【CL東京11-4&VS.カビゴン4-1】 カビゴンLOは怖くない!?リザードンexデッキ解説
○はじめに
こんにちは!チームun:takeのはなおです!
今回は2025年シーズン1発目のCL東京で2日間ともにリザードンexデッキを使用し11勝4敗と満足のいく結果が出せました!
また、その中でリザードンexデッキが苦手とするカビゴンLOに対して、4勝1敗と高勝率を出すことができたため筆をとらせていただきました!5回もカビゴンと当たっているだけでもうおもしろい。
VS.カビゴンLOはリザードンexデッキを使っている方は苦手意識を持っている方が多いかと思いますが、意識するポイントを押さえれば必ず勝率が出せるようになりますので是非最後まで読んでいただきたいです!!
▽自己紹介
まずみなさん、はなおって誰やねんという感じかと思いますので簡単に自己紹介をします!
私はスターバースあたりからポケモンカードをはじめ、2023シーズンのS1からシティリーグなどの競技的な場に出るようになりました!
以下成績です!
特筆できる成績を残していないためチームun:takeではお笑い枠扱いを受けていますトホホ
お笑い枠なりにチームに貢献できるよう日々頑張って練習をしています!
また、ステラミラクル後のリザードンを使用した直近の成績は以下のとおりです!
72戦中52勝で勝率は72%以上出せているのでリザードンへの理解度は高くなってきたと自負しています😤
▽チームun:takeの紹介
・kaede(カワノシュウヤ)@tikuwaV3
リーダー。CL横浜TOP8シティリーグ2連続優勝など実績多数
池袋のシーシャバーre:b(@re_b_shishabar_)の店長でもあります。
チームメンバーと定期的にre:bに集まって練習しており、メンバーも参加する定期練習会をトナメルで募集していますので要チェック👀
・マサムネ(タカハシユウト)@pokemon_volt
WCS2024TOP32,CL札幌TOP8,2024CSP累計270ptなど実績多数。
世界大会での体験談がYOUTUBEにアップされているので要チェック👀
内容は有料ノート級です!
・かるは@karuha_pokemon
リザードンを使うきっかけをくれたメンバー
・どりゅーず@furu_zeni
パオジアンマスター。42歳。
・じゃすみん@jasmine_SW_
note界の帝王
・くろくま@0kurokuma325
WCS2023DAY2
・shota@maiku0109
みんなのパパ
・ハーパー@HarprTCG
WCS2024南アフリカ代表🇿🇦
最近YOUTUBEを始めたのでチェック👀
・みぽ@pk_mipopo
WCS2024出場の新入り
○リザードンexデッキの特徴
まずは前提となるリザードンデッキの特徴を強み、弱み、現環境での立ち位置の3項目に分けて整理していきます🧹
▽リザードンexデッキの強み
このデッキはリザードンexの高耐久を活かしたマジレス性能、エーススペックの匿名性、デッキスロットの自由度が明確な長所だと思うので、それぞれの項目について以下で整理します!
