おさけのおはなし
どうも、イラストより飯と酒ばかりの葵 幽希です。
せっかくだからアドカレでもやろうかということで、
語れそうなのがお酒か同人即売会運営くらいしかないのでお酒にしました。
お絵かきは語れるほどフェチや技術が無いんだ。許してくれ。
あと2週間でクリスマスイブ、たまには景気よくお酒でもいかがでしょう?
私?当然飲みますよ。しょっちゅう飲んでるだろとは言わない。
でもそんなお酒のことを皆様はどのくらい知っているでしょうか。
なんとなくビールを飲んだり缶チューハイを飲んでいるだけの人もいるのではないでしょうか。
もちろんお酒が苦手、アルコールに弱いから飲まないって人もいるでしょう。
せっかくの機会なので、自称酒好き(酒クズ)の私がちょっと語ってみようと思います。
クリスマスや年末年始に向けて、お酒をちょっとでも興味をもらえたら幸いです。
あ、20歳未満の人は将来の楽しみにしてね。
1.楽しいお酒の飲み方
お酒を調子乗っていっぱい飲んで、次の日グロッキー…なんて経験はあるでしょうか。
二日酔いはめっちゃしんどいです。私も何度苦しんだか…
次の日気分が悪くなるのはとてももったいないものです。
じゃあどうすればいいか、大体下の2つを守っていれば大丈夫です。
そこそこ飲む私ですが、これだけは普段から守っているってことです。
・お酒は適度が一番
まず大前提として「無理に飲んではいけないこと」が一番大切なことです。
飲めない人は無理にいっぱい飲まない。飲める人も限界まで飲まない。
これを守るだけでお酒とのつきあい方はほぼ満点です。
・お水をちゃんと飲もう
無理にたくさん飲まないことに加えて大切なことがもう一つあります。
それは「お水をちゃんと飲むこと」です。
お酒が好きな人ほど、ちゃんとお水を飲みながら飲んでいます。
例えばバーとかでも、度数の高いお酒などにはほぼお水が一緒に出てきます。
お酒と一緒に飲む水などは「チェイサー」と呼ばれます。
酔いすぎるのを防ぐのに加えて、味覚をリセットするなど色々効果があります。
目安としては飲んだお酒と同じくらいのお水を飲めば悪酔いはしにくくなります。
2.いろんなお酒の特徴
お酒の飲み方はわかった。じゃあ飲んでみよう。
でも最初のうちは何を飲んでいいかわかりませんよね。
コンビニやスーパーでは缶に入った様々なお酒が、
一方でメチャクチャ高いお酒があったり…
大雑把にお酒と言ってもその種類はたくさんあります。
ひとまず今回は日本酒、ワイン、ビールあたりを挙げていきましょう。
え?焼酎とかどうするんだって?またどこかで語れれば(あんま飲まないし語れないのだ)
(1)日本酒
はい、私が一番好きなお酒です。
とにかく食べるものと合わせるのが好きな酒飲みである私にとっては、
最も食事と相性がいいお酒だと思っています。
そんな日本酒はだいたい度数(アルコールの割合)が15度、つまり15%くらいです。
ほろよいの5倍、ビールの3倍くらいの濃度です。
少し強めのお酒ですが、その味は芳醇で香り高くフルーティーなものから、
キリッと突き抜けていくようなすっきりテイストまで、幅広く多様な味があります。
そんなたくさんの味の中から好みを探すのは大変です。
お酒の紹介文に加えて、以下の数字が好みを探す助けになってくれます。
・精米歩合(磨き)
日本酒はお米から作られます。
お米一粒のうち外側を削ってお酒にする残った割合が精米歩合になります。
これは品質と値段に直結します。
一般的なお酒であれば精米歩合60%あたり、大吟醸などは50%以下が一般的です。
ちなみに食用のお米はだいたい精米歩合が90%あたりになります。
多く削って精米歩合が下がるとどうなるか。
外側の部分が少なければ少ないほど雑味が無くなり澄んだ味になります。
ただ美味しくなる代わりに1粒あたりに使える部分が減るので量が必要になります。
だから精米歩合が低くなるほど価格は高くなります。
例えば山口県の「獺祭(だっさい)」というお酒には、
一番高い精米歩合は非公表の「磨き その先へ」というものがあります。
おそらく精米歩合は一桁とか。そりゃあ720ml4万円近くするわな。
ちゃんとレポするから誰か飲ませてほしい()
・日本酒度と酸度
次は味に直結する2つの指数です。
まず日本酒度とは甘いか辛いかの目安になります。
ざっくり言うと日本酒度が高ければ辛くなり、低くなれば甘くなります。
次に酸度です。
こちらは読んで字の如く酸味が関わります。
酸度が高ければ酸味が強く角がたった濃ゆい味に、
酸度が低ければ控えめのすっきりとした味になります。
この2つの度数を用いて酸度が高いものを「濃醇辛口・甘口」
低いものは「淡麗辛口・甘口」と呼ばれます。
最初はこの4分類から好みを探すのが手っ取り早いです。
(2)ワイン
・時間とワイン
日本酒の次はワインです。はい、こちらも私が好きなので2番手での紹介です。
高いものは100万超えたりと青天井なのがワイン。
ではどこにそんな価値があるのでしょう?
