見出し画像

シンプル日記#3 ダムに行った5/5

先に断っておくと、今日のはあんまりシンプル日記ではないかもしれない。というのも、チャリでちょっとした小旅行に出かけ、その記録となるため。天ヶ瀬ダムに行ってきました。でもできるだけシンプルに書きます。

質の悪い睡眠

恒例の睡眠事情から。今朝もあまりよく眠れなかった。朝4時半頃に1回起きて、そのあとまた6時頃に目が覚めている。どうしても早朝に起きてしまうし、全然寝たという感じがない。ので、起きれない。結局11時ぐらいまで寝た。

その後は、昨日ちょっと計画していた通り、プチチャリ旅行に出る。目的地は宇治市の天ヶ瀬ダム。家から片道約20km(往復で約50km)。前から行きたいと思っていた場所であり、またサイクリング日和でもあったので、この期に行ってみる。

わかるかな?

京大を出発地とすると、ひたすら南に行くイメージ。道中、有名スポットとしては伏見稲荷大社や宇治の平等院鳳凰堂などがあるが、行かない。あくまで目的は「ダム」なので。断固として行かない。

Q.  なぜダムを目指すんですか?

A.  そこにダムがあるからです。

大きめのダムに行くと、実は「ダムカード」というものがもらえる。このダムカード、収集家(マニア)が全国にたくさんいて、僕もその一人。多くの人は車やバイクでこれを集めに行くけども、僕はチャリでそれを収集している。今回で多分6枚目かな。
たまにダムカードの話をすると「それ君の作り話??」的な反応をされるけど、違います。ちゃんと存在します。

で、今日はチャリ旅の記録になるのだけれど、普通に書くとめちゃ長くなってしまい、シンプル日記ならぬコンプリケーティド日記になってしまうので、あくまでダイジェスト感覚でやっていきます。主に道中で撮った写真の紹介など(全部で約15枚)。

いざダムへ

1枚目。だいたい清水寺のあたり。

11:50ごろ出発。京都のサイクリングを語る上で外せないのが、その走りにくさ。車道は路駐やバスが多く、普通に危険。幅員も狭くて普通に怖い。が、歩道も決して広くなく、しかも歩行者がたくさんいるため、ほとんど走れる状況ではない。山道とかよりもこっちの方が正直しんどい。

2枚目。よくある「詰み」の状況

このとき僕は歩道側にいるが(チャリを押している)、この状況になると詰む。車道は完全にバスに阻まれ、最悪後ろからもう一台来る。歩道は極めて狭く、もうどうしようもない。こうなると、車側からも歩行者側からも「なんでお前ここ走ってんの」的な反応をされる。「じゃあどこを走れば褒めてくれるんだよ」と、ピンポンのアクマみたいな返しをしたくなる。ピンポン、名作なので観ましょう。

3枚目。川と工業地帯。

東福寺のあたりの写真。このあたりから京都の街を外れ、割とチャリも走りやすくなる。そして川が流れているように、水や土の匂いが感じ取れるようになる。
僕は田んぼばかりの田舎で育ったこともあって、水や土や草の匂いにちょっと弱い。ノスタルジーや哀愁を感じてしまう。そして、街から出なければそういうのは感じられないので、この匂いに触れた瞬間がチャリ旅の醍醐味でもある。

4枚目。観月橋(かんげつきょう)。

今回は「宇治川ライド」の旅でもあって、宇治川を上って天ヶ瀬ダムを目指すことになる。この観月橋という橋は、宇治川に着いたということを示す目印でもある。ここでシティライド(という名の苦行)は終わりで、ここからはヒルクライムということになる。といっても、かなり緩いヒルクライムではあるけれど。

どうでもいいけど、アーティストの「ヒルクライム」と僕は同郷。飽きてきた人は聴きながら読むべし。

5枚目。宇治川を上って、宇治駅を目指す。

先ほどの観月橋を渡ると、一気に田舎感が増す。木々の匂いを感じながら気持ちよく走れた。この道は国道241号線らしい。スピッツの曲で「353号線のうた」というのがあるが、この241号線もめちゃよかったので、そういう歌が作れるかもしれない。

6枚目。京都大学 宇治キャンパス。

ちょっと寄り道して、京大の宇治キャンパスにも寄ってみた。生物・化学系の研究をしているらしく、案内を見たけどよくわからなかった。ただ、予算があるというのだけはわかった。全ての建物が近代的であった。お金があるって素晴らしい。
初めて訪れる大学あるある:チャリで侵入していいのかよくわからない(立命館に行ったときは降ろされた)。

7枚目。宇治キャンパス内。

ちょっと暗くてわかりずらいかもしれないが、キャンパス内はピクニックをしている人がたくさんいた。日陰の部分に人が集まっている。GWの祝日なのに、である。学生なのか近所の人なのかわからなかったが、多くの人の憩いの場となっていた。大丈夫か吉田キャンパス。ボロ負けだぞ。
そういえば、京都の苦手なところとして、どこに行ってもカップルだらけということがある。この宇治キャンパス内もそうだった。そしてあいつら旅行気分だから、平気で手繋いだりベタベタしている人が多い。当然僕は一人でチャリ旅しているわけで、そういうところも京都は気に入らない…….