マジレス性能
マジレス性能とはHPと攻撃性能の面で半端な対策札を寄せ付けないカードスペックのことで、友達のふとん(@game_futon)がリザードンの性能を語る上でこの言葉を使っていてハマりました笑
このデッキにおいてメインアタッカーとなるリザードンexはHP330の高耐久、サイドを取られた数に応じて最大330点まで打点が上がる技、進化するだけで攻撃に必要なエネルギーをまかなえる特性をもち、1枚で完結しているとんでもない性能のポケモンです。
中打点、中耐久のミライドンなどのデッキや非エクを主体としたコンボで戦う古代バレットやロストバレットなどはリザードンexを立てるだけで形勢が逆転してしまうことがあります。
つまり、このポケモンのHPと打点の高さを押し付けるだけで相手はリザードンexを突破する要求が発生し、リソースが削れていくほかリザードンが場に残る場合はボスの指令などを使いさらにサイドを取り進めることができ、大抵の場合サイドの2-2交換以上を見込めます。
エーススペックの匿名性
現環境はとんでもなくパワーが高く1枚で形勢逆転できうるカードであるエーススペックを1種類1枚だけデッキに採用することができます。
エーススペックを採用しないデッキは99.9%存在せず、エーススペックからデッキを組み始めることも多いです。
そのため、アーキタイプ毎に採用するエーススペックは限られやすく、環境上位のタケルライコはプライムキャッチャー、ドラパルトexはきらめく結晶、サーナイトexはアンフェアスタンプといったようにアーキタイプを見れば大体のエーススペックは透けてみえるため対策ありきで立ち回りをされてしまいます。
その点リザードンexは自身の特性による単体での攻撃の再現性、ピジョットexによる確定サーチによりどのエーススペックを採用しても噛み合いが悪くなることがありません。
そのため、現環境のリザードンに採用されるエーススペックは多様で対戦相手からするとエーススペックがわからないためアンフェアスタンプとヒーローマントと偉大な大樹とプライムキャッチャーのケアをしながら立ち回らないといけなくなります。
ほとんどエーススペックを読んで対策することが不可能といえます。
デッキスロットの自由度
リザードンexは自身の特性によりエネルギーを山札から直接自分の場のポケモンに3枚までつけることができます。
このテキストのおかげでリザードンexデッキにはエネルギー加速を目的とするサポートを入れることや、手貼り用のエネルギーを手札に加えるグッズなど攻撃をサポートするカードを入れる必要がなく、エネルギーを手札に引き込む必要もほとんどないためサポート、グッズ、エネルギーを他のデッキに比べて大幅に削ることができます。
空いたデッキスロットには環境へのメタカードを入れたりさらに安定に寄与するカードを入れたりできるので、苦手なデッキが環境に存在してもメタカードを採用することで極端に不利になることがなく適応することができます。
また、採用したメタカードはピジョットexの特性「マッハサーチ」で確定でサーチできるため空いたスロットを有効的に活用できる点も強く感じます。
▽リザードンexデッキの弱み
2進化デッキ特有の事故率
2進化デッキは2進化ポケモンが高耐久、高火力、優秀な特性を持ちますが、1,2進化と進化させる必要があり、順当に進化させていたら場に出すまで3ターンもかかりますし、中間進化のポケモンが倒されないとも限りません。
また、進化速度を補完するために2進化デッキには「ふしぎな飴」がよく採用されていますが、ボウズめくりで都合よく揃う札でもありません。
いくらリザードンexが強くても立たずに速度で押し切られてしまっては良いとこなしですので、序盤はロトムやピィなどの優秀なドロー効果のあるポケモンだったりペパーなどのグッズを持って来れるサポートなどで手厚く介護してあげる必要があります。
ヒトカゲやポッポは弱いポケモン
先ほどからリザードンexの強さを延々と語っていますが、そのリザードンexに進化するヒトカゲは弱いポケモンです。HPは70しかなく技も2エネで30しか出ないためアタッカーとしての運用はほとんどありません。
また、ヒトカゲが盤面にいないとリザードンになれませんが、HPが低いため月光手裏剣やキュレムのトライフロストなどで簡単にボードから消されてしまいます。
ピジョットexに進化するポッポも同様で、かつHPがヒトカゲより低い60ですのでドラパルトexのファントムダイブも大きな脅威になります。かわいいですね。
そのため、ヒトカゲやポッポが場から枯らされないようにボードを作ってあげる必要があります。
例えば、マナフィやベラカスラインを採用してヒトカゲの2面どりを回避するなどの対策が必要な場合があります。
環境の手裏剣やトライフロスト、ファントムダイブなどの占有率を把握しながらメタカードを採用することを検討します。
山を作りづらく縦引き性能が低い
このデッキはピジョットexの特性により必要な札を確定でサーチすることができることや、採用されているサポートがペパーやナンジャモなど山札を掘っていくというよりはその都度必要なパーツを集めるものや相手に負荷をかけていくサポートが中心であることから、終盤にかけても山札が厚いことが多いデッキです。
タケルライコexやレジドラゴVstarなどの山札を掘りきった上で友達手帳などでリソース札を戻すことにより手札干渉に強い山づくりができるデッキとは本質的に違った立ち回りが求められているように感じます。
▽リザードンexデッキの環境での立ち位置
前項のリザードンexデッキの特徴を踏まえて現環境のデッキたちに対する有利不利を整理します!
