ジョイフルキング(26)
素敵な文章。綺麗な美しい描写だ。細かい描写だね。こんな綺麗な文章や描写は書けない。だって言葉の意味を知らない。言葉を知らない。国語辞典持ってこないと。
こんな展開にするんだ。こんな構成にするんだ。今まであった物語は、全てこの最後の物語に通じる伏線だったんだ。凄い展開だ。映画にしても面白いだろうね。こんな構成にできるのは決して作者だけの力ではなく、編集者や他の方のアドバイスなんかをうけて、面白くするために議論して出来上がるんだろうな。俺はボッチ1人。お友達を持ってこないと。
面白い本たくさんありますよね。生涯の大半を音楽に費やした私が、晩成になって面白い本など書けない。本をろくに読んでこなかった人が面白い本など書けない。書けない。
で、ここで書けない書けない言ってるとジョイフルキングで間違いなくあいつらが出てくる。
ジョディ「カケルヨ」
マイキー「書ける。気にするな。」
アキ「書けないじゃなく、書くの。」
ほら、やっぱり出てきた。はいはい。
そして3人が、次に言う言葉ももうわかる。
当てよう。
ジョディは、書けないという自分がいてその自分と戦わなきゃならない的な、そういう常識にとらわれるな的なこというと思うよ。
マイキーは、最初は誰だってできないからスタートし、試行錯誤を繰り返し、失敗を重ねながら、素敵な描写いい物語を書けるんだと、失敗してないから書けないだけ的なこというと思うよ。
アキは、本気になってないから的な、かければいいなー的な甘い考えだから書けないのだと、命をかけて書けば書ける!的なこというと思うよ。
ね?ジョディ!マイキー!アキ!
ジョディ「ヤッパリかけないーッテオモッテイルトかけないヨ。かけないかけないトイウじぶんガイルノ。ソノかけないじぶんトタタカワナキャ。じょうしきにトラワレナイデ。」
マイキー「今まで書いたことないんだからしょうがないよ。面白い本書く人だって最初から面白くなんかなかったはずさ。書いて、書いて、書いて、書いて、書きまくって、ようやく今の面白さにたどり着いたんだよ。その中でたくさん失敗し、たくさんの意見を聞きながら役立てながらここまで書けてるんだよ。最初から書けるわけないよ失敗してないもん。」
アキ「書けないわよ本気じゃないもん。死ぬ気で書いてないもん。面白い本はね、ただの本を面白い本にするために命かけて、人生かけて、面白い本にしたの。それだけ。あんたが甘いだけなのに、書けない書けないって、子どもができないできないって泣いてるのと同じ!面白い本にしないと死にますって状況に置いたら少しは面白いもの書けるんじゃないの?」
ほら。当たり。
って当たって当然か。この4人でジョイフルキングだから。きっと俺が考えてることも3人なら当たるはず。
アキ「ていうかあいつ何考えているのかさっぱりわかんない。ウジウジウジウジ…」
マイキー「あいつの考えなんて気にしない。知ったこっちゃない。」
ジョディ「あいつはナニカンガエテいるかヨクワカラナイからウチュウジンって呼びましょう。」
おい!ハズレよりひどいじゃないか!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?