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〔浜魂アーカイブ〕みんなごちゃ混ぜで野菜満喫(2016/2/12掲載)

<「浜魂」公式サイトアーカイブ>
※本記事は、「浜魂」公式サイトに掲載されていたものです。
肩書・内容は掲載当時のものとなります。

第1回ハマコンで「諦めのない社会」についてプレゼン頂いた、ソーシャルデザインワークスの北山さんが繰り広げる「ごちゃ混ぜイベント」第2弾が開催されました。今回は「農業体験ツアー」です。2月7日(日)、60人を超える参加者が集まり、小川町のファーム白石に伺って全員で野菜を収穫し、自分たちで調理して、野菜のおいしさを味わいました。

この「ごちゃ混ぜ」イベント、前回は、同じハマコン第1回のプレゼンター永山優香さんとのコラボ「三和町三坂地区の廃校プロジェクト」が開催されましたが、今回はいわき市を通じて、いわきまちづくり観光ビューローの協力を頂き、観光バスをチャーター! 公的機関との連携も始まっていること、大変素晴らしいですね。

大変冷たい風が強く吹くという天候の中、60名を超える方が集合。
農家の白石長利さんのレクチャーを受け、さあ野菜の収穫! 大きくて重いキャベツに子どもたちも大興奮!
ハマコン公式アイドル「シーサイドシスターズ」のメンバーも人参を収穫!
白石さんが手塩にかけて育てたキャベツ。シャキっとした食感、野菜本来の爽やかな甘みとえぐみ。強さの際立つ野菜です。
ソーシャルデザインワークスの北山代表も大根を収穫!
採れたての野菜を刻んで鍋を作ります。畑のすぐ脇で作る鍋はとても贅沢。
今日の鍋は、エビで出しをとり、野菜の旨味を味わうべく味噌ベースの薄味に。身体に染み渡りました。

この日収穫したのは、ブロッコリー、キャベツ、ネギ、人参、大根の5種類の野菜。それらをみんなで包丁で切り、味付けしてみんなで頂きました。野菜の収穫体験では、白石さんに1つひとつ丁寧に教えて頂き、楽しみながら収穫の喜びを感じることができました。

畑の土に埋まっている野菜をみんなで採り、みんなで調理してみんなで楽しむ。とてもシンプルなことですが、多様な人たちが1つの目的のために同じ行動をする中で、自然と交流が生まれます。その人の出自や職業や、ましてやどんな障がいを持っているかなんてほとんど関係がありません。そういう環境を作ることが、実は「障がい」の本質を知るための大きなきっかけになります。

今日、参加してくれた子どもたちは、見た目に何らかの障がいがあったとしても、ほとんど気にすることなく一緒におしゃべりしたり、野菜を取るのを楽しんでいました。「福祉のため、障害者のため」といった要素はなくても、楽しい、面白いというポジティブな雰囲気のなかに、たまたま自然に障がいのある方も混ざっていて、大人も子供も、日本人も外国人も混ざっている。

そんな「ごちゃ混ぜ」イベントだからこそ、感じられることがあるのだと思います。北山さんの「ごちゃ混ぜ」イベント、この日に味わった鍋のように、浜通りという身体のなかに、じわじわと染み渡っていきそうです。

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