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〔浜魂アーカイブ〕Beacon CITY IWAKIを実現したい(2016/1/29掲載)

<「浜魂」公式サイトアーカイブ>
※本記事は、「浜魂」公式サイトに掲載されていたものです。
肩書・内容は掲載当時のものとなります。

羽賀 公亮さん&井嶋 滋さん
いわき明星大学/東日本計算センター
Beacon CITY IWAKIを実現したい


さあ、第6回ハマコンのプレゼンを、プレゼンターごとに詳しく紹介していきます。この日の最初のプレゼンターが、羽賀公亮さんと井嶋滋さんの2人。現在、いわき市鹿島のショッピングセンター「エブリア」で利用実験中の「Beacon(ビーコン)」についてのプレゼン。このビーコンを使って、商業、格好、防災や防犯に役立てようという内容です。

ビーコンというのは、一言で言えば「位置情報を知らせる小型の無線発信装置」。例えば、登山者に持たせれば登山ルートを管理・確認できるだけでなく、遭難時にも位置を知らせるツールになりますし、例えば野球場でビールの売り子に自分の座席位置を知らせたりと、「位置」に関するさまざまなサービスに応用されています。羽賀さんたちは、それをいわきの活性化に利用できないかと考えているのです。

そこでこの日のプレゼンで2人が訴えたのが、実験中の鹿島エブリアにおいて、どのようにビーコンを利用すれば買い物が楽しくなるか。ビーコンがあることで買い物が楽しくなり、思わずお店に行きたくなり、そしてそれが地域経済の活性に繋がるはずだと2人は訴えます。ITによる地域活性。聞き慣れない言葉だと感じた方も多かったと思いますが、ブレストでもさまざまなアイデアが出されたようです。

鹿島エブリアをビーコンで活性化できれば、それをいわきの他の場所でも実践できると羽賀さん。ITによる活性化を思い描きます。
実物のビーコンを手に持ち、ビーコンについてわかりやすくレクチャーして頂いた井嶋さん
いわき市民には馴染みのある鹿島エブリアだけに、生活者、買い物客目線でさまざまなアイデアが出されたようです


●ブレストテーマ

鹿島エブリアのある鹿島地区で、ビーコンをどう利用すれば楽しく買い物ができるか一緒に考えたい。

●2人が絞り込んだアイデア

ビーコン利用10000人目の人がきたら豪華賞品をプレゼントするため、人数をカウントするアプリをつくる。

●ベビーステップ

まずは100人目に向けて、入場者数がカウントされるアプリを開発する。

ハマコンでは珍しいITによる地域活性について考えるプレゼンとなりました。特にエブリアのある小名浜に地区には、今後イオンの大型ショッピングモールがオープンされる予定ですし、いかに既存商業施設を活性化させるかは、市内に共通する話題でもあります。市民に愛される商店にするためのIT技術。実際に、すでに鹿島エブリアでは試験運用が始まっているようですので、実験で得られた知見とハマコンのアイデアを結びつけて、より魅力的なアプリ開発に挑んで頂きたい所です。

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