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〔浜魂アーカイブ〕田人町の自然・伝統を通して”学びのある”体験教室を提供していきたい!(2021/12/21掲載)

<「浜魂」公式サイトアーカイブ>
※本記事は、「浜魂」公式サイトに掲載されていたものです。
肩書・内容は掲載当時のものとなります。

下條真輝さん(いわき市田人町)


【課題や想い】

いわき市田人地区地域おこし協力隊として活動中の下條さん。町おこしと子どもが自由に自主性を持って遊べる自然体験活動などの企画・提供をしています。地域おこし協力隊の任期終了後の2022年度に起業し、田人町の自然・伝統を通して”学びのある”体験教室を提供する事業をスタートする予定です。今回の浜魂では、その事業のプログラムを充実させるためのアイデアを募集しました。

【皆と考えたいアイデア、テーマ】

下條さんが参加者からアイデアを募集したテーマは以下の3点です。

  1. どんな体験(遊び)をしてみたいか?

  2. どんな体験をさせたいか?

  3. 地域のおじいちゃん・おばあちゃんから学んでみたいことは何か?

【ディスカッションで生まれたアイデア】

参加者の皆さんからは、田人の自然や伝統をコンテンツ化して観光客を呼び込む、さまざまなアイデアが出されました。具体的には・・・

  • ロープ結び、釣りをしてその場で魚を焼いて食べる、子供が設営撤収まで体験できるキャンプ、土いじり、火を使うなどのサバイバル体験プログラム。

  • 自然を活用した「リアルマイクラ」を実現し、ゲームの世界をリアルで体験できるような環境づくり。(マイクラ=3Dブロックで構成された仮想空間の中で、サバイバル生活や建築、ものづくりや冒険が楽しめるゲーム「マインクラフト」の略)

  • 田人のこんにゃくのおいしさを体験できるワークショップ型のプログラム。

  • こんにゃくの花の面白さにフォーカスし、コンテンツ化。

  • 収穫だけではなく成長の全工程を通して体験できる農業体験プログラム。

  • 地域のプロがツアーガイドとして案内するパッケージツアーづくり。

  • 林業と漁業を組み合わせ、山も海もあるいわき市全体を紹介できるプログラム。

  • キーワードは「人とのつながり」。現地の人とつながりを持つ機会をつくる。

  • 健康、食育、美容といったキーワードとこんにゃくを結びつけ、こんにゃくについて学ぶ機会を設ける。

  • まずは市民に訪れてもらい、その後県外の観光客に広げていくというような段階を踏み、最終的にインバウンド観光客も狙う。

【選んだアイデア】

たくさん出されたアイデアのうち、「細かいパッケージを組んでいく」というアイデアが一番しっくり来た、という下條さん。

まずは、川の魚を釣って食べたり、キャンプの設営から撤収まで子供に任せたり、というような環境を整えて体験パッケージを作るところから、最初の一歩を踏み出したいとのこと。

細かいパッケージを組み合わせることで、最終的には、「マインクラフト」(仮想空間の中で、サバイバル生活や建築、ものづくり、冒険などが楽しめるゲーム)を田人でリアルに楽しめる「リアルマイクラ」につながるような流れを作っていきたいと話してくれました。


ディスカッション後のアイデア共有の時間には、田人の名産「こんにゃく」の花のインパクトがすごい!という話題で大盛り上がり!ご興味がある方はぜひ検索してみてください。

田人で「リアルマイクラ」を楽しめる日が楽しみですね!
浜魂では、今後も下條さんのチャレンジを追いかけていきます!ぜひお楽しみに!


*プロフィール*

神奈川県相模原市出身、福島県いわき市在住。

横浜市で子どもの習い事教室の講師として勤務経験。その際、鮫川村のキッズキャンプにボランティアとして参加し、子ども達が自由に遊び回り育む姿を見て、「自分自身も子ども達が自由に遊び、自然の中で自主性を持って学ぶ力を付けられる」活動をしていきたいと思うようになる。2019年8月よりいわき市田人地区地域おこし協力隊として活動中。

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