物書きの家族は鹿
物書きの家族は大変らしい。なにかあると自分のことをネタにされてしまう。そんな恐怖と戦わねばならないためだ。
あまりピンときていなかったが、逆の立場で理解した。カミさんのネタを思いついて書いてしまったことで、ワタシもその業を背負うこととなったのだ。その記事はこちら。
そんなことを思うなら重ねて紹介するなという話ですが、これも物書きとしてはやむを得ないのである。多分。
ということで身近な人ネタを、全くそれを感じさせない書き方はないものかと考えた。よくあるやり方は、友達の話とすることだろう。
しかし一度や二度ならともかく、何度も書いていては不自然ではなかろうか。読者にもきっと見破られてしまう。
そこで提案だ。もう諦めよう。初手、諦め。
友達の話にしたりボカシたりするのはアクセント。自分が楽しめる範囲で行うのみとする。無理をする必要はないのだ。
カミさんの話をするなら堂々とすれば良い。身バレさせないとか、最低限のことだけやる。後は野となれ山となれ。
さてそこで私は、無理せず動物に例えてみたい。鹿だ。
あるところに、腹筋を鍛えようとする鹿がいました。鹿は頑張りますが、弱った腹筋ではクランチ(いわゆる腹筋運動)することもままなりません。それでも頑張っていると、しまいにはお腹がプルプルしてきます。鹿は言いました。
「鹿は2度プルプルする。生まれたての時と、腹筋を頑張った時だ」
それを見ていたつがいの雄鹿は思いました。面白い。プランクしたらどうなるだろうか。
「じゃあちょっと休憩したらプランクいってみようか」
・・・・・・
「鹿は3度プルプルする。生まれたての時と(以下略)」
この物語はフィクションです。後は野となれ山となれ。
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