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【立山】黄砂を調べる人がいます

皆さんこんにちは、
立山大好き❤たてくろです。
ご訪問ありがとうございます。

立山黒部アルペンルートや立山登山の魅力を発信したいと思いnoteを書いています。立山の魅力を少しでも皆さんに伝えられたら嬉しいです。

まず最初にお断りしておかないといけません。
見出し画像は立山ではありません。
私たてくろの地元から見える医王山という山です。おそらく黄砂で曇っている感じでしたので見出し画像に選びました。

さて、
3月下旬、桜の開花情報とともにこの時期に出てくる情報に、黄砂の飛来があります。
東アジアの沙漠や黄土地帯から巻き上げられた多量の微粒子(砂塵)が上空の気流で飛来し、時には日本各地で空が薄黄色に曇ることも。

その黄砂を研究している方々がおられます。大陸を渡る物質ですので、いろんなテーマで掘り下げる意味はあるのでしょう。
その研究について、私たてくろは詳しくありませんが、30年ほど前の学生時代にお手伝いをした事があります。

そのお手伝いとは、
アルペンルート全線開通直後の室堂で、ひたすら縦穴を掘る
というものです。

なぜそんな事をするかというと、
立山の積雪の中に黄砂が多量に含まれている層を見つける事ができるから、だそうです。

地表で黄砂を集めても、もともと日本の近郊由来の微粒子が混ざっては都合が悪いです。
一方で、雪に閉ざされた立山は、そういった黄砂以外のものが混ざりにくく、いいサンプルを採取できます。
それも、人が多くなる前の、全線開通直後に行うのが理想的、というわけです。

一応、雪国出身の私たてくろも、流石に数メートルの縦穴なんて掘った経験はありませんでしたから、結構辛い重労働だった記憶があります。

スコップで雪の塊を切り出しては上に放り投げます。
深くなれば中継の段を作って、さらに深く掘ります。

若い学生はすぐに疲れるところ、先生方は手馴れたスコップ捌きでぐんぐん掘り下げる姿が若々しく見えたものです。

どうやら、いまでも縦穴を掘って雪の断面を観察したりしているようなので、全線開通直後に室堂を訪れる方は、もしかしたら縦穴を掘る人達を見かけることがあるかもしれませんね。

以上、立山室堂で黄砂の研究をするお話でした。
それでは、また。


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