異西方外典Part3

このnoteはアナザーエデンの追加コンテンツである西方外典の二次創作になります。本編とは違う歴史を歩む西方もといメリナ様を見ていただければと思います。西方外典をクリアされた方で二次創作に配慮のある方に向けてのものとなっております。西方外典をクリアされていない方は特にご注意ください!!
※Part2の続きになります。 

 時は少し遡り、アルドが時空の穴を抜けクラルテの元に来る少し前。

アルド「なんでまた こんなところに時空の穴があるんだ? 最近この辺では見かけない魔物が出てくるって話だったし さっきも倒したけどこれが原因なのかな? まぁ行って見れば分かることか よしい……」
いつものように村の人たちの悩みを聞き、解決しようと時空の穴にまで入ろうとするアルドだったが、今日は腰に佩く剣がそれを止めようと話しかけてきた。
オーガベイン「少し待て アルド」
アルド「オーガベイン!? どうしたんだ急に」
オ「どうしたもこうしたもない また関係のないことに首を突っ込み 時空の穴に入ろうとしていただろう お前が今入ろうとしている時空の穴からは妙な気配を感じるぞ 入ればまた面倒事に巻き込まれるかもしれぬ 」
ア 「そ、そうなのか」
オ 「我らがお前を騙したとて我らになんの益がある」
ア 「それはそうかもしれないけど ほっとくわけにはいけないだろ 」
オ 「まぁ 好きにするがいい ただし我らは警告したぞ 」
話しているうち時空の穴からアルドを呼ぶ誰かの声がしてきた
???「……… こ…声………なら… 助け………… 」
ア「向こうに誰かいるのか!? それに助けてって言ってたよな……オーガベインは妙な気配がするって言ってたけど 困ってる誰かが居るなら見捨てるなんてできない よし 行くぞオーガベイン」
オ「好きにするがいい 面白い事が起きるまで我らは眠らせてもらう」
ア「あ、おい!! 妙な気配についてもっと聞こうと思ったのに… 仕方ない 向こうで誰かに会えたら その人に教えて貰えばいいだけだしな」

時空の穴を抜けるとそこは見覚えのない洞窟の中だった、どの時代のどの大陸なのかも分からず、辺りを見回していると不意に声がかかった。
???「ああ 良かった 来てくれたんだね」
ア「ん? だれかいるのか?」
振り返るとそこには背に翼のある人が立っていた
ア「あんたが俺を呼んだのか??」
???「 そうだよ 私はクラルテ とある人にこの本を君に渡すように頼まれて ずっと待っていたんだ 」
ア 「クラルテか よろしくな でもなんで俺のことを知っているんだ?」
クラルテ「頼まれた時に 君について教えて貰ったからだよ アルド いろいろと気になることはあるだろうけど とりあえず この本を読んで欲しい」
そう言われ、わけも分からず本を渡されたアルド。何かを聞き出そうにも、クラルテと名乗った彼は本を読むまでは何も教えてくれなさそうだ。
仕方なく、読むことにしたアルドだった、、

そして、クラルテに着いてきて欲しいと言われ、着いて行くとそこには空間にヒビのようなものが見えた。
ア「なんなんだ これ 空間にヒビ??」
ク「いや ヒビに見えるけど これは時空の…」
クラルテの言葉を遮るかのようにオーガベインが語りかけてくる
オ「なるほど 面白い このためにアルドと我らを呼んだと言うわけか…」
ア「どういうことなんだオーガベイン?」
オ「これほど時空を超える経験をしておきながら まだわからんか アルド これは時空の歪みのようなものだ お前がいつも通っている時空の穴のように安定する前のものと言えばわかるか 」
ク「さすがは オーガベインだね 時空のことに関しては詳しい 」
オ 「ふん お前は この歪みを我らに開けさせるために 待っていたのだろう 下手な世辞はよせ 」
ク「手厳しいね でもその通りだ お願いできるかな?」
オ「だ そうだアルド 我らを使うのなら好きにするがいい 」
ア 「え? 俺が決めるのか? 」
オ「今の我らの持ち主はお前だ この先に何が待っていても責任は取らんがな 」
ア「そ そうか… でもいったいこの先はどこに」
ク「残念だけど それを教えることはできない ただ アルドに助けを求めてる人がいることだけは確かだよ 」
ア「俺に? 助けを? 誰かはわかんないけど困ってる人がいるならほっとけないな」
ク「ああ やはり君はそう言ってくれるんだね ありがとう」
ア「オーガベインで このヒビみたいなのを斬ればいいんだよな? いくぞ!オーガベイン!!」
こうしてアルドは時空の穴に消えていった。
ク「君は本当に変わらないね アルド ……向こうの私達を頼んだよ…」

???「ここは翼負うものの村 ですが…貴方はいったい?? でもこの文字…確かに私のものです なぜ貴方が持っているのですか? 」

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