ドントルックアップの感想

every thing every where all at onceをもう一度見たいと思いnetflixを契約したんですが、僕の好きな「マネー・ショート」の監督(アダム・マッケイ)が昨年頃に公開した「ドントルックアップ」があったので視聴!

ざっくりとした感想としては「おもろい!けど、マネーショートのが好き!」って感じでした。もちろん風刺がきいていて好評なのも理解できるのですが、ちょっと政権批判するために政権側をアホにしすぎじゃない?って思いました。

〇面白かったところ
①演出
マネーショートの時もすごく好きだった、途中途中で写真や風景の描写を挟むことでドキュメンタリー感覚で見ることができた。おしゃれ。

②企業やネット社会に対する描写
 後半のサポーター企業(GAFAやテスラっぽい)が、突出した科学力を持つがゆえに、暴走してしまう描写などは、現実で起きてるテスラとウクライナ戦争の件とかもあってすごくリアリティがあってよかった。

〇個人的うーんポイント
①政治家が頭悪くかかれすぎでは、、、。
 前半隕石の墜落を大統領に報告する場面があるんですけど、nasaに対応をまかせ静観をするとの答えるだけで政府の対応に不安を感じた主人公たちがマスコミにリークするという流れがあるんですけど、もうちょっとうまいことできたんじゃないかなーと思いますね(例えば、以前も同様の報告があったが、対処できたので、今回も騒ぐことのほどでもないとか、逆にアメリカ国内で事態を収拾し、世界に向けアピールするために主人公たちの行動に制限をかけるとか)

インテリ層が事態を軽くみたために一般市民が不利益を被るという展開はマネーショートと一緒なんですけど、マネーショートは実際に起きた事件であるという説得力があったので、すごい楽しめたんですけど、今作はちょっと主人公たち(というか政権風刺のために)に都合の良い展開があったためにの完全にのめりこむことができませんでしたね。

ただ、絶賛される意見があるのも納得できる風刺のきいた描写や環境問題を重く受け取らない現実への問題定義としてすごい作品だとはおもいます。本作を見たいろんな人の意見を聞いてみたいですね。また、本作を気に入ったひとはマネーショートをぜひ!よろしくお願いいたします!もうめっちゃおもろい。みんないい性格してる!おすすめです。

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