【競馬予想】すまんがそれは嘘だ。【ホープフルステークス】
こんにちは、館山速人です。
本日の記事では、土曜日に中山競馬場で行われるG1ホープフルステークスの予想をしていきたいと思います。
本命は当然あの馬
さて、今回は前振りもなくいきなり本命馬の発表です。
本命は当然、6クロワデュノールです。
この馬は、このブログでもたびたび取り上げている「東京芝1600m以上の2歳戦で上がり4F45秒台で勝利した馬は出世する」理論の該当馬、しかも、この記録を新馬戦・東京スポーツ杯2歳ステークスの両方で満たしています。
また、新馬戦の勝ちタイム1.46.7は、過去6月に行われた東京芝1800mの2歳戦トップのタイムで2位のタイムを1秒以上も上回る破格の時計でした。
血統的にもイクイノックスやソールオリエンスなどキタサンブラック産駒に成功例の多いヨーロッパ系の母系と言うのも心強い要素です。また、過去2年のホープフルステークスでは、「父、父母、母、母母のいずれかがダンチヒ直系」と言う馬がワン・ツーを飾っており、母がダンチヒ系であるこの馬にとってはこれまた心強いデータと言えます。さらに付け加えると、過去10年(G2だった年も含む)のホープフルステークスで「父サンデーサイレンス系×母ダンチヒ系」と言う配合の馬は【2/1/2/3】と複勝率が50%を超えており、その中でも「前走の上がり3Fが最速の馬」は【2/1/1/0】と馬券圏内を外したことがありません。
時計面・血統面・データ面全てにおいてクロワデュノール優位は動かしがたいと思います。個人的には来年のクラシックはこの馬と心中しようと決めているくらいの馬なのでここは確実に勝って来年のクラシックに弾みをつけてほしいです。
対抗は?
続いて対抗は18マスカレードホールにしたいと思います。
この馬は父ドゥラメンテ(キングカメハメハ系)×母父ディープインパクト(サンデーサイレンス系)と言う配合ですが、このように父がキングカメハメハ系、母がサンデーサイレンス系と言う馬は過去10年【2/3/0/4】と複勝率が50%を超えています。この中には14番人気だったドゥラエレーデも含まれているため、単勝回収率は1026%、複勝回収率252%と高い回収率になっています。
こちらもクロワデュノールと同様、ホープフルステークスと相性の良い血統背景を持っており、期待できる馬だと思います。
とは言え、個人的には「2番手グループのトップ」くらいの位置づけで、クロワデュノールとは差があると思いますし、一方でその他の馬と決定的な差はないと思っています。ヒモが荒れる可能性は十分にあると思っています。
穴馬は
その穴馬にピックアップしたい馬が2頭います。
まずは、10アスクシュタインです。
この馬は前走の札幌2歳ステークスで1番人気を裏切る7着と凡走したため人気を落としていますが、その前のコスモス賞では2着に7馬身差をつける圧勝劇を演じています。
このレースの上がり4Fは46.9。昨年までに札幌芝1800mの2歳戦で上がり4F46秒台で勝利した馬は、
2006年
フサイチオフトラ(萩ステークス勝ち馬)
2010年
イイデタイガー
2012年
ラウンドワールド(アンドロメダステークス勝ち馬)
2015年
プロフェット(京成杯勝ち馬)
スターオブペルシャ(信越ステークス勝ち馬)
2016年
ソウルスターリング(オークス勝ち馬)
2020年
バスラットレオン(ニュージーランドトロフィー勝ち馬)
2022年
オーソクレース(アイビーステークス勝ち馬)
ドゥーラ(クイーンステークス勝ち馬)
と、東京スポーツ杯2歳ステークスで予後不良となり早逝したイイデタイガー以外は全馬オープン以上のレースを勝っています。「東京45秒台理論」と同様に「札幌46秒台理論」も今後の活躍度を見極める重要な指標となりそうで、それを満たしているアスクシュタインも十分期待できるのではないでしょうか。
もう1頭は8デルアヴァーです。
デルアヴァーは過去2戦していますが、いずれも最速上がりを記録しています。キャリアのすべてが最速上がりと言う馬は、今回のメンバーではクロワデュノール、マスカレードホールとこのデルアヴァーの3頭しかいません。
福島のデビュー戦は、4角11番手の差しきりだったのですが、このレースのラップタイムは、12.8-11.5-12.8-13.3-12.2-12.0-11.9-12.0-11.4。
前半800mこそスローですが、残り1000mからペースが上がっており、「単なるスローペースの上がり勝負」ではなく、ある程度持続力も問われる流れになっています。
過去5年のホープフルステークスの平均ラップを見ると、あまりペースが緩まない持続力を問われる流れになっており、スローの経験しかない2歳戦で、持続力ラップを経験しているのは大きな強みと言えるでしょう。
さらに、ラスト2Fは12.0-11.4と0.6秒の加速ラップとなっています。この「ラスト1F大幅な加速ラップを差し切り」と言うのは朝日杯フューチュリティステークスで3着に入ったランスオブカオスと同じパターンです。
また、福島の2歳戦でラスト1Fが11.4以下を記録したレースは、この馬のレースを含めて過去4例あるのですが、他の3例は4角順位2番手以内と逃げ・先行タイプだったのに対し、この馬は4角順位11番手からの差し切りでした。この速い上がりを差し切ったことは高いポテンシャルの証と言えるのではないでしょうか。
えっ?先週のブログで「G1の三浦皇成は買わない」って言ってなかったかって?
すまんがそれは嘘だ。この馬は買います。
印・買い目
クロワデュノールの単勝オッズ次第では、3連単の3着にマジックサンズを追加したいと思います。
また、クロワデュノール-デルアヴァー、クロワデュノール-アスクシュタインのワイドはオッズ次第で金額を変えるかもしれません。