今年買って良かったもの 2023
年末が来た。
もう今年も終わりだよ。
こんなにも人間は進化しているのに毎年、「今年も早かったねぇ」だとか、「もうあと1週間しかないの!?」だとかいうことを繰り返す。
アホか。
カツヲはアホじゃないから、そんなことは言わない。
ところで、あの、ホントなんですけど、今年はほんとに早かった。今までと比にならないくらい早かった。190日ぐらいしかなかった気がするなぁ〜〜〜
noteを始めてから3度目の年末です。
今までほぼやってこなかった俗っぽい投稿をここでやります。
パンクロックが好きで、流行りから目を背けて自分の好きなものばかりに集中していて、大学生が嫌いな私は、お察しの通り俗っぽいものが苦手です。
でもやります。俗っぽい投稿。
大学入学以降、もう守銭奴の如くバイトに入っては貯金。貯金貯金。
月の収支が赤くなることはほぼなく、2年間で、大学院入学の際に一人暮らしをするための目標貯金額を達成した。
大学3年次でも相変わらず扶養ギリギリまで稼ぎつつ、貯金用口座とは距離をとったものの、普段使いの口座に財産を蓄え続けていた。
そして今年。私の家計簿はほとんど赤色です。こりゃうめぇマグロの色だよ。おれはのどぐろだとかキャビアだとかトリュフだとかを食べたいのに。なんで高い食べ物って真っ黒なんだよ。
なんだかんだ今年も扶養ギリギリまで稼いだ(ほんと凄い。)のに、そのお金はどんどん使い、大学3年次で蓄え続けた財産も使った。
その結果、「ちょきん きん きん」で回ってきていたはずのカツヲのめちゃギントンは、いつの間にか「かつを かつ かつ」になってた。まぁ語呂が良いからむしろいっか。
1. K.Yairi 『RF-90』
これ、今年イチ、いや、人生イチ高い買い物でした。
2020年12月に家に眠っていたオンボロミニギターを始め、2021年2月頃に友人とYAMAHAのアコギをハードオフで購入。以降そのアコギをシェアしていたが、友人が別のアコギを買ったことで本格的にYAMAHAのアコギを2021年4月に買い取った。
それからはもうギターに夢中の毎日。
されど2022年の夏頃からフツフツと新しいギターが欲しくてたまらなくなっていて、その思いが噴火した2023年2月。ついに買うことを決心した。
もう最初から小山田壮平が使っているこのモデルを狙っていた。
正確に言うとPredawnがK.Yairiから借りていて、それを小山田壮平が借りパク?したそうだが。
良いアコギは案外中古の方が良い。
ということから、お宝を求めてカネコアヤノがGibson SGを買ったミリメーターズミュージックに行ってみたり、楽器店を回ってみたりしたもののイマイチピンと来るものがなかった。
というか、完全にK Yairiを求めていたけどね。
なんとなく店舗で買いたかったのだが、結局ネットでほぼ新品なのに定価の7割ぐらいの値段で売られていたこの子を発見した。
ギターが届く前日は、バイト先の大好きなK先輩と筋トレをした末に27時まで立ち話をしていた。
寝坊して受け取れない可能性が怖かったため、リビングで雑な睡眠をして10時頃念願の対面。
もう、違った。
コードをじゃらーーーんと鳴らしてすぐ分かる、きらびやかで深みのある音。倍音ってこういうことか!!!オール単板ってこういうことか!!!めちゃめちゃ感動しました。こんなに違うものなのか!!!
そしてデザインがもう素敵。ローテク大好き人間のカツヲにドン刺さり。透明のピックガードにフレットの装飾は最小限。されど美しいサウンドホール。なんかイマイチサンバーストが好きでは無いのでナチュラルカラーにしたが、それがまたシンプルさを際立たせる。
愛してます。普段小山田壮平のアコギで聴いているK Yairiの音。少しジャラジャラと鳴る特徴的な音。
もうガチの宝物です。コイツでカツヲの2023年は始まったし、コイツで2023年のカツヲの財布の紐はぶっ壊れました。
ちなみに今まで使っていたYAMAHAちゃんは、自力でサドルを削って弦高を下げまくっているのでめちゃめちゃ弾きやすく、K Yairiに負けず劣らず愛してます。
2. Paul Reed Smith 『SE 245』
これまた2022年の夏頃からフツフツとエレキギターが欲しくなっていた。
実を言うと2022年の2月に、ずっとエレキベースをやっているバイトの社員さんから激安エレキギター&ベースを貰っていたのだが、やっぱり弾きづらく、その社員さんにアコギを買ったことを伝え、エレキも欲しいということを話すと、つい最近買ったはずのコイツを何故か6万で譲ってくれた。
中古で12万ぐらいで買った、と言っていたため恐らく新品で15万ぐらい。だからとてつもなくお得で貰ってしまった。
でもこの記事を書くにあたって調べてみたら定価10万しないぐらいでしたわ。ってことは中古で相場7万くらい。全然お得じゃないじゃねぇか。
そういえば、エレキギターの交渉中に、中古でそのアコギ(K Yairi)と同じぐらいの値段(中古購入額)だったと、はぐらかされた気がする。
でも悪い人では無いはずだから購入時よりも安く譲ってくれてるはず。社員とはいっても3個上で、かなりだらしない人だったけど、悪い人では無いはずです。よね?なんかちょっとやらかしてもう会社を辞めたらしいけど悪い人では無いはずです。よね?
