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〔浜魂アーカイブ〕磐城平城跡地の活用を考えたい(2016/1/29掲載)

<「浜魂」公式サイトアーカイブ>
※本記事は、「浜魂」公式サイトに掲載されていたものです。
肩書・内容は掲載当時のものとなります。

山崎建見さん&鈴木基治さん
たいらまちづくり株式会社
磐城平城跡地の有効活用をみんなで考えたい


最後のプレゼンターが、いわき市平地区のまちづくり会社で代表を務める山崎建見さんと鈴木基治さんの2人。テーマは「磐城平城跡地の有効活用を市民みんなで考えたい」というもの。磐城平城の跡地利用を巡っては、私有地になっていた土地を市が公有化するという宣言があり、たいらまちづくり株式会社が各種イベントなどを開催しています。同社ではこれまで、平城跡地の利用方法について考察。その結果「演劇」をキーワードに有効活用できないかと言う案が出たそうです。

そこで今回のプレゼンでも、その演劇をどのように作り出し、市民一緒に活用方法を考えられないかを考えたいと訴えました。訴えた、といっても、通常のプレゼンではなく、なんと「寸劇」。会場からも時折笑いがこぼれる楽しいプレゼンとなりました。しかし中身はどこまでも真摯。観光名所ではなく市民の誇りとして根付くような平城の跡地利用について意見が交わされました。

なぜ寸劇かと言えば、平城の跡地利用に関して「演劇」を作りたいと言う希望があるから。なので今回は敢えて寸劇のプレゼントなったわけですが、ブレストは意外にもかなり真面目なものになり、磐城平城の勉強会や歴史を学ぶイベントなど、様々な案が出されたようです。平城の復活が果たされる頃には、2人の演技力もプロ級になっていることでしょう。

磐城平城の跡地活用を演劇で盛り上げたい。だから寸劇でプレゼン!
公共事業にするのではなく、市民からアグレッシブに関わっていきたいと山崎さん
鈴木さんも見事?な役者ぶりで磐城平城の有効活用を訴えました


●ブレストテーマ

演劇を通して磐城平城の有効活用案をみんなで考えたい。

●2人が絞り込んだアイデア

市内の小学校の学習発表会で磐城平城をテーマにした演劇作品を上演する。

●ベビーステップ

まずは歴史を知ることが必要。歴史を学ぶ勉強会などを開催し、情報発信に努める。

すでに「演劇で」というのは基本線のようですので、これからどれだけ現実的に落とし込んでいくかが鍵になります。これからは市民の出番ということになると思いますが、いわき市は演劇の盛んな所ですし、小中学校、あるいは高校演劇などと関わりつつ、地域の歴史を学ぶ機械が増えていくと、磐城平城をテーマにした地域づくりに発展していくかもしれません。

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