答えは「手間」と「時間」です。
メチャクチャ高いワインは基本的に数十年前のものが非常に多いです。
長い間タルに入れて徹底管理された場所で保管する…
そうすると味がどんどんなめらかに、深くなっていきます。
またタルの良い香りがだんだんとワインと溶け合います。
そういう時間が織りなす深みや香りは技術では到達できないレベルで、
いまでもたくさんの人を魅了しているから高いのです。
そしたらワインは古いものが美味しいということか。
答えは「No」です。
ボジョレー・ヌーヴォーというワインを耳にしたことがあると思います。
色々ネタにされるボジョレーですが、ボジョレー地方の新しいワインという意味です。
日本風に言うならボジョレー産ぶどうのしぼりたてワインと言うところでしょうか。
今度はしぼりたてならではのフレッシュさ、果実感の強さが引き立ったワインになります。
まあどっちも美味しいしどっちでも飲みます()
・赤?白?ロゼ?
ワインは大きく分けて2色あります。
赤ワインと白ワインですが、具体的に何が違うのか知っているでしょうか。
答えは「皮があるかどうか」になります。
赤ワインはぶどうの皮まで全て入れているため、
ずっしりとした渋みが加わります。
一方で白ワインはぶどうの皮は取って作られています。
だからこそぶどう単体で雑味が少なく、キリッとした味になります。
他にも製造方法の違いでロゼワイン、オレンジワインなど色々な色があります。
どの色が好きかは完全に好みと合わせる料理次第になります。
ワインはじめて飲む人は白かロゼのワインからを勧めます。
値段も1本2000円くらいので十分です(3000円前後あたりが個人的には一番美味しかったり)
(3)ビール
次はビールです。
そうキンキンに冷えてやがるあいつです。
家で冷えてるのをそれが罠とも知らずに語ります。
・ビール界の3強
ビールといえば「キリンビール」「アサヒビール」「サッポロビール」が大手と言えます。
CMとかでもよく見るこれらのビールは一体何が違うのでしょう。
ビールなんだから一緒じゃないの?と思いがちですが、これが結構違います。
それぞれ3つを比較しながらまとめてみましょう。
正直この項目は私の舌からの感想になるため、実際に飲んでみてください。
・キリンビール
最も有名な一番搾りを挙げると、一番麦の風味が強くまろやか。
一緒に食べるなら揚げ物とかよりもあっさり系のごはんが合う。
・アサヒビール
スーパードライが一番人気。実は関西圏はほぼほぼスーパードライがメインだとか。
こちらは酸味とキレが非常に高い。
合わせるなら味の濃いものをこのビールで流してさっぱりする食べ方が◎
・サッポロビール
黒ラベルが一番有名。上2つほど特徴があるわけではないが、逆にそのバランスの良さが売り。
合わせる料理を選ばない強みはあります。私個人はこれが一番好き。
以上のようにそれぞれに持つ特徴は異なります。
料理に合わせてビールを選ぶ方がスムーズですし、
逆に飲みたいビールがあればそれに合わせて献立を組むのもアリです。
私はだいたいそれで献立組んでますし。
・発酵と発泡
でも缶ビールって苦いし美味しくないじゃん、わかります。
私も最初はそう思っていました。
ただこれは1つの大きな原因があります。
日本の缶ビールや居酒屋のビールをはじめ、ビールというとラガービールという種類に属します。
先述の大手のビールも全部ラガーです。
ラガービールの特徴はすっきりさに加えてのどごし、そして「苦味」です。
この苦味が特徴のせいで日本だとビールイコール苦いものってイメージがあります。
じゃあ苦くないはあるのか。あります。
製法でラガー対をなす「エールビール」というものがあります。
エールビールは香りが一番の特徴です。
わかりやすく言うとこっちのほうがかなりフルーティーなものが多いです。
そして味の特徴は甘みとコク、さっきのラガーとは全然違う味になります。
最近はエールビールも缶で見るようになりました。
ビールを敬遠していた人も一度エールビールを飲んでみてはいかがでしょう?
