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tataが音楽業界の未来を予測してみた

このnoteは2020年5月29日のオンラインサロン『Online Music Salon』への投稿をもとに作成しています。

こんにちは

とんがりコーンを食べる時にそれぞれの指にとんがりコーンを装着して「ドラキュラ!!」と言ってから食べるtataです。さて、今日は音楽業界ってこれからどーなるのだろう?どうすれば上手く経済が回っていくんだろう?という思考実験をしてみました。

もうね。楽しくて楽しくてどこまでもできそうなんです。最後は妄想みたいになっていますが、結構、マジです。もしかするとこんな未来が待っているかもしれません。

#今日はである調で書いてありますが 、特に深い意味がありません。


CDはマジでいらない。


CDが売れなくなった。それは、音楽ビジネスがCDからサブスプリクションの配信(Apple MusicやSpotify など)へとモデルチェンジしたからだ。まだ、日本ではスマートスピーカーの普及率が高くないが、5GになりIoTが当たり前になればスマートスピーカーの普及率も上がるとみている。そうなればいよいよ音楽を聴くのではなく、音楽は環境そのものになる。音楽業界はCDが売れなくて大変苦しんでいるというのが本音だ。それは音楽業界がCDというビジネスモデルの栄光からなかなか抜け出せないからだと思うそして、この変化はアーティストにとって「CDが売れた」から「聴かれた」の変化にかわる。つまり、配信はどれだけ売れたではなくどれだけ「聴かれたか」で売上の分配が決まるのだ。どれだけ「聴かれたか」ランキングもあまり意味をなさず、世の中にランキングという文化はなくなっていくと思う。

これまでのCDのビジネスモデルだとリリース時に初速で最大瞬間風速を作り、バーンと売れてヒットソングを作る。ただ、配信の場合は初速はそれほど良くなくても、長い目で見れば10年継続して聴かれる曲の方が強かったりする。つまり、曲を売るというよりかは、いかに視聴者の生活圏に入るのかを想定する必要があり、まったく戦略が違うのだ。事実、僕も昨年の夏にHomePodを購入して以前より家の中で音楽を聴くようになったが、「Hi Siri cafe musicを掛けて」というとCafeで流れてそうな曲が流れてくる。心地よい曲が次々流れてくるが、その曲が、一体、誰が歌っていて、どんなタイトルの曲なのかを知らずに聴いているのがほとんどだ。

結論からいうと配信で爆発的ヒットソングは構造的に無理だということ。そして、CDの代替として配信を捉えていると必ず失敗する。配信は、アーティストにとって名刺みたいなものになり、誰でもコストをかけずにそのアーティストのサンプル曲にアクセスできるツールとなるだろう。しかし、アーティストやサウンドエンジニアにとっては良い側面もある。クリエイターとして本当にいい音質を提供できるようになるからだ。音源制作の現場は、実は超高音質(ハイレゾ)でマスターデータを作った上で、CDという規格に納めるために低音質に落として出荷しているという現実がある。クリエイターからするとせっかく苦労して作った作品をいい音で聴いてほしいのだ。

映像でいうとわかりやすいと思うのだけど、せっかく4Kで撮影し編集したのに、地デジ前のテレビの画質に落さなくてはならないというイメージ。もちろん、ハイレゾになればデータは重たくなるが、映像ほどではないし、5Gがあたり前になれば、配信はすべてハイレゾ音源になると思う。


音楽は無料になり教典となる


では、アーティストはどんな戦略を考えればいいのか。CDデッキが家にない時代に未だにCDが売れ続けている場所がある。それはライブ会場だ。ライブ会場では、CDはCDとして売れているのではない。

売れている理由は2つある。

1、ライブに来たおみやげ

2、アーティストへの支援目的

CDが売れること自体は音楽ビジネスに苦戦しているなら喜ばしいことだが、こういった理由でCDが売れているという事にもっと着目した方がいい。ちなみに現在のアーティストの思考は、ライブではCDが売れるのだからCDは作っておこう、だ。ぶっちゃけ音楽は配信で聴ける。

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毎週火曜日と金曜日に投稿します。こちらの内容は、オンラインサロン「Online Music Salon」(https://xn--pckln2b.biz/community)での投稿を元に作成しています。

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tataの日頃の気付きを共有していきます。主にはサックスや音楽の話題が中心となりますが、映像、WEB、ビジネスといった話題にも触れていきた…

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