函館記念 最終考察

函館記念 最終考察

【予想の前提】
今回はトラックバイアスを基に馬券を予想。
今の函館は土曜日のレースを見ると、インや逃げ馬が馬券に残る馬場。今までのBコースとは特徴が違っています。今までは差し有利馬場の外枠を狙うのが函館記念の定石だと思いますが、今年は違う展開になると思います。インで脚を溜められる馬、外から捲って馬場のいい内を取れる馬。この2パターンの脚質の馬から買いたいと思います。

【本命】
1番 サヴォーナ (池添) 
→今回はこの馬を本命に。この枠順は最高ですね。Bコースで馬場が荒れているので、内をあけて走る馬が多いです。ただ去年のブローザホーンしかり、一昨年のハヤヤッコしかり、インを差してきた馬が好走しています。なので、パワーがある馬であればインを通った方が有利です。ここで注目したいのが、3走前の日経新春杯です。この時は距離ロスをなくすために内ラチ沿いを走る競馬。 この時は外差しでパワーのいる京都だったので、今の函館はマッチすると思います。ちなみに、この馬の京都新聞杯はタイム指数118。
宝塚記念を勝ったブローザホーンと0.1秒差。
阪神大賞典は状態も悪く、外を回すロスがあったので度外視。春天は出遅れたので度外視。 
今回はスタート練習に力を入れているので、出遅れずにいい位置が取れそう。近2走と比較すると明らかな相手弱化なのに、斤量57.5kgの恩恵を受けることが出来た。能力上位で、妥当の1番人気ですので、この馬を本命に。

【2列目】
10番 トップナイフ (和生)
→今回はこの馬を対抗に。
すぐ横にアウスヴァールがいるので、この馬がハナに立つ競馬をすれば、その後ろを先行すれば、いいポジションを取れると思います。昨年の札幌記念を馬場が傷んだ内を突いて、あのメンバーで2着に好走。能力を考えてもGⅢなら勝ち負けのレベルだと思います。 負けたクラシックレースは、すべてスタートで膝蓋が外れての競馬なので、度外視できる内容でした。次走が札幌記念なので、休み明けの叩きだと思ったのですが、調教がかなり動いているので、ちゃんと函館記念を勝ちに来ていると思います。ちなみに、トップナイフがG1取るとしたら、大阪杯だと思うんですよね。そのためには春に向けて、賞金加算をしたいと思うので、ここは重い印を打ちたいと思います。

16番 マイネルクリソーラ (丹内)
→今回はこの馬を穴馬に。中山記念の時に、夏の小回り戦で狙いたいと話した馬です。なのに前走は新潟大賞典に出て、キレ負け。ここが舞台適性抜群の舞台なので、ここで狙いたいです。問題は、今までの函館記念じゃないことです。
 大外を引いてしまったのはマイナスですね・・・ 中山金杯は外枠でロスが多い競馬でも3着と負けて強しの内容。中山記念はイン前有利を出遅れで後方から5着。スムーズに競馬さえ出来れば、タフさが問われる重賞なら勝てるはず!
後は展開が向くことを祈るのみです。
チャックネイトをマークしてくれれば、好走が出来るのではと思いますが、チャックネイトより外を回すことになりそうなので、心配しかないです。後は斤量56kgを信じるしかないですね。
内枠を引く、もしくはアケルナルスターとチャックネイトが内枠だったら良かったんですが、他馬との枠順関係も厳しいですね・・・

2番 オニャンコポン (菱田)
→陣営は距離が長いとコメントしています。
それも合って、内で脚を溜める競馬をしたいとコメント。この枠順は素晴らしいですね! 
 前走の巴賞は上り最速で、サンストックトンよりも前にいていい脚を使っているので、サンストックトンよりはこの馬の方が強いとは思っています。今のイン有利馬場なら、この馬に展開が向くと思うので買いたいです。

4番 グランディア (三浦)
→前走のエプソムCは、東京のキレ勝負+大外で適性外のレース。 度外視できる内容だったと思います。三浦ジョッキーの北海道遠征も稀なので、ここは勝負の連続騎乗だと思います。スピカSを見ても、小回りコースの方がこの馬の適性が出せるので、積極的に買いたい1頭です。

12番 ホウオウビスケッツ (岩田父)
→消そうと思ったのですが、この馬場なら消せないですね・・・今回は距離延長なので、無理にハナに立つとは思わないです。おそらく、馬のリズム重視で折り合いをつけながらの競馬になりそう。巴賞の勝ち馬が全く結果を出していないのですが、それは函館記念が外差し有利になるからです。ただ、今の馬場は外差し有利と言えるような馬場ではないんですよね。調教も動いているし、前走は叩きだったのかも?と思っています。巴賞勝ち馬は来ない、という過去データで人気が落ちるなら面白いと思います。  

