ロケットマンの実況感想(実況なのでネタバレしかありません注意)

ドアをバーンと開けてオレンジ色のド派手衣装のエルトン登場。円形に並んだ椅子の1つにどっかと座る。自己紹介。名前はエルトン・ハーキュリーズ・ジョン。自分はアルコール依存症でコカイン中毒で…これが依存症のミーティングの場である事が分かる。
自転車に乗って男の子登場。子供時代のエルトン(レジー・ドワイト)だとなんとなくわかる。ここで"The Bitch Is Back"のミュージカルシーン。レジーのママ登場。二の腕!帰りが遅いからって夕食捨てる事ないのになぁ。
パパ帰ってくる。ベッドルームのレジーの顔を見にも来ない。
ミーティングルームでの独白。子供時代は幸せだったと言うエルトン。あからさまに嘘。とにかくパパママ不仲でレジーにも愛情無し。ピアノを弾きつつレジー幼児から少年にチェンジ。王立音楽院に奨学生として入れる事になったのに全然嬉しそうじゃない両親。婆ちゃんだけが頼り。
音楽院に楽譜を持ってこないレジー。耳で聞いたらすぐコピーできるから必要ないんだね。
"I Want Love "ミュージカルシーン。レジーだけではなくパパママ婆ちゃん変わりばんこに歌うのでちょっとびっくり。
ママ浮気をレジー目撃。パパ出て行く。泣くレジーを慰める婆ちゃん。この家で優しいの婆ちゃんだけだな。流石に辛い子供時代を思い出してしまって涙のミーティング中エルトン 。
エルヴィスのレコード。ロックンロールとの出会い。リーゼントは今だけよ。薄毛の家系だから20歳でツルツルよって。お母さんって時々こういう無神経な事言う生き物だよね。自分も気をつけよう。
王立音楽院でリーゼントでロッカーみたいにピアノ弾いて先生に渋い顔されるレジー。
パブのシーン。"Saturday Night Alright For Fighting"ミュージカルシーン。このミュージカルシーンは最高だ。少年レジーが頭のリーゼント撫でつけてメガネクイッと上げるの可愛い。タロン君演じる青年レジーにチェンジ。踊りがキレッキレですよ。
プロモーター登場。黒人グループのバックバンドの打診。エルトンの音楽ってソウルの影響を強く感じるがこの辺にルーツが。リードボーカルの人、俺はデトロイト出身の痩せこけた黒人だった…過去の自分を捨ててなりたい自分になるんだ。痺れるセリフだなぁ〜レジーはステージネームをつける事を決意。音楽事務所に売り込み。"Candle In The Wind"ピアノで。
ここで初めてエルトン・ジョンを名乗る。バーニーが書いた歌詞が入った封筒、これに曲を付けてと渡される。運命の出会い、バーニー登場。これはボツだから…"Border song"の歌詞を引っ込めるバーニー。良い詩だとエルトン。パブで不評のカントリーソング"Streets Of Laredo"実は2人ともお気に入りだった事が分かる。気が合うんだね。
ここで先程の"Border song"。
He's my brother let us live in peace…2人の関係を表しているよう。
黒人グループとテーブルを囲むエルトンとバーニー。お前ゲイだろ?と突然言われてうろたえるエルトン。
アラベラのフラットを出ざるを得なくなりピナーのエルトンの実家に。愚痴言うママを尻目にバーニーに渡された卵の染みがついた歌詞を持ってピアノに向かうエルトン。
髭を剃るバーニーに聴こえてくるエルトンの歌声。名曲"Your Song"誕生の瞬間。君のいる世界はなんて素晴らしい。
アメリカでの初ライブ会場トルバドール。派手な衣装を買えと事務所のディックおじさん。エルトンのド派手衣装の始まり。
"Amoreena"が流れる中ハリウッドへ。タワーレコードだ!はしゃぐエルトンとバーニー。
トルバドールでのステージ。
I remember…
曲は"Crocodile Rock"。バーニーの隣にいつの間にかスタイル抜群美女が…
ピアノに足どっかり乗せて歌うエルトン。これ本当にやってたんですね。
パーティに移動。さっきの美女としけ込むとバーニー。全然気にしないよ風を装うエルトンだけど…
ここでエルトン寂しく1人パーティを彷徨い歌う"Tiny Dancer"。消えていくバーニーと美女…
ここでドンペリ持ってジョン・リード登場。ハンサムなジョンに釘付けのエルトン。
"Take me to the pilot"と共にベッドシーン開始。しかしタロンエルトンは小太りと言うよりマッチョ過ぎませんかね…
ここで"Hercules"。ツアーをこなしレコードは売れどんどんスターになっていくエルトン。