私はビールならばエールビールが一番好きです。飲みやすいからね。
そしてビール編ラストに発泡酒の話を。
厳密に言えば発泡酒とビールは全く別物になります。
最大の違いは味の深さです。
両方比べると、ビールの方が明らかに味の深みがあります。
ただ逆を言えばビールの味が苦手な人は深くない味の方が飲みやすいと思います。
あと発泡酒の方がノンアルだったり健康志向だったりと味以外の部分は強いです。
3.バーに行ってみよう
お酒はちょっと面白そうだなと思ったそこのあなた、
もう4000字近く読んでくれた時点で感謝で酒が飲めます。
最後の項目はお酒を楽しむ空間、そうバーのお話をしましょう。
バーって聞くと「なんか敷居が高い…」「常連じゃないと白い目で見られそう」
こんな感じのイメージを持ちがちです。
ただ実際にはホテルの有名なバーとか、ごく一部のところだけです。
多くのバーはもっと気軽に楽しめます。
お酒とその空間と、ちょっとのおしゃべり。そういうのがすごく楽しいですよ。
・バーの基本的な話
そして常連ばかりの中に入るのはちょっと気が引ける…って人もいるでしょう。私です。
常連さんなどが少ない時間は「開店直後」です。
開店直後であればバーテンダーさんにあれこれ聞くこともできます。
またバーとは一口に言っても色々な雰囲気のお店があります。
店員もオタクでキャラやカップリングのイメージカクテルを作ってもらえるところや、
店主の趣味全開のお店だったり…
まずはお店のSNSなどを見るのが早いです。大体雰囲気がわかります。
そして喋るの苦手でも不安になることはありません。
バーテンダーさんはお酒のプロであると同時に、
人と喋るプロです。
毎日のようにお酒の入った人と喋っているんですから。
人と毎日接するプロということは、変に気取ってもバレます。
また滞在時間はだいたい2~3杯くらいにしておきましょう。
1杯15分くらいゆっくり飲みながら話をしたりするのがちょうどいいです。
酔いすぎる前にさっとお会計するのが一番良いです。
・注文してみよう
バーでは何百種類とお酒のレパートリーがあります。
もちろん自分でお気に入りがあればそれを頼むのが良いです。
ただはじめてバーに行くときは、素直にバーテンダーさんに聞くのが一番です。
大体の場合はどのくらいのお酒の強さは平気か、好きな味は、ごはんの後に来たかなど
色々聞いてくれます。
バーテンダーさんは聞いた内容から良さげなお酒を作ってくれます。わかりやすく言えばお酒版アキネーターです。
注文したお酒が来たら簡単に説明してくれる場合が多いです。
結構この説明も面白いのでしっかり聞いてみてください。
ちなみに飾りでついているフルーツやオリーブは食べてOKです。
食べるタイミングも指定はありません。
色々バーテンダーとお話をしながらお酒が決まっていくのも、
なかなかできない体験ですよ。
4.さいごに
はい、めっちゃ長くなりました。すみません。
好き勝手書くと筆が乗ってしまいますね。これがどうしてお絵かきに活かせないのか。
ということで好きなお酒について、つらつらと語りました。
まだまだ語り足りないこともたくさんありますが、
それはまた機会があればどこかで語りましょう。
今日のところはクリスマスやら年末年始やら、
そういう楽しい時間のお供にお酒を入れてもらえれば嬉しい限りです。
私は語り疲れたのでジンのロックでもまったりのんでぼんやりとMisskeyでもしようかと思います。
それではまたArtで会いましょう。お酒でも料理でもなんでも聞いてね。あと仲良くしてね。