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〔浜魂アーカイブ〕浜通りメソッドを作りたい(2016/1/3掲載)

<「浜魂」公式サイトアーカイブ>
※本記事は、「浜魂」公式サイトに掲載されていたものです。
肩書・内容は掲載当時のものとなります。

小野 綾子さん
双葉町復興支援員
浜通りメソッドを作りたい


2番目のプレゼンに登場したのは、東京からやってきた双葉町の復興支援員、小野綾子さんです。小野さんのテーマは「浜通りメソッドを作りたい」というもの。浜通りの人たちの「逆境を乗り越えてきた経験」を「浜通りメソッド」として、日本に、そして世界に活かしたいという内容です。

仮設住宅などを中心に支援活動している小野さんですが、いつも浜通りの人たちの前向きさに元気をもらっていると語ります。同じように復興支援に関わる友人たちも「浜通りに来てから自分も元気になった」と語っているそうで。「浜通りには、人を元気にするパワーがあるんじゃないか」と小野さんは訴えます。

そこで小野さんが考えたのが、浜通りの人たちのハッピーパワーのメソッドを作りたいということ。そのメソッドをどう集め、どう体系化していくのか、その手法についてのアイデアをハマコンで集めたいと言うことでした。浜通りだからこそのハッピー。そこには確かなパワーが感じられます。

福島にはHAPPYをつくるコツが眠っていると訴える小野さん。小野さん自身も福島に来て人生が変わったそうです
活発な意見が交わされたブレストの模様。皆さん全員で即興的、そして瞬発力を持ってアイデアを出していきます
学生団体「コネクト」の学生を交えて進めていくことで、学生リーダーを輩出することにつなげたらどうか、というアイデアが採用されました。期待大!


●ブレストテーマ

浜通りの人たちが震災後に経験してきた「浜通りメソッド」をどう集め、どのように体系化してアウトプットしていけばよいか。そのアイデアを集めたい。

●櫻井さんが絞り込んだアイデア

客観的に声を集めていくために、浜通りの人と浜通り以外の人でチームを作り、インタビューをしながら言葉にしていく。学生トライセクターリーダーにとっても重要なフィールドワークになり得るので、学生団体「コネクト」にチームに入ってもらう。

●ベビーステップ

参加してくださる方とブレストをもう1回行ってさらにアイデアを具体化する。

浜通りメソッド、素晴らしいと思います。なかなか体系化、言語化されていなかったものを可視化させることができれば、後世に伝わるメソッドになりますし、これからの地域づくりにも役に立つはずです。ブレストでは、学生団体「コネクト」の名前があがりましたが、単体で動くのではなく、他のプレゼンターともコラボできる可能性もあるだけに、ぜひ実現に向けてスタートして欲しいと思います。

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