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マゼラ・アタックにそっくりな現実の計画機について

こんにちわ。
第1回目は予定通りあまり読まれることもなく笑、しかし自己満足のためにもう少し続けていきたいと思います。

機動戦士ガンダム 宇宙世紀 地球連邦軍の戦闘機のネーミングについて|ゼノタ (note.com)


今回は第2回目となりますが、表題の通り、マゼラ・アタックにそっくりな現実の計画機について紹介する内容となります。

全面的に以下の本を参考としており、イラストも拝借しました(従って自分の権利物では無いのでファン活動としてお目こぼし頂ければ幸いですが、掲載取りやめが必要であれば申し入れをお願いします。また権利者以外の方に置かれましては転載はしないようお願いします)。
宣伝のようになりますが、ガンダムのメカ好きは買って損は無い本なので是非一読をお勧めします。自分は電子書籍で購入しました。

「ざんねんな兵器図鑑・極」世界兵器史研究会 [生活・実用書] - KADOKAWA

さて、実際に取り上げる兵器ですが、プレイング・マンティスではありません。(プレイング・マンティスですらググるとヘビメタバンド、遊戯王、作戦名ばかり出て来るんですね、、こちらはその内取り上げるかもしれないです)
ファルコン・アーリー合体戦車というものです。
マゼラ・トップにあたるのがファルコン↓

ファルコン

マゼラ・ベースにあたるのがアーリー↓

アーリー

1950年代にアメリカで実際に計画された兵器で、上部ユニットのファルコンはハヤブサ(隼)の意味なのに対し、下部ユニットのアーリーは巣の意味です。
ファルコンの主目的は偵察任務らしいですが、設計上はマゼラ・トップの飛行時間が5分のところ、ファルコンの飛行時間は1時間ほどとのことで、実現していれば実用性もそこそこあったものと思われます。武装は左右に5基ずつの計10基の114mmロケット弾と7.62mm機銃が1基で、さすがに戦車砲は装備しておりませんが相応な重武装です。装甲はチタンでこの辺もガンダムっぽい笑
一方のアーリーは武装は無く、完全な走行用のユニットです。重量は20t程度で情報はありませんが装甲は恐らく通常の鋼板が主かと。

結局計画は断念されましたが、費用対効果の問題だったらしく、マゼラ・アタックもいうほどびっくりドッキリメカでは無いという精査になるかと思います。ファルコン・アーリーはネットサーフィンですら殆ど情報が得られず、少なくとも現在ですら日本での知名度は極めて低いので、大河原さんや設定スタッフが『機動戦士ガンダム』の準備段階でこれを知った上でマゼラ・アタックを設定したのかは知る由もありませんが、どちらにせよサブメカには相応のリアリティーがあったと言えそうです。

それではちょっとした解説だけですが今回はこの辺で。

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