キキ・ディーと"Don’t Go Breaking My Heart"のレコーディング。ノリノリの事務所のレイ君可愛い。そしてジョン・リード再登場。動揺しまくるエルトン。もうメロメロ。
"Honky Cat"ミュージカルシーン。踊りながらコカイン吸ったりヘディングしたり。エルトンはサッカー好きなんだよね。
ジョン・リードが専属マネージャーに。自分達ががデキてるのがマスコミにバレるとまずいのでダミー彼女を作ろうと提案するジョン。両親に口裏合わせしといた方が良いと。話しながらエルトンの抜け毛を気にしてる。
再婚した実父を訪ねるエルトン。何しにきた?ってパパそりゃないよ。既に2人息子をこしらえている。有名人実家帰省あるあるでレコードにサインを頼まれるが…相変わらず自分に関心なさそうな実父。車に乗り込み涙ぐむエルトン。切ないシーン。
ママに電話でカミングアウト。
知ってたわ。お前は一人ぼっちの人生を選んだ。一生愛されない。ママひどい。その後ジョンにも殴られ…
殴られた跡をメークで隠し、コカイン吸って酒を飲んでステージに向かう。
バーニー登場。こんなおかしな衣装で歌いたいの?お前は口を出すな!バーニーの忠告を聞かないエルトン。
ここで"Pinball Wizard"。ピアノ弾きながらどんどん派手派手衣装変わる変わる。
家族や実家のご近所さんまでやってきてLA自宅豪邸でパーティ。美女連れてきてご機嫌バーニー。
大量のカプセル剤を酒で流し込むエルトン。朦朧としながらプールに飛び込む。
ここで"Rocket Man"。プールの底には宇宙服を着た子供時代の自分が…プールから運び出されてストレッチャーに乗せられる。そして朦朧としたままドジャースタジアムへ…オーバードーズの2日後ドジャースタジアム公演って実話なんですよね。エルトンも若かったから乗り切れたんだろうけど凄すぎる。
バーニーに休みたいと持ちかけられる。君も一緒に行こう。牧場に行って昔みたいに曲を作ろう。拒否するエルトン。
どんどんとんでもなくなる衣装。"Bennie And The Jets"。退廃生活の極みの中過去の出来事が走馬灯のように…
レコード売り上げが減ってる事に苛立つエルトン、ジョンと口論。君の死後も自分には2割のお金が入る。クズ発言のジョン。
レコーディングシーンで美女登場。ここで"Don't Let the Sun Go Down on Me"その美女とエルトン結婚式。結婚したのに朝別々の部屋から出てくる2人。ごめん…謝るエルトン。
高級レストランでママとフレッドと食事。エルトンママ老け具合がリアルだなぁ。お前のスキャンダルのせいで迷惑してる、とエルトンを責め立てるママ。そもそもママの愛情不足が原因だろうにねぇ。ここで"Sorry Seems To Be The Hardest Word"ミュージカルシーン。今度はバーニー。これも老け具合が絶妙。メイクさん凄い。誰もお前を嫌ってない。自分を大切にしろ。まだ素直に助言を聞けないエルトン。
ここで"Goodbye Yellow Brick Road"。どんどん体調が悪くなるエルトンに鞭打つように公演を追加するジョン・リード。鬼。
エルトンもう限界。冒頭で着ていたオレンジ色のド派手衣装に身を包み、ステージには向かわず車に乗り込み向かった先は…ここで映画は冒頭のシーンに繋がる。
ミーティング会場。プーマのジャージの普段着姿になったエルトン。エルトンの前にお婆ちゃん、ママ、ジョン・リード、継父フレッド、パパが次々と現れる。
そしてバーニー。愛しているよ。いつだって…そして最後に現れた自分の子供時代であるレジーをハグするエルトン。
病院でリハビリ生活のエルトンに曲をつけてくれと歌詞を渡して去るバーニー。君は俺の兄弟だろ。バーニーとのシーンは胸熱ですね。
ピアノに腰掛けたエルトン。歌い始めるのは"I'm Still Standing"。
ミーティング会場を白いスーツにストローハット姿で踊りながら出て行く。MV忠実に再現してますよ。
エルトンのその後の人生、依存症を克服してデヴィッドと同性婚、2人の子供にも恵まれる。良かったねエルトン(涙)。
エンドロール。エルトンとタロンのデュエット"I'm Gonna Love Me Again"に乗せて、映画と実際の画像の比較。映画での衣装の再現度が高い事が分かります。子供時代の写真も映画の中の1シーンとそっくりなのがほっこり。

エルトンの曲はそれぞれのシーンにあつらえたようにぴったり。恥ずかしながら彼の曲はあまり知らなかったのでが、これからたくさん聴いていきたいと思いました。
そして今のエルトンが幸せそうなのが何より。長生きして下さい。