交通法規、歩行者優先

交通法規を知りたい方へ

1 歩行者妨害
 道路交通法38条
横断歩道等における歩行者等の優先

①第1項前段
 車両等が横断歩道等に接近する場     合

 車両等は進路前方の横断歩道等に接近する場合には、その横断歩道を通過する際に、その横断歩道を横断しようとする歩行者等がいないことが明らか場合を除き、その横断歩道等の直前(停止線がある場合はその直前)で停止できるような速度で進行しなければならい。

要約
 横断歩道又はその両端の周辺(場所により各々だが、両端から3m~5m位)に人がいない場合、そのままの速度で通過してOK。
歩行者等がいる場合は、(複数や、どの方向に向いているか、歩いているか、その人が渡るか渡らないかを問わない)その中の1人でも渡りはじめた場合、あらかじめ、速度を横断歩道手前で止まれる速度まで落として下さい。
 ここは難しい状況ですが、良く前方の横断歩道近くの人達を見て、1人でも渡る可能性がある人がいれば、減速しながら接近してください。
(ここまでは常に減速を心がけましょ   
 う。)
そして渡る方向に向いた人を発見した時点で、その手前で停止しましょう。
いなければ、ブレーキに足をのせたまま、その時の速度で通過してOKです。

(罰則)
3ヶ月以下の懲役又は5万円円以下の罰金
 違反点数2点
 反則金
 大型車 12000円
 普通車 9000円
 二輪車 7000円
 原付  6000円

②第1項後段

横断歩行者等がいる場合の一時停止

 車両等はその進路の前方の横断歩道等を横断し、又は横断しようとする歩行者等があるときは、その横断歩道の直前で一時停止、かつ、その歩行者等の通行を妨げないようにしなければならない。

要約
①横断歩行者がいる場合は、当然手前で 
 停止しましょう。
②一旦停止すれば、歩行者が渡り終わら 
 なくても、歩行者の後方を通過するこ
 とは違反になりません。
③また、一旦停止すれば、歩行者の通行
 妨害(立ち止まさせたり、退けぞらさ
 せたりすること)しない限り、歩行者
 の前方を通過しても違反になりませ
 ん。
④自転車は車両ですので、停止する必要 
 はありませんが、押して渡る人もいる
 ので微妙ですが、自転車から降りてい
 る場合は止まった方が良いと思われま
 す。
⑤横断歩道等の等は自転車横断帯の事で
 す。
⑥歩行者等の等は、6歳未満の子供の自
 転車や、二輪車を押している人、シニ
 アカー、車椅子などです。

罰則
 ①に同じ

※ 第2項 側方通過前の一時停止
※ 第3項 横断歩道等の手前での追                                     い抜き禁止
 は省略


 


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