ウジウジすんなよ

え? 誰?? 脳内に直接??

宇治キャンパス

ウジウジしてんなよ!! 俺は宇治キャンパスだけどwww

お前、、、、
もう来ません。

8枚目。治安の悪い落書き。

宇治キャンパスを離れ、再び宇治川の方に戻ってくる。ここからは宇治駅を目指し、そしてその先の天ヶ瀬ダムへと向かっていく。
途中、やたら治安の悪そうな落書きがあった。宇治市のあたりはどう見ても田舎であり、そして田舎にはヤンキーが多いとの噂も聞くので、この辺も不良少年だらけなのかもしれない。
このあと、さらに山の方に向かっていくが、半裸でバーベキューしてるお兄さんたちとかいて怖かった。

9枚目。宇治川!!

宇治駅を通り過ぎ、宇治の繁栄スポットにたどり着く。この辺の雰囲気は嵐山と似ていて、完全に観光地となっている。特に抹茶のお店が多い。宇治と言えば抹茶。ただ僕は抹茶が苦手なので、一口も味わうことなく帰った。そういう宇治旅行があってもよい。
あと、この辺には平等院鳳凰堂もあり、とにかく人が多かった。京都の北の方に行けば金閣寺や嵐山があり、南の方に行けば伏見稲荷や平等院鳳凰堂があるので、好きな方を選ぶべし。

10枚目。ついに天ヶ瀬ダムに。

そうこう言っている間に、天ヶ瀬ダムに到着。全然ヒルクライム感はなく、今までのダムで一番楽勝だったかもしれない。初めての人にもお勧めです。

11枚目。よりダムに接近。

さっきの場所だとダムカードが受け取れないことがわかり、よりダムの方へ接近。ダム、圧巻。こっちの道はちょっと険しく、10分ぐらい登り坂が続いたので、ちょっとキツかった。まあそれでも、難易度はかなり低い方だとは思う。楽しかったです。

12枚目。ダムから見える風景。

ダムは標高が高く、山に囲まれているため、自然と景色が素晴らしくなる。非常によかったです。これを見るだけでも、「ダムを目指す意味」というのは分かってもらえるのではなかろうか。え? 別にダムである必要はない? そうかなあ、、、
このとき、ちょうど14時頃。だいたい2時間でここまで来たことになる。片道20Kmなので、まあ妥当な時間かな。あとは坂を下って帰るだけ。

13枚目。お目当てのダムカード。

そしてダムカードもGET。現在天ヶ瀬ダムは再開発中で、カードも「建設中」バージョンがもらえた。ちなみに通常バージョンも一緒にもらえる。この再開発バージョンは、もしかしたら後々レアカードになるかもしれない。
ダムカードは、7つ集めるとなんでも願いを一つ叶えられる、という冗談をダムカード収集者なら一度は口にしたことがあるかもしれない。僕もその一人。残り6つのダムカード収集に向けて頑張りたい。

ちなみに、ダムカードの裏面には、そのダムの情報が書かれている。総貯水量や完成年など。これを見るのも結構面白い。裏側も見ておこう。

え!!?


分霊箱だったのか…….

ダムカードは願いを叶える道具ではなく、ヴォルデモート卿が作った分霊箱(の偽物)でした。めちゃくちゃ入手難易度低かったけど。
そんなおふざけもしたところで、今日の記録は終わりです。


帰り道。鴨川。

今日は「シンプル日記」と言いつつ、普通に「ガッツリ日記」になってしまいました。じゃあ最初から「チャリ旅日記」とかにしとけばよかったかな。まあいいや。

チャリ旅、基本的にすごく楽しいです。まだGWはすこーしだけ残っているので、サイクリング日和の昨今、皆様もダムを目指したりしてみてはいかがでしょうか。休み明け、「休日何してた?」という質問にも「ダムカード集めてた!!」と答えられます。そう答えた後、どうなるか、僕は責任を持てませんが、、、