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諦めたのか、諦めざるを得なかったのか
今年もまた4月がきた。
社会人になってから毎年思い出す。日差しと草木が生み出した春の匂い。真冬から少しばかり湿度を増した空気。暖かさと冷たさが混ざり合った風。春到来の知らせを感じると、毎年思い出す。社会人1年目のこと。
あんなに頑張りたいと思っていた仕事。強がって飛び出した実家。初めての地方での一人暮らし。儚くも半年で終わりを迎えた。当時の私には、死ぬか辞めるかの二択だった。
どんなに辛くて
「精神的に向上心のない者は、馬鹿だ」-こころ
夏目漱石の「こころ」は学生時代に国語の授業で読んだ。授業で読んだというより、夏休みの読書感想文の課題図書として指定されていた。この本を読んだ時から忘れられない言葉がある。
「精神的に向上心のない者は、馬鹿だ」
当時高校2年生だった私は、全くその通りだ、とこの言葉を強く胸に刻んだ。受験を考え始めなければいけない夏に与えられた課題だったから。その約1年半後、第一志望の大学と、それ以外の志望校と滑り
愛情ほど人間というものを必要とするものはない
好きと嫌いが同時に存在してるときの心って、どっちかに100%偏ってる時よりしんどいものがある。好きと嫌いが50と50で存在してるんじゃなくて、そのふたつが100ずつで存在していて、それぞれが180度違う方向に振れてるせいで、強いて言えば極度の緊張状態に似た精神状態がずっと続いてる感じ。うまく伝えられないし例えられないし意味不明すぎる…
私が勝手に嫌いになる分には私だけの問題だからいいんだけど、相