2012年製っぽいこいつのこのデザインはあまり中古で見かけないから案外レアなのかな。と思うようにしているが、もちろん状態は良いし、こいつを弾くようになってから、ギターのレベル急速に上がったから投資と思えばだわね。
2つ目にして疑念の少し残る今年買ってよかったものでした。
3.keisuke kanda 『手縫いのジャージ 下 (青)』
カツヲはファッションに関しては女性を参考にすることが多いし、かなりカネコアヤノに影響を受けている。
あまりにも良すぎるライブ映像のひとつである『愛のままを (りんご音楽祭)』で、気持ちよさそうに歌うカネコアヤノが履いているこのジャージ。
というコンセプトの古着リメイクのブランドであるkeisukekanda。
カネコアヤノや銀杏BOYZのライブ衣装等を手がけ、節々に感じるパンクな雰囲気と遊び心のあるデザインが魅力。
↑神田恵介さんが監督をしている銀杏BOYZのMV。カツヲが愛してやまない森川葵さんが出演してます。全員観ろ。
お目当てだった手縫いのジャージは人気商品のため入手が難しく、左右のデザイン、色合いが異なり袖口やポケットに大きく入ったステッチは、後ろ指さされようが関係ない。自分の着たい服を着るんだ。という信念が溢れる。
昔はミリタリー系を出していたようだが、近年はレディース志向のふわふわ系デザインが多い。
脚が長く、とてつもなくスタイルの良いカツヲにはメンズサイズがないことが悩ましいポイントではあったが、メルカリに張り付いた末に購入した。
届いた。あまりにも良かった。まじでお気に入りです。
自分はまんまカネコアヤノと同じスタイルで、白Tをタックインし、その恐るべきスタイルの良さを見せびらかしている。
右ポケットにチャックが付いているのがまじで良いです。そんでブランドの象のワッペンがキュート。
自分はキレイめの服を着た次の日はダル着を選び、周囲からのギャップ萌を狙って生きているのだが、そんなダル着として着ていくジャージがとてつもなく素敵なものだからもうQOLバク上がりです。
4. LEVI’S 『LVC 1954 501 JEANS PLACE IN SPACE』
ここ5年ぐらいずっとデニムは履いていなかったが、1年前ぐらいから急に履きたくなった。
家にあるデニムはなんだかピンと来ず、LEVI’Sで1本目のデニムを買ったのが2月。
その時買ったダークインディゴのデニムはもう素敵なのだが、その後ライトインディゴが欲しくなり、コイツを買った。
セール、あるいはUSEDのどっちだったか忘れたが、定価の30%ぐらいでを手に入れた。
こいつがあまりにも良すぎた。
サイズも色も質感も肌触りも全てが自分の求めていたもので、超超超お気に入り。
そんでこの色のデニムまじで優秀すぎる。流石にダークインディゴには負けるけど、色んな服に合わせられるし、キレイめに見えるし。
ところでこの商品、何故かオンラインストアで常にセールで半額ぐらいになっている。なんで?人気ないのかな、まじで良いのに。今持ってる服で1番好きです。
デニムなんて何本持っててもいいですからね。
5. すし耕 『海鮮丼』
「買ったもの」というニュアンスとは少し違うのだが、今年食べて美味しかったものとしてあまりにも忘れられない海鮮丼。
3月に大学院の見学を兼ねて北海道へ行ったのだが、美味いものしか存在しない事で有名な北の大地は、食の興味がありまくりの自分には憧れの場所だった。来年から2年間過ごすことになるつもりだった北海道に希望を抱いて見学に行った研究室はなんだかイマイチで、少しガッカリしながら海鮮丼を求めて小樽へ向かった。
店の近くの駐車場で車をこすってしまい、警察も呼んでテンション爆下がりの中食べた海鮮丼は、それはもうありえないぐらい美味かった。
そもそも海鮮丼って基本美味しいじゃないですか。
ちゃんとしたお店で食べる海鮮丼は何円でも美味しいし、市場で食べられるような1000円以下の海鮮丼も言うまでもない。
でもこの海鮮丼、ひとつ上のステージでした。
北海道のウニは保存料などが添加されていないため甘い。
という噂を聞いていたが本当に甘かった。ウニは美味しいものであることに気づくことが出来ました。
宝石箱みたいな値段ではあったが、そんなこと忘れるほどの美味しさ。北海道に行った際はぜひご賞味あれ。
6. NEONSIGN 『Innermost color mohair cardigan』
デニムを探していたときに見つけたこのブランドは、
”THE PURSUE OF CLOTH ARTS.”「布芸の追求」
というコンセプトを通して、
自分の色で居られる社会を作る
ことを目的地としている。
なによりもこのブランドの象徴とも言えるデニムが欲しかったが、ずっとカーディガンが欲しかったため購入した。
ちゃんとしたカーディガンを買ったのは初めてだったが、もうめちゃめちゃ良いです。
モヘアの加減や、色の出方がとにかく理想で、奥に潜む青と表面に浮かぶ緑のコントラストが素敵。
やや広めの首元に、低めのボタン配置。
ゆったりと着れるこだわりのデザインです。
こんなにも良いものを買ってしまったらこれからのカーディガン選びに難を極めるだろうな。
なんといってもダークグリーンが合わせやすい。暗めのくすみカラーは合わせやすい。
そしてしっかりしたカーディガンはめちゃめちゃ暖かいし。
マジックテープにひたすら注意をしつつ過ごさなければならないが、愛着はもう十分。2022AWのもので、ZOZOTOWNではまだ売っているが今季でなくなりそうな予感がするためお早めに。
7. BEAUTY&YOUTH 『コーデュロイ パンツ、ジャケット』
ずっとこの色のパンツが欲しかった。
またセットアップが欲しく、暗めのネイビーか暗めのブラウンで探していたときに見つけた。
姉がベージュのセットアップを着ていたのだが、スタイルが良く背の高い姉はクソほど似合っていた。同じくスタイルが良く背の高いカツヲに似合わない訳がなく、10月頃に注文し受注生産の為3週間ほど待ってやっと届いた。
大正解でした。
なかなか届かず、秋過ぎてまうよ、着る機会なくなってまうよ。と思っていたが、しっかりめの生地で案外暖かく、異常な暖冬である今年は大活躍した。
やっぱり暗めは使いやすい。なおさらブラウンは合わせやすいし。
やっぱりセットアップはローテクであればローテクである程よいと思う。
程よいマチがある洗練されたデザイン。
そもそもセットアップ似合いすぎだわおれ。スタイル良すぎるもんおれ。
ジャケットが短めの丈だからタックインが良いですねやっぱり。
てか男のセットアップが少しダサく見えるのって、タックインしないからだと思うんですよね。
あとはズボンの丈が短く、スキニー気味のやつを履いてることが多いから、キレイめのはずなのに野暮ったく、だらしなく見える。あるいはオフィスカジュアルっぽく見えるからなんだよな。多分。わたくしみたいにスタイル良い人はタックインした方がいいです。
ちなみに先日、わたくしはこのセットアップを研究室の美人で優しい先輩に褒められて(というか、オシャレだよね、と言われて)、調子に乗っておりますので、来年はセットアップを9999999着買おうと思います。
8. カネコアヤノ 『タオルケットは穏やかな』
買ってよかったもの、とは少し違うのかもだけど最後はこのアルバムです。
なんか自分は音楽の消費の仕方が丁寧というか保守的というか。わざわざCDを買い、わざわざ音楽プレーヤーへうつすことへの手間に一種の愛着を感じる。
だからほんとに好きなアーティストのCDはなるべく買うようにしているのだが、その結果感じる「作品感」というかなんというか。サブスクでは感じ取れないアーティストの思いが伝わってくるのよ。
それはそうとして、例えば特典があったからとか、歌詞カードのデザインが良かったから、とかそういうのではなくただただ『タオルケットは穏やかな』は名盤だった。
音楽の幅が狭く、量を聴く訳でもない自分が言うのは説得力がないが、ややアイドル的な雰囲気があった第1期カネコアヤノは『さよーならあなた』で大きな転換点となったような気がしていて、その後モラトリアム的な『群れたち』を挟む。
そして、圧倒的名盤『祝祭』、個人的にそれを超えてきた『燦々』と続き、“日常”を包む“音楽”、あるいは“繊細さ”に潜む“ロック”が形作った第2期カネコアヤノが『よすが』で完結し、第3期カネコアヤノの始まりとも言える本作。
少し繊細な女の子が気を許して雑なところを見せてくれた感じがする。
そんな作品をアナログ媒体として持っていることへの嬉しさもありつつ。
なんだか丁寧に音楽を消費しているくせに、雑にアーティストを消費するような物言いをしてしまっているようで申し訳ないので、ここで終わりにします。
まじでみんな聴いて下さい。
ということで『今年買って良かったもの』でした。
どうしても今年中に出したくて、かなり文章が雑なのでまた加筆修正します。が許してください。年末なので。
あの、ほんとにお金を使いすぎてヤバいです。でも年末に沢山バイトして6万ぐらい稼いだので、来年買おうと思っていた10万円分の洋服類を買ってしまいましたが許してください。年末なので。
年末なので眠いですが、今なら『金欠寝不足金クレー射撃 2023 in japan』で優勝出来るかもしれません。何を言っているのでしょうか。
なにはともあれ、こちらは盛り上がってまーーす!!!スタジオにお返ししまーす!
・・・
何を言っているのでしょうか。今年最後の記事がこんなんで良いのでしょうか。来年は“困難”に見舞われてしまうかも。なんちって。
おあとがよろしくなさすぎますが、今年もありがとうございました。
良いお年を。
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