人生を変えた、たった一瞬の出会い

どこかのショッピングモールで、何かの買い物をしていた時、
ふと耳にした音楽があった。

「だから僕は待って待って 未来を待って立って ずっと生きてるって感じてたかったから」

びびっときた。不思議な直感だった。
手元のスマホで、すぐにこの歌詞を検索した。
この曲が、「プロミスザスター」という名前なのだと知った。
ある日ある時突然偶然、BiSHという存在が、私の人生に登場した。

BiSHの曲は、真っすぐだった。
それを歌うメンバーの姿も、真っすぐだった。
決してかっこつけず、気取らず、背伸びせず、いつでも等身大でありのまま。そんなBiSHの曲たちと、メンバーの姿にめちゃ魅かれた。

BiSHという存在と私の人生は、大きく絡み合った。BiSHとBiSHの音楽があったからこそ、乗り越えられた日々もあった。救われた自分もいた。前を向くことができた。「自分」という存在に、愛しさを感じることもできた。
BiSHと共に歩みを進める毎日は、間違いなく青春だった。

BiSHは今年6月に解散してしまい、今では過去の「記憶」となった。
こんなにも美しくてはかなくて、人生を彩る「記憶」は、後にも先にも二度とないかもしれない。
BiSHとBiSHの音楽が育ててくれた自分の芽を、大切に大切にとにかく大切に、おばあちゃんになるまで枯れないように生きる。
それが、BiSHと私の「つながり」になるから。

"今ではつながりなんて あの空だけ"(BiSH「オーケストラ」より)


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