルカップ勝利
ラヴェル
シュタールヴィント
2023年
スピリットガイド
チェルヴィニア⇒オークス勝利
エコロブルーム⇒ニュージーランドトロフィー勝利
ステレンボッシュ⇒桜花賞勝利

こちらのデータも、該当する20頭のうち、G1ホース8頭、重賞勝ち馬14頭(該当レースが重賞だった馬を除く)を輩出しています。こちらもかなり有用な指標と言えるのではないでしょうか?

この一覧を見て気づいた方もいらっしゃると思いますが、この2つの条件を同時に満たした馬は(最初に紹介したデータからは1400mからは除外しているため当然と言えば当然かもしれませんが)7頭しかいません。それらの顔ぶれを見てみると、グランアレグリア、サリオス、リアアメリア、コントレイル、チェルヴィニア、エコロブルーム、ステレンボッシュと全馬が重賞を勝利しており、5頭がG1ホースとなっています。

今年6月の東京開催でこの両方の条件を満たして新馬戦を勝ったのがキタサンブラック産駒のクロワデュノール。このレースには出走しないので余談ではありますが、クロワデュノールは世界にその名を轟かす名馬となる可能性を秘めているのではないかなと思います。

穴を狙うなら……

穴として注目したいのが5モジャーリオです。

このレースの過去10年のデータを見ると、穴馬(単勝オッズ15倍以上の馬)の成績は【0/2/4/77】複勝回収率46%とそこまで良い成績ではありませんが、その中で”前走が芝1200mだった馬”に絞ると【0/0/3/13】複勝回収率89%と悪くない数字になります。

これは、昨今の競馬ファンの皆様はレベルが高いので、同じような条件(新潟の芝1600mや東京の芝1600m)でデビューした馬の優劣比較は正確に行われるのに対し、福島芝1200mのような新潟2歳Sとは全く違う舞台で勝ち上がってきた馬に対しては、優劣比較が狂う(結果的に人気が落ちる)ことが原因にあるのではないかと考えられます。

今年この条件に該当するのは、2スリールミニョン、5モジャーリオ、7ケイテンアイジン、11キタノクニカラの4頭が該当します。

また、新潟2歳Sの過去10年で”母がダンチヒ系”の馬が【3/1/2/7】と好成績を残しています。今年これに該当するのは5モジャーリオ1頭しかいません。

これらのデータから見て、穴としては5モジャーリオが面白いのかなと思います。

印・買い目

◎6コートアリシアン
○3スターウェーブ
△1ジョリーレーヌ
△4シンフォーエバー
△5モジャーリオ
△9トータルクラリティ
△10プロクレイア

馬連 3-6
3連複 3,6-1,4,5,9,10
3連単 3,6⇒3,6⇒1,4,5,9,10
     6⇒1,4,5,9,10⇒3



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