楽園ドラゴーナ環境のシェア
まずは現環境の整理からしていきます!
これはCL東京2025DAY1のデッキ分布です。
環境デッキの内訳を見るとタケルライコex、リザードンex、ドラパルトexデッキの三すくみはステラミラクル後から変わらずで、それ以下のシェアにはサーナイトex、ルギアVstarなどの常連たちが名を連ねています。
リザードンデッキvs.環境デッキの有利不利
シェア1位から9位までのデッキとリザードンexの有利不利をざっくりと整理していきます。
微有利などの表現は人によって捉え方が違うため今回は有利、不利、五分の3つで評価しています。
【有利】
・タケルライコex
この対面は2-2-2が容易に狙えるほかタケルライコex側が、かがやくリザードンを避け続ける要求も重いため有利かと思います。
・トドロクツキex
相手はリザードンexを倒すのに狂いえぐるをする必要がありますが、返しにひをはくやカースドボム、かえんばくなどの非エクで返す手段が豊富なので戦いやすい相手です。
【五分】
・カビゴンLO(五分)
のちほどたっぷり語らせてください!!笑
ちなみにデータの詳細をみるとリザードンのカビゴンへの勝率は15%ほどでしたが後述のプレイ解説のとおり立ち回れば五分以上に持っていけるかと思います!!
・リザードンex
上手い人が勝ちやすいと思います。同じくらいの人がやったら引き次第かと思います。
・サーナイトex
全盛期のロスギラvs.サーナイトのような感覚があります。
間合いみたいなものがある気がします。
・ルギアVstar
相手もこちらもできることが多いので、お互いのデッキの回り方に左右されそうです。
【不利】
・ドラパルトex
デッキの弱みのパートでも触れましたが、ドラパルトexの技ファントムダイブが重く、序盤からポッポやヒトカゲが枯らされると四つに組んで戦う前にやられることも多くあります。
・パルキアVstar
ボム+月光手裏剣の対話拒否性能が強いデッキです。
デッキの弱みのパートで記載したように、序盤が脆いデッキなのでそこを突かれやすく大変な対面です。
・レジドラゴVstar
ドラパルトデッキと同様にファントムダイブを序盤から楽に打てるため盤面を壊されやすいほか、オーガポン緑の面がリザードンを1発で倒してくるため隙がない印象です。最後までレガシースターを残されてしまったらいよいよ勝ち目が薄いです。
〈有利不利を踏まえてなぜリザードンなのか〉
現環境のリザードンの立ち位置を整理しましたが、有利対面が極端に多いわけでも不利対面が少ないわけでもないという評価でした。
それでもリザードンを選択した理由は、五分対面の多さにあります。
五分対面は全て対戦における対話次第で勝率が変わると考えており、今回は練習時間をリザードンに多く割くことができたため五分対面への勝率が担保できる自信があったため選択しました。
また、不利対面においてもタケルライコの活躍によるドラパルトの減少によって不利対面の母数が減ると考えました。
次の項からは、今大会に持ち込んだデッキのリスト解説やVSカビゴンへの立ち回り方をメインに解説していきます!!
頑張って書いたので有料にさせていただいておりますが、練習の中で得た立ち回りの主軸やtipsなどをたくさん詰めているので買って後悔はさせません!!
ぜひ次の項からは読んでみていただきたいです!!
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