【3列目】
 3番 エンパイアウエスト (武史) 
→内枠、斤量が軽い。これ以外の買い要素がないんですよね。前走も牝馬限定戦なので、能力的に通用するかどうか。調教も動きが重いと感じています。単純に能力が足りないと思ってしまうんですよね。函館の武史なので、一応相手には入れるぐらいの評価です。

 5番 サンストックトン (佑介)
→福島民報杯は、直線で不利があったので度外視できる内容。前走の巴賞は前有利で度外視可能。上り最速の脚を使っているので、馬の能力は通用すると思います。ただ道中が後ろすぎるんですよね。後ろすぎて、今の馬場だと届かないという可能性があるので抑えまでに。ちなみに、武史でしか馬券に来ていないというのも怖いです。

 11番 アケルナルスター (黛)
 →この馬には、この枠順は最悪ですね・・・
この馬が好走するときは、道中から外を回してポジションを上げる競馬。それが今回できるか。この馬より外に道中捲る馬がいるのが問題なんですよね。 チャックネイトとマイネルクリソーラに蓋されると思います。 チャックネイトとマイネルは重賞でも好走している馬なので、この2頭よりは少なくとも前にいないとダメなのですが、佐々木君が乗るチャックネイトは先行すると思うので、この馬には展開が向かず。巴賞の競馬が出来れば好走してもおかしくないので、相手には入れますが、積極的に買いたい馬ではないです。

 13番 デビットバローズ (武豊)
→ホウオウビスケッツについていくだけなので競馬はしやすいと思います。レース後に豊さんが、この馬の適正は2000mの方がいいとコメントしている分、思ったより人気しちゃっています。
ただホウオウビスケッツとの斤量差だけを考えれば、前回が同斤量から今回は1.5kg差。ハンデを考えればビスケッツンに逆転してもおかしくありませんし、今の馬場も合うと思います。ただ、1.5kg差で巴賞の0.3秒差が縮まるのか・・・
 ビスケッツも余力を残している感じだったので、まだビスケッツの方が強そう。ビスケッツが2列目なら、この馬は3列目という評価です。

 14番 ハヤヤッコ (浜中)
→2年前の勝ち馬なので、マークは必要です。
昨年も5着と掲示板を確保しているので、函館は合う!後は、浜中ジョッキーがどう乗るか分からないんですよね。金鯱賞4着は十分に評価できる内容なので、インを突いてくれば面白いと思います。ただ、大外回したらさすがに届かないと思います。トップハンデを考慮しても、抑えまでに。今までの函館記念なら穴馬候補ですが、内が残る今の馬場なら合わないかと。

 15番 チャックネイト (佐々木)
→この枠順はいいと思います。この馬はロングスパート戦が武器なので、この舞台はプラス。 AJCCは不良馬場の中山のタフさ比べで勝っているので、この舞台でも期待したい1頭です。後はハンデがどうか。正直、外枠からのロス+topハンデということで、ここで狙う馬ではないと思っています。内枠なら蓋されて終了。外枠なら、ロスがあるので勝ちまではないがロンスパ戦を捲ってきて馬券内。という評価でした。外枠に入り、自分の好きなタイミングで捲っていける競馬が出来るので抑えに。

【消し】
 6番 リカンカブール (津村)
 →この馬、重賞だと能力が少し足りないかなと思っています。タイム指数が高くて102。100台後半の馬が多数出走するので、単純に能力面で劣る印象なので、ここは消します。

7番 エミュー (鮫克)
 →2走前は落馬の影響がありながら、上り最速の競馬。次狙えると思ったら、巴賞に出走。
いや、前有利じゃ無理でしょ・・・と思っていたら、案の定、前有利が向かず全く追っていないように見えたので、本当にただ出走しただけ!というレースでしたね。 差し有利なら狙いたかったのですが、今回もイン前有利だと思うので、この舞台でも厳しいかなと思います。

8番 プラチナトレジャー (永野)
→能力が足りないと思っています。
また、クラスが上がってから好走しているのは東京コース。3勝クラスでは、北海道競馬に遠征して馬券になっていない結果だったので、適性が高いとも思わないです。ここは消し。

 9番 アウスヴァール (古川)
→トップナイフとビスケッツは逃げたくはないと思うので、この馬がハナに立つと思います。
ただ、先行勢がトップナイフしかり、サヴォーナしかり、Sからのキレ勝負ではなく、タフなスタミナ戦にしたい馬たちなので、4コーナーで捲ってくると思います。そうなると、この馬には厳しい展開になると思うので消し。

【買い目】
・3連複F
1列目:1
2列目:2,4,10,12,16
3列目:2,3,4,5,10,11,12,13,14,15,16 (計40点)

・3連単 2頭軸マルチ 
軸:1,10
相手:2,3,4,5,11,12,13,14,15,16 (計60点)
 計10000円で